この項目は公開中のVシネクスト作品のネタバレを含むため、閲覧の際はご注意ください。
「我が命に誓って…俺は留美を救う!!」
『ジャイアントスパイダー!』
『Deal』
「変身ッ!!!」
『Decide up!』
『Deep.(深く) Drop.(落ちる) Danger.(危機)』
『(仮面)Rider Demons!』
概要
ジャイアントスパイダーバイスタンプとデモンズドライバーで変身する仮面ライダーデモンズの強化フォーム。
Vシネマ『リバイスForward 仮面ライダーライブ&エビル&デモンズ』に登場。
本編のメイン変身者である門田ヒロミが変身する。
変身の際には、巨大なタランチュラの幻影が出現し、そこから蜘蛛の糸が吐き出されて身体に巻き付き装甲を形成して変身が完了する。最初の変身時には青い複眼が一瞬だけ赤く染まる演出があった。
外見
基本的なシルエットはスパイダーゲノムと同様だがアーマーが非対称なものから対称的な形となり、マントが追加。また、クモの巣のデザインに加え肩に付いていた蜘蛛が頭にあしらわれている。
スペック
元々戦闘能力が卓越していたヒロミが色々あって肉体年齢が以前同様に戻ったこと、デモンズドライバーがベイルの力抜きでも使用できるよう改良されたことで事実上デメリット抜きで元のデモンズを上回るパワーを発揮できる。
エビルマーベラスやライブマーベラスとは違い専用武器は所持しないが、ヒロミらしいパワフルな肉弾戦で敵を真正面から叩きのめす。トランザムザのレベル2程度ならば真っ向から撃破も可能。
スパイダーゲノムやデモンズトルーパーαが持つデモンストリングによる拘束技、ゲノミクスチェンジ能力なども健在。特にゲノミクスチェンジはヒロミがかつて不可能だった2連重ねがけを披露している。背中のクモの巣が描かれたマントは防御にも使用可能。
基本的にすべての性能がこれまでのデモンズから分かりやすく強化されており、総じてデストリームも踏まえて結実した、真のデモンズシステム完成形といったところ。
ゲノミクスチェンジ
どちらも腕に装備するゲノミクスである(メタ的にはマントや重装備化の影響か)。
『クロコダイル! ゲノミクス!』
仮面ライダーデストリームと同じく腕に武装して、「クロコウィザーローリング」で攻撃する。
『コモドドラゴン! ゲノミクス!』
こちらもデストリームと同じく腕に武装して、「コモドドラゴニックヒート」で攻撃する。
必殺技
- デモンズフィニッシュ
蜘蛛の糸で相手を拘束して、壁に何度も叩きつける。ムラマサが変貌した怪人態「トランザムザ」レベル2との交戦時に発動し、ムラマサを圧倒した。
- クロコダイルコモドドラゴンデモンズレクイエム
クロコウィザーローリングとコモドドラゴニックヒートを両手に装備して、火炎や斬撃を繰り出す。
- デモンズレクイエム
「俺はこの命を無駄にはしない。命があるからこそ、悪と戦える真のヒーローになれるんだ!」
初めて単独発動した必殺技。これまでデモンズドライバーが発動した「デモンズレクイエム」は、ゲノミクス発動後にそれらの武装の必殺技として行なっていた。
蜘蛛の巣で相手を拘束して、そこにタランチュラの幻影を出現させエネルギーを収束。背中から赤い蜘蛛の足を生やして、右足に囲みライダーキックを叩き込む。一度目はムラマサにトドメを刺すために発動し、上記のような形でムラマサに喰らわせて、引導を渡した。
二度目は市村景孝が変貌した「トランザムザ」レベル4にトドメを刺すためにライブマーベラス、エビルマーベラスの「マーベラススタンピングフィニッシュ」と共に発動し、撃破した。なお、こちらはスパイダーゲノムの「デモンズフィニッシュ」と同様の形となっている。
リミッターが働くのか、2回とも発動後には自動的に変身が解除されている。恐らくヒロミの安全を考慮した物となっている。
使用アイテム
デモンズドライバー
大二を通して狩崎から渡される形で受け取った。第44話で使用したヒロミ用ドライバーをさらに改良したものと思われる。
ちなみに時系列がVシネマより前となる冬映画で玉置が使用したドライバーはヒロミから託される形で登場したが、この二つが同一のものか別個に存在するのかは不明となっている(別機体と考えたほうが自然ではあるが)。
内蔵エンジンが「O.V.E.R.」派生かデストリーム派生かも劇中では明かされなかったが、必殺技発動時に悪魔の瞳が省略されたアニメーションとなっていたことから後者と推測される。この場合、デストリームより後に作られた(負荷を抑えつつ高出力を発揮できる)ジュウガシステムの仕様を還元した可能性がある。
ジャイアントスパイダーバイスタンプ
「ジャイアントスパイダー!」
狩崎が作成したバイスタンプであり、外見はタランチュラをレリーフとしている。
コモドドラゴンバイスタンプ
「コモドドラゴン!」
クロコダイルバイスタンプ
「クロコダイル!」
こちら2つのバイスタンプは、元々デストリームこと五十嵐元太が所有しているものだが、彼から拝借したのかそれとも別のものが与えられたのかについての描写がなく、不明となっている。
余談
- テレビ本編に登場した仮面ライダーオーバーデモンズは別ライダーとして扱われているため、インペリアルデモンズがデモンズにとって初の強化フォームとなる。
- なお、オーバーデモンズもテレビ本編終了後の2022年の共演映画で強化フォームを手に入れている。
- 上半身のアーマー部分は、バリッドレックスゲノムのリペイント及び改造と思われる。手足のアーマーはキメラドライバー系列に流用されたため、残っているのはボルケーノと共用であるアンダースーツの他頭部のみと思われる。
- 「インペリアル」は「皇帝」を意味し、「インペリアルデモンズ」は「悪魔の王」や「魔王」等の意味合いになる。
- 変身音声はまさかの基本フォームの物と同一。差別化の為にスタンプ起動時に専用の待機音声が流れる他、押印音も違うため雰囲気は結構異なるものの、強化形態の変身音声が基本フォームと全く同じ例は仮面ライダーシリーズを通しても非常に稀。
- この様な形になったのは、デモンズドライバーに特定のバイスタンプ以外を使用した際の汎用音声がデモンズトルーパーで既に使用されている事や、デモンズドライバーの特徴(ベルトにバイスタンプをセットするタイプでは無い事、遊び方的に強化形態のスタンプ側への連動が難しい等)から近年のVシネマ限定フォームの様な「新アイテムから新規の変身音声を再生する」方法が採れなかった為と考えられる。
- ちなみに、類似する事例として専用の変身音声が存在していなかったファイズアクセルフォームや、本編終了後の登場とはいえ設定的に試作型であるゼロドライブなど前例が0ではない。最も近いパターンとして前作のファイナルステージに登場し、専用の変身アイテムも発売したアルティメットバハムートも存在するが、こちらは基本フォームのものではなく汎用の変身音である。
- ただし、現時点で玩具未発売であるものの、ゲットオーバーデモンズの変身音は通常の「オーバーデモンズ!」にやや被さる形で「ゲット!」という音声が追加されていた。こちらは玩具が出る場合スタンプから流れるのではと思われるが…?また、玩具が発売しているもので言えば、メモリアル版のスパイダーバイスタンプはドライバーの変身音に合わせ劇中再現の効果音がスタンプから流れると言う方式をとっている。これらの前例を踏まえると、インペリアルデモンズの変身音は必ずしも新規のものに出来なかったため通常形態のものを使いまわしたというわけではないと思われるが…いずれにせよ詳細は不明である。
関連タグ
- タランチュラアンデッド/嶋昇:仮面ライダー剣に登場した上級アンデッドであり、スート・クラブの最上位カテゴリーKの怪人。名前の通り、タランチュラがモチーフの怪人だが、心優しく温厚な性格の持ち主であり剣崎を始めとしたライダー達にも協力を惜しまない。最終的にはレンゲルの変身者である睦月の心をスパイダーアンデッドから助けるため、わざと封印される。同じくしてタイガーアンデッドの助力を借りて、睦月とスパイダーアンデッドの分離に成功し、睦月は今度こそ撃破、完全に封印するのだった。
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