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神凪綾乃の編集履歴

2023-07-21 11:45:35 バージョン

神凪綾乃

かんなぎあやの

ライトノベル『風の聖痕』のヒロイン。

プロフィール

神凪綾乃


概要

聖稜学園高等部の女生徒。次期宗主の座および炎雷覇を託す「継承の儀」にて、弱冠12歳ながら跡目となった。


一見すると「光り輝くような美少女」だが、実際は猪突猛進暴力系。原作とアニメ版では、キャラクター設定が若干異なる。


世間知らずなお嬢様で屈託のない性分。悪人および敵対者に対しては容赦せず、興味のない事柄にはとことん無関心を貫くなど、案外ドライな面を持つ。一応自覚している描写があり、毅然とした態度でよく開き直っている。


良くも悪くも人を選んでいる節があり、たとえ年配者であっても気に食わない相手に対しては、真正面から食ってかかる反骨精神を持つ。素の顔を見せるのは、家族や親友など一部の限られた人間のみ。普段は猫をかぶって良家のお嬢様を完璧に演じている(本人によれば「そちらも素の自分」と述べている)。


他者の気持ちを忖度しない言動が目立ち、風牙衆のことを「弱い連中」と考えていた。復讐を起こした理由も「神を復活させるため(アニメ版では逆恨み)」と述べ、まるで意に介してしなかった。人命を軽視するセリフも垣間見え、和麻に身内殺しの疑惑が掛けられた際、躊躇いもせずに「討ちますか?」と言い出す始末。


加えて術者としての一般常識に疎く、精霊魔術の名門であるマクドナルド家や凰家(および虚空閃)の存在を知らないなど、とりわけ国外に関する知識はかなり乏しい。前者に関してはあまり関心を抱かなかったものの、後者に関しては驚きのあまり言葉を失っていた。


これらの振る舞いは、強者理論を掲げている家風の影響が強い


実力

一族の中では現宗主である父の重悟、従伯父である厳馬に次ぐナンバー3。


最高峰である朱金の炎はもちろん、神炎の一種「紅炎〈プロミネンス〉」もまた発動可能(ただし、任意ではまだ扱えない)。先述の2人があまりに規格外すぎるため、実力差は大きく引き離されている(和麻曰く「炎雷覇を持った綾乃の10倍は強い」)。


綾乃の実力は努力と才能によるものが大きいが、炎雷覇による補正も大きく受けている。

なまじ高い才能があったため弱者に対する配慮が欠けたり、逆に強者に対する怯懦(「勝てない」「攻撃が通じない」など)を抱いてしまうようになった。精神的な強さは術の威力に影響するので、この傾向は術者としては致命的である。


これらの事情から「任意のものだけを燃やす」という高等技術に目覚めていない。先に弟同然に可愛がっていた再従弟が目覚めてしまい複雑な感情を抱いている(アニメ版では「頼もしい」と微笑を見せている)。


動向

当初は自分より弱い者としか戦ったことがなく、いざ強敵と当たると尻込みしてしまい、炎術の精度を落としてしまう致命的な欠点があった。2巻からは克服されたが、自分より強い相手と戦うことには戸惑いを見せている。


作中を通じて思慮に欠けた振る舞いが目立ち、何事も力尽くで解決する傾向にあった。和麻に身内殺しの容疑が向けられた際、何の躊躇いもせず父に「討ちますか?」と問いている。

しかも1巻の後半では、その場に父親がいるにも拘らず和麻に巨大プラズマ弾を撃ち込んで部屋ごと吹っ飛ばそうとしている。これには娘に甘い重悟も看過できず、本気で厳しく教育する方針にした。なお、アニメ版では部屋に乗り込んで和麻に斬りかかる描写に変えられている。


前述のプラズマ弾の一件から、重悟には今まで以上に厳しく接することを決定されてしまい、時折拳骨をお見舞いされたりしている(これを受けた綾乃は、身の程知らずにも「暴力反対」と涙目で訴えている)。


その後、少しずつながら成長を遂げていき、最終話では暴走した後輩・須藤響子を説得し、「頼れる先輩」として見事改心させた(後述)。


アニメ版

センシティブな作品

原作では第1巻のラストに服ビリがあるくらいで性描写まったくないが、アニメ版ではパンチラの頻度が恐ろしく多く、シャワーシーンや着替えシーンなどの要素も追加されている。ちなみにパンツの色は純白で、シリアスなシーンでも容赦なくパンチラしまくることからユーザーに「ありがたくない」とネタにされている。その頻度たるや最終話のラストシーンすらパンチラでフィニッシュしたほど。

なお、原作では髪の色は赤(地の文では黒と描写されているが……)だが、アニメ版ではピンク寄りのカラーとなっている。また言動も原作と比べると可愛げのあるものに改変されており、原作にはないアニメオリジナルシーンが多数追加されている。


漫画「紅炎の獅子」

本作は綾乃視点でストーリーが進み、名実ともに主人公という扱い。和麻に惨敗して死の恐怖を抱くという原作にはない描写がある。

更に回想シーンで七瀬、由香里と知り合った経緯も描かれている。中学生の頃、術者という立場上、正体を隠すために友人を作らないようにしていた。しかし、そんな綾乃に積極的に迫ってきたのが七瀬と由香里だった。やがて打ち解けた三人は親友となり、現在の関係を築き上げた。

なお、原作・コミカライズ版では二人は綾乃が術者だということは知らなかったが、アニメ版では既に知っているという設定になっている。


風の聖痕RPGリプレイ「深淵の水龍」

テーブルトークRPGを小説にしたもの。主人公は3人のオリジナルキャラクターであり、綾乃と和麻は飽くまでサブキャラという位置付けであり、戦闘面では一切活躍しない。

ヒロインは風牙衆の生き残りである「風巻美琴」。元々は綾乃に仕えており幼馴染のように仲が良かったが、現在は主人公の燎に仕えている。


評価

この手のヒロインとしては珍しく、自発的に人助けを行っているシーンが皆無に近い


物語当初、和麻のことを聞かされた際は「誰それ?」と答え、認識すらしていなかった。地の文では「弱かった頃の和麻は、路傍にある石も同然」と説明されている。コミカライズ版では「その場に居れば助けた」と告げているが、疑問に思った読者は少なくない(上述の通り、無関心を貫いた可能性が高い)。


これらの点も相まって、読者からは「冷たい女」と評されることが多い。一応なし崩し的であるが、たびたび人助けを行うシーンが見受けられるものの、大半がまったく好転しない


余談

  • 受賞当初、原作者の山門は編集部から電話で「綾乃のキャラが立っていない」と指摘されている。
  • イラストでは赤髪だが、実は文章の描写では黒髪である。
  • 原作にパンチラなどのサービスシーンが一切ないのは、担当絵師の納戸が編集から「パンチラは一切なしで」と念押しされていたため。どうしてもスカートの中が見える構図では暗黒空間にしている。

関連イラスト

炎術師とてもヒロインの


関連タグ

風の聖痕 風のスティグマ 炎雷覇 藤村歩 ヒドイン ツンデレ 黒髪ロング

白パンツ パンチラ パンモロ 女子高生 帯刀女子高生 女主人公


槇村香シティーハンターのヒロイン。「赤(黒)い髪でスタイルが良い美人だが気が強いのが玉に瑕」「スケベな主人公に武器でツッコミを入れる暴力系ヒロイン」「序盤で身内を組織の刺客に殺され、主人公と共闘したことで仲を深める」「未熟だったが主人公のパートナーとして成長して行く」など類似点が多い。2019年の劇場版では香の幼馴染(金持ちの美男子)が登場していい雰囲気になっており、主人公が無関心な態度を見せながらも依頼人と一緒に様子を窺うなど「すべては愛のために」に通じる展開もある。


富士原なえか仮面のメイドガイの女主人公。校内でも指折りの美少女だが気が強い帯刀女子高生(2年生)で、身近な異性を嫌っているが実はツンデレなど共通点が多い。


擬宝珠纏こちら葛飾区亀有公園前派出所の登場人物。「主人公とは再従兄妹」「主人公と恋愛要素がある」「気が強く口より先に手が出る性格」「一族の中では地位の高い長女」など共通点が多い。


ソニア・ブランシュシャイニング・レゾナンスの女主人公。黒髪ロングで王国の姫騎士。父親は伝説の剣を所持する王国最強の剣士だったが怪我の後遺症によって第一線から引いている。当初は「父親には絶対に勝てない」という精神力の弱さから剣の継承者としての資格がなく、妹分の方が先に別の伝説の武器の継承者になってしまったため複雑な感情を抱いていた。宿敵には大切な者たちを殺された後で聖痕(スティグマ)を宿し、それを解放することで絶大な力を発揮する狂人がおり、死闘の末に改心させるが……。小説版ではプライドが高く、ヒロインに助けてもらう立場にもかかわらず上げ足を取って噛みつくなど綾乃とよく似た性格をしていた(ヒロインもまた伝説の武器の継承者のため「悔しい」と思っていた)。


エクセラ・ノア・アウラ:シャイニング・レゾナンスの敵ヒロイン。伝説の槍を継承しており、皇帝の娘でファザコン。父親とは祖父と孫くらいに年が離れている。なお、かつての父親は皇位継承者の中では弱小候補であり、伝説の槍を継承する資格もなく無能の烙印を押されていた(ただし頼道とは違い、国を発展させた手腕は本物)。そんな父親が皇帝になれたのは、皇帝家に仕える下部組織の後ろ盾があったため。しかしその下部組織の正体は、かつて神の力を悪用して世界征服を目論んだ悪の集団。現在は封印された神を復活させ、首魁が同化することでかつての野望を果たそうとしている。エクセラには下部組織から監視のために送り込まれた従者が付いているが、仲を深めたことで改心させている。主人公たちと和解した後はお姉さんな風使いに弄られるようになった。などなど綾乃との類似点が多い。また終盤では、下部組織に父親を暗殺された挙句身内殺しの濡れ衣を着せられたり、父親の仇を討つため伝説の槍を手にして戦う(ただし事前の戦いで大怪我をしていたため仇との決着には不参加)など和麻や小雷との類似点が見られる。外伝作品では、父親を生き返らせるために超越存在の力を宿した者たちを次々と狩り、それを止めようとした女主人公と敵対してしまう。

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