プロフィール
概要
一見するとカードゲームとは無縁そうな風貌だが、その実力は相当なものであり、アニメ版では遊戯や海馬が不参加とはいえ、全国大会第3位の実力者となっている(インセクター羽蛾が第1位、ダイナソー竜崎が第2位がなので彼らのどちらかに敗北している)。
海デッキを扱うデュエリストで、海のフィールドを利用した戦術シー・ステルスを得意とする。
銛を対戦相手候補の足元に投げるといった物騒な行動や、天然気味な言動はあるものの、基本的に明るく気のいい性格をしており、デュエルでもその人柄が反映されている。一方で、ステータスが高くないモンスターを破壊されるのを防ぐために、特定の攻撃を無力化するメタカードを用意する等、強かな一面も持つ。
戦う理由
父親(声:岩崎征実)と水難事故で生き別れとなった悲惨な過去の持ち主で、海をこよなく愛しているが、その一方で海の恐ろしさをよく知っているシリアスな一面を持つ。
だからこそ、海の恐ろしさを軽く見る人間の発言は許せない上、海を馬鹿にされると怒りだす。
自分も海で戦う決意を抱いてる為、王国編では莫大な賞金を手に入れて船を買う事が最大の目的である。
原作でのバトルシティ編では、童実野水族館で鯱を得物として見てる所があって城之内達に呆れられ、城之内同様にパズルカードを4枚持っていた為、城之内の予選最後の対戦相手となる。
アニメのバトルシティ編では、童実野水族館の魚を間違って捕獲して、鯱に危うく食われかかるところで間一髪助かり、飼育員に叱られた。
しかしその飼育員が風邪を引き、高い熱を出して倒れ掛かったところを助け出す。
鯱の大切なショーを何とか成功させたいと言う飼育員の代わりに自分が引き受ける事を決意し、ショーの宣伝をする為に手描きの看板を出した所、城之内が見つけ出して彼の元に駆けつける。
アニメ版ではバトルシティ準決勝での遊戯と海馬のデュエルを童実野町から映像で観戦しており、遊戯を応援していた。
最終回のEDでは目的であった船を買い、漁師になって陸に帰る所、エスパー絽場が待ち構えて決闘を申し込まれる。
海のデュエリスト
彼は真っ向な心の持ち主である為に、羽蛾やバンデット・キースをはじめとする王国編から登場しているデュエリストの殆どが不正行為を働いているのに対して、正々堂々とした戦いを好む決闘者(一応、竜崎も初期では不正は働いていないが嫌味な上にドーマ編でキャラ改悪を受けて羽蛾等の同族と化したので善人とは言い難い)であり、遊戯と城之内が認めた真のデュエリストの1人でもある。
……とはいうものの、BC編になっても王国編を引きずったような言ったもん勝ちのような謎ルール
・飛んでるので落とし穴は効かない宣言
・海に沈めて気泡を発生させてモンスターBOXに隠れたワイバーンの戦士の位置を見破る
・飛行モンスターに戦士族は攻撃できない
・戦士族は海を渡れないので海フィールドが出ていると相手に攻撃できない(これは双六が言い出したことだが)
等々を他のデュエリスト以上に持ち出して戦っている。ちなみに最後の飛行モンスター云々は、城之内VS羽蛾のデュエルでは普通に飛行する虫に戦士族で攻撃している(まあ、マジック&ウィザーズの元ネタのTCGを考えれば、画的に飛んでいるからといって飛行能力を持っているとは限らないのだが)。
その他、ソリッドビジョンの波の映像や水族館のシャチの水槽に隠して城之内にカードの詳細を確認できないようにしてモンスターを召喚してバトルを仕掛けたり(バトル結果の裁定はデュエルディスクが行っているので問題ないのだろうが、相手に表側表示で場にあるカードを確認させないというのは普通に卑怯であろう)と、正々堂々と素直に言えるかはかなり怪しい。
もっとも、バトルシティ編で城之内がデュエルした他の相手を見てみると、
- エクゾディア使いのレアハンター:偽造カード使用。マークドに相当する、裏面からカードを判別できる加工を施す
- 絽場:城之内の手札を覗く
- 羽蛾:城之内のデッキに自分のカードを積み込んで機能不全に陥れる
- (表遊戯:城之内が洗脳状態でデュエル。この時は城之内のデッキが、大会規定で禁止されているカードを大量投入された状態になっていた)
- リシド:唯一城之内とまともなデュエルをした人。しかしその結果正体がバレそうになったためわざわざラーの翼神竜の偽造カードを使用、自滅
- 闇マリク:城之内を洗脳して遊戯にぶつけた張本人。負け試合を闇のゲームによる盤外戦術でひっくり返す。そもそも決勝進出権はリシドが2人分獲得したのを貰っただけで、本当なら参加資格自体ない
という塩梅で、比較対象がそろいもそろって明確な不正行為をしている。梶木はかなりグレーな戦術を行使してはいるものの、他と比べれば真っ当な決闘者ということなのだろう、きっと。
使用デッキ
文字通り、水属性かつ海をテーマとしたデッキである。
魚族、水族、海竜族など種族は豊富であり、バトルシティ編ではシーステルス戦術用にと、フィールド魔法の『海』を入れている。
ちなみに、遊戯王シリーズで初めてフィールド魔法を使用した人物でもある。
使用カード
★5 水属性 戦士族 攻撃力1850 守備力1600
梶木日頃く、たいしたレアカードではないが、彼にとっては最も大切なカードである。
『戦士族』なので、『海』のパワーアップ効果は得られないが、
モンスターゾーンに存在し、フィールド上に『海』が出ていると、
魔法カードの効果を受けず、攻撃対象にもならない効果モンスター。
原作では『死者の生還』で『要塞クジラ』ではなくこのカードを復活させた事で城之内に納得されずに怒鳴られたが、梶木は海難事故で行方不明になった父親をこのカードと重ねていた為に、どうしても墓地に送りたくはなかった。
アニメでは行方不明の父親を名乗る手紙と共に送られてきたカードであり、原作同様に魂のカードである。
その為、『マジック・アーム・シールド』の効果で『要塞クジラ』の攻撃を受けて破壊されたとき、まだ『要塞クジラ』がいたにもかかわらず、デュエル続行を諦めかけた。
最期は原作同様に『死者の生還』の効果で、『要塞クジラ』ではなくこのカードを復活させてしまい、敗北に繋がった。
デュエル後は、自立の為に城之内に託す。
梶木が海フィールドに最初に出したモンスター。
攻撃力はそこまで高くないが、海中に姿を隠し、相手モンスターの攻撃を受けずに一方的に攻撃する。
『シーステルスアタック』を最も活かしたモンスターであった。
対雷族用に入れたと思われるモンスター。
彼のデッキは海をテーマにしてる為、水属性がほとんどである。
その為、電撃系攻撃が弱いと言う事で、避雷針代わりに入れたとされている。
原作では雷族モンスターの攻撃を受ける度にパワーアップする効果も持っていたが、このカードで攻撃する事もなく、破壊される事もなかった。
アニメオリジナルでのバトルシティの城之内戦では『要塞クジラ』の儀式召喚の為の生け贄となった。
王国偏における彼の切り札。
攻撃と同時に、フィールド全体を海にすると言うフィールド魔法の効力を発揮させる効果を持ったモンスターである。
バトルシティでも、梶木がアンティカードとして指名したカードであるが、結局出番は無い上に代わりに『伝説のフィッシャーマン』をアンティルールとしてカードを渡した為に、このカードは彼の元にある。
ただしOCGではあまり強くない。
海のデッキ最強のモンスターであり、梶木の切り札。
原作では儀式モンスターじゃなかった為に普通に生け贄召喚されたが、アニメではCOG化に合わせて『要塞クジラの誓い』の効果で儀式召喚された。
バトルシティでは珍しい、飛行能力を持つ大型モンスターとして扱われている。
ちなみに…
アニメ遊戯王シリーズの第5弾の遊戯王ARC-Vの登場人物の一人、赤馬零王と中の人が同じである。
10期と11期のデュエリストパック両方で強化された初のキャラクターとなった。
海馬剛三郎、城之内の父、御伽龍児の父など、ろくでなしの虐待親が多い原作版遊戯王にあって、「真っ直ぐに父親を慕っている」希少な人物である。
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タコ🐙