概要
デュエル・マスターズ20周年を記念した『王来編』の背景ストーリーにおけるキーアイテムの名前であり、そしてデュエル・マスターズ20周年のスタート商品「超獣王来烈伝(ザ・キング・オブ・レジェンド)」のタイトルでもある。
本記事では主に前者について記載する。
解説
デュエル・マスターズの世界において、世界の命運すら左右してきた英雄や宿敵の名を記した秘伝の書。
「世界をつなぐ柱」の根元が光り、そこに展開される異空間「王来空間」に何故か入れたモモキングが入手し、同時期に始まったディスペクターの侵攻に対する切り札となる。
モモキングは『超獣王来烈伝』を通じて世界の記憶に触れ、ボルシャック・ドラゴンから『超獣王来烈伝』とそこに記された12体の「王」の力を手にした者が歴史の支配者になれる事実を知らされる。
十二の王一覧
列伝に名を連ねる「王」達は背景ストーリーにおける主人公格からラスボス級と様々。
世界を滅ぼす側の存在もいるが、最終的に全員がモモキングを支える協力者となっている。
- 『決闘王』ボルシャック・ドラゴン
ボルシャックの力を束ねる御存じデュエマの顔。
ディスペクターの脅威から唯一逃れた王でもあり、モモキングを導く先導者として関わる。
- 『闘魂王』ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン
シールド焼却の元祖。
- 『天聖王』聖霊王アルファディオス
光文明以外を拒絶するアルカディアス一族最強の精霊。
- 『破壊王』ヘヴィ・デス・メタル
不死鳥から成り上がった神、あるいは繁栄の弊害に対して世界を破壊する神。
- 『煉獄王』邪眼皇ロマノフⅠ世
何度も蘇る始まりのロマノフ。
- 『黒月王』神帝
時空を超えて降臨するオリジン達の神。
- 『勝利王』ガイアール・カイザー
仲間とのリンクでサイキック・スーパー・クリーチャーへと至る希望のドラゴン。
- 『獅子王』「俺」の頂ライオネル
かつてのゼニス達のリーダーにして友情から光に目覚めたゼロ文明クリーチャー。
- 『無法王』武闘将軍カツキング
アウトレイジ達の代表にして無限大のパワーを発揮するエグザイル・クリーチャー。
- 『熱血王』熱血星龍ガイギンガ
龍解から条件付きエクストラターン効果を引っ提げて現れるドラグハート・クリーチャー。
- 『禁断王』伝説の禁断 ドキンダムX
恐るべき「禁断」の力を振り撒く最凶クリーチャー。
「王」達の中でも特に危険極まりない存在で、モモキングに力を与える際も一筋縄でいかず、その後も蝕む等最凶は伊達ではなかった。
- 『殿堂王』無双竜機ボルバルザーク
存在してはならない力を有する為に封印された隠された王。
- 『未来王』未来王龍モモキングJO
12の王に認められ共鳴したモモキングが至った13番目の新たな王。
邪鬼王来烈伝
モモキング達の世界は『龍の歴史』と呼ばれ、それと対を成す様に存在する『鬼の歴史』(『龍の歴史』の並行世界)における超獣王来烈伝に相当する歴史書。
その正体は「鬼ヶ王魔エンド・ジャオウガ」の武器として登場した「一王二命三眼槍」及び「邪王来混沌三眼鬼」である。
コットンによるとオラクルの教典にも「鬼の歴史」は書かれていなかったらしい。
実はモモキング達が戦った「王」を素材とするディスペクターは、邪鬼王来烈伝に記された12の王達と合体させられていた事が判明。
ディスペクター化しなかったボルシャックの枠のみディスペクターとしても登場しなかった「創聖神 EVE」「蒼世神 ADAM」があてがわれている。
一覧
- 『悪魔王』悪魔神ドルバロム
対となる存在:「天聖王」
- 『魔刻王』魔刻の斬将オルゼキア
対となる存在:「勝利王」
- 『聖龍王』聖霊龍王バラディオス
対となる存在:「破壊王」
- 『奇跡王』時の法皇ミラダンテXII
対となる存在:「禁断王」
- 『起源王』起源神
対となる存在:「熱血王」
- 『天災王』伝説の正体ギュウジン丸
対となる存在:「無法王」
- 『禁断王』禁断機関VV-8
対となる存在:「殿堂王」
- 『邪悪王』龍覇ザ=デッドマン
対となる存在:「黒月王」
- 『暗黒王』暗黒皇グレイテスト・シーザー
対となる存在:「獅子王」
- 『陽炎王』陽炎の守護者ブルー・メルキス
対となる存在:「闘魂王」
- 『零源王』「無情」の極シャングリラ
対となる存在:「煉獄王」
- 『創世王』創世神(蒼世神 ADAM、創聖神 EVE)
対となる存在:「決闘王」
- 『終来王』終来王鬼 ジャオウガ
「邪鬼王来烈伝」に記された12の王の魂を全て取り込み、鬼の歴史を統べる王となったジャオウガ
王を合体元とするディスペクター一覧
ディスペクター | 合体元1 | 合体元2 |
---|---|---|
聖魔連結王 ドルファディロム | 天聖王 聖霊王アルファディオス | 悪魔王 悪魔神ドルバロム |
魔帝連結 ガイゼキアール | 勝利王 ガイアール・カイザー | 魔刻王 魔刻の斬将オルゼキア |
神龍連結 バラデスメタル | 破壊王 ヘヴィ・デス・メタル | 聖龍王 聖霊龍王 バラディオス |
禁時混成王 ドキンダンテXXII | 禁断王 伝説の禁断 ドキンダムX | 奇跡王 時の法皇 ミラダンテXII |
熱核連結 ガイアトム・シックス | 熱血王 熱血星龍 ガイギンガ | 起源王 起源神 |
勝災電融王 ギュカウツ・マグル | 無法王 武闘将軍 カツキング | 天災王 伝説の正体 ギュウジン丸 |
禁断竜王 Vol-Val-8 | 殿堂王 無双竜機ボルバルザーク | 禁断王 禁断機関 VV-8 |
邪帝縫合王 ザ=デッドルナ | 黒月王 神帝 | 邪悪王 龍覇 ザ=デッドマン |
暗獅連結 グレイテスト・ネルザ | 獅子王「俺」の頂 ライオネル | 暗黒王 暗黒皇グレイテスト・シーザー |
白蒼混成 B・W・M | 闘魂王 ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン | 陽炎王 陽炎の守護者ブルー・メルキス |
零獄接続王 ロマノグリラ0世 | 煉獄王 邪眼皇ロマノフI世 | 零源王 「無情」の極 シャングリラ |
DS電融 ザ=デッドNEXT※1 | 邪悪王 龍覇 ザ=デッドマン | 超戦龍覇 モルト NEXT |
戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー※1 | 暗黒王 暗黒皇グレイテスト・シーザー | 超聖竜シデン・ギャラクシー |
終末縫合王 ミカドレオ※1 | 黒月王 神帝 | 獅子王「俺」の頂 ライオネル |
終末縫合王 ザ=キラーキーナリー(非カード化)※2 | 邪悪王 龍覇 ザ=デッドマン | 暗黒王 暗黒皇グレイテスト・シーザー |
原闘混成 ボルシャックADEVE※2 | 決闘王 ボルシャック・ドラゴン | 創世王 創世神 |
※1:『龍の歴史』でのみ出現。
※2:『鬼の歴史』でのみ出現。
- 『龍の歴史』と『鬼の歴史』は並行世界になっており、ほぼ同じストーリー展開となっている。(モモキング達が倒したディスペクター達は、ジャオウガ達も倒している)
- 『龍の歴史』と『鬼の歴史』では、王が違う為、「邪帝縫合王 ザ=デッドルナ」と「暗獅連結 グレイテスト・ネルザ」を分離、同じ歴史の王同士の合体で再構築したディスペクターが『龍の歴史』では「終末縫合王 ミカドレオ」、『鬼の歴史』では「終末縫合王 ザ=キラーキーナリー」となっている。(『龍の歴史』で現れた「DS電融 ザ=デッドNEXT」と「戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー」は『鬼の歴史』ではどうなっているのかは不明)
- 『龍の歴史』の「ボルシャック・ドラゴン」はディスペクター化を逃れたが、『鬼の歴史』の「ボルシャック・ドラゴン」は「創世神」と合体され、ディスペクター化された。
- 正確には背景ストーリーで「ボルシャック・ドラゴン」と同一人物の「勝利の覚醒者ボルシャック・メビウス」は「神羅トルネード・ムーン」と合体され、「勝嵐電融 トルネビウス」になって『龍の歴史』側に現れている。これは背景ストーリーだけではなく、カードの歴史からディスペクターを生み出す「龍魂珠」には、それぞれ別のカードの歴史と捉えられたからである。(ここでの「カードの歴史」とは、現実世界、アニメ、漫画でそのカードの活動のことを指す、例として「無双竜機ボルバルザーク」が「殿堂王」であることなど)
王を継承元とするレクスターズ一覧
レクスターズ | 継承者 | 継承元 |
---|---|---|
ボルシャック・モモキング | モモキング | ボルシャック・ドラゴン |
ボルメテウス・モモキング | モモキング | ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン |
アルカディアス・モモキング | モモキング | 聖霊王アルカディアス・聖霊王アルファディオス |
ゲンムエンペラー〈ヘヴィ.Star〉 | 虚∞龍ゲンムエンペラー・∞龍ゲンムエンペラー | ヘヴィ・デス・メタル |
テラ・スザーク〈ロマノフ.Star〉 | テ・ラ・スザーク・卍デ・スザーク卍 | 邪眼皇ロマノフI世 |
神帝英雄ゴッド・モモキング | モモキング | 神帝 |
我我我ガイアール・ブランド | “罰怒”ブランド | ガイアール・カイザー |
「正義星帝」〈ライオネル.Star〉 | 「正義星帝」 | 「俺」の頂ライオネル |
ダイナボルト〈カツキング.Star〉 | 大爆龍ダイナボルト | 武闘将軍カツキング |
熱血英雄モモギンガ | モモキング | 熱血星龍ガイギンガ |
禁断英雄モモキングダムX | モモキング | 伝説の禁断ドキンダムX |
無双龍騎ボルバル・モモキング | モモキング | 無双竜機ボルバルザーク |
究極英雄キング・モモキング | 未来王龍モモキングJO | 十二の王全て |
リメイク
超獣王来烈伝(ザ・キング・オブ・レジェンド)に収録された十二の王のリメイクカード。
封印された『殿堂王』を除く十一の王達が『G・ストライク』という新能力を追加されている。
G・ストライク(このクリーチャー/呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない) |
ただし総合的に見てそこまで強いカードではなく、主に背景ストーリーの「超獣王来烈伝」を再現する為のリメイクの側面が強い。(全く使えない訳では無いので誤解なく)
また進化クリーチャーである『天聖王』以外は通常のクリーチャーになっており、G・リンク、龍解、禁断解放等特殊な手順を踏まずに出せる。
中には元の効果が削除・変更されたカードも存在し、特にゴッドの二体は名前が変化している。(ヘヴィ・デス・メタルはG・リンクによる通称がそのまま名前となり、種族もフェニックスが追加。神帝は映画での活躍を反映させた名前に変更されている。)
一覧
『ボルシャック・ドラゴン GS』
『ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン GS』
『聖霊王アルファディオス GS』
『破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル GS』
『邪眼皇ロマノフI世 GS』
『神帝ルナティック・ゴッド GS』
『ガイアール・カイザー GS』
『「俺」の頂 ライオネル GS』
『武闘将軍 カツキング GS』
『熱血星龍 ガイギンガ GS』
『伝説の禁断 ドキンダムX GS』
『未来王龍 モモキング』
十二番目の王の位置にはモモキングが当てがわれており、十三番目の王として覚醒した『未来王 モモキングJO』とは異なる進化サポート効果となっている。
関連タグ
逢魔降臨暦:ある意味コレ。但しこちらはただの計画書だった。