概要
GOD機関科学局の局長・南原光一博士が発明した極分子復元装置。
この装置はどんな物質も分解して強力なエネルギーにすると言うとんでもない代物で、これを普段はアジトに横臥しているキングダークの体内にセットすれば立ち上がって破壊活動を行う事が可能(ただし、単に立ち上がるだけなら装置なしでも可能)になり、本来GODはこれをセットしたキングダークで世界征服を実行に移す予定であった。
しかし南原博士はこれの悪用に反発して脱走した際に完成していた装置を破壊し、更には装置の設計図を9枚に破り、それらを知り合いの科学者などに渡して分散していった。
この9枚の設計図を巡り、ジンギスカンコンドルとコウモリフランケン以外のGOD悪人軍団とキングダークの完全稼働を阻止しようとする神敬介こと仮面ライダーXの間で激しい争奪戦が繰り広げられた。
最終的に設計図はGODの手に渡り、完成した装置をセットしたキングダークは活動を開始したが、Xライダーとの戦いでキングダークの体内にいたGOD総司令・呪博士が殺された事によりキングダークの自爆装置が作動。キングダークは装置諸共大爆発しGODは壊滅した。
『X』の後日談を描いた『S.I.C. HERO SAGA ゼウスの息子』では、改良したRS装置を搭載した新たなキングダークのボディが作り出されており、1号機の頭部を取り付けて世界征服に乗り出そうとした。
しかし、XライダーとV3、2号ライダーによって、RS装置はアジトやキングダークもろとも爆破されている。
『仮面ライダーSPIRITS』では完成品がキングダーク2号機に搭載されており、角から放つ稲妻が当たった物体をエネルギーに変換する……つまり核爆発を起こす。
こちらは大首領JUDOを封印から解き放つべく、サタンニウムを変換することで莫大なエネルギーを生み出すことを目的としていた。
仮面ライダーZXにキングダークの頭を破壊されたことで攻撃目的での使用が不可能となり、装置そのものもキングダークごとXライダーに破壊された。
余談
GODに悪用されたものの、平和利用できれば人類にとっては有益な発明である。
尚、仮面ライダーシリーズで時折見られる「物語を通じて争奪戦の対象となったキーアイテム」の先駆けと言える。
関連タグ
ライダーズギア:後の作品の変身ベルトで争奪戦の対象になったキーアイテムでもある。ちなみにXライダー啓介は後の作品でこれの一つを持った男と出会う。
パンドラボックス:同じく後の作品で争奪戦の対象になったキーアイテムでこっちは何と戦争の火種となった。
ギフスタンプ:こちらも同じように後の作品にて争奪戦の対象となったアイテムで敵のボスに関係するアイテムでもある。
スイートプリキュア♪:物語の流れはRS装置の設計図争奪戦に近い。