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擬宝珠纏

ぎぼしまとい

「こちら葛飾区亀有公園前派出所」のヒロインの1人であり、両津勘吉のライバルでもある。
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解説

CV: 土居裕子


警視庁新葛飾署交通課の巡査

両津勘吉が副業として働く千代田区神田にある老舗の寿司屋超神田寿司の長女で、両津とは再従兄妹、両津の弟の金次郎の妻が中川の遠縁である事から、中川とも遠い親戚にあたる。

署では磯鷲早矢ミニパトでコンビを組んで登場することが多い。


登場時期は連載が中盤の半ばを迎えるくらいであり、以後も準レギュラーとして登場し続けた。

アニメ版ではTVシペシャル第8弾「両さん最大の危機!ライバルはチャキチャキ江戸っ娘」から準レギュラーとして登場した。原作とは展開が変わっているため出番は減っているが、アニメ版オリジナルエピソードにも登場している。


人物

4月30日生まれ。初登場の際は19歳だったが、作中で20歳を迎える。

身長173cm、体重50kg。B/W/H:85/59/84。血液型O型。他の女性キャラに比べて眉毛が太め(眉毛が太い傾向にある両津家の血の影響と思われる)。

家族構成は、祖母の夏春都(げぱると。旧姓:両津)、父夜婁紫喰(よろしく)、母桔梗(ききょう)、妹の檸檬(れもん)と蜜柑(みかん)の他、京都で料理修行中の兄憂鬱(ゆううつ)がいる。


姉御肌でチャキチャキの江戸っ子。両津が他の婦警とモメている時などは、彼を沈黙させるほどの気合を見せる。

男勝りな性格で(女言葉を使うこともあるが)荒っぽい口調でしゃべることが多く、腕っぷしも強い。

両津が得意としているメンコベーゴマなど、下町の遊びにおいても彼を上回る能力を発揮する作中でも稀有な人物。両津と同じく大の祭り好きで、ネーム入りのマイ太鼓バチを持ち歩いている。

また兄の影響で野球が得意で、女性ながら150km/hに迫る剛速球を投げる事が出来る。

抜群の歌唱力も持つが、民謡風の歌い方のためカラオケは好まない。

料理の腕も確かで、母親仕込みの和食は有り合わせの材料を使ってプロをうならせる技量の持ち主。しかし中華料理洋食に関しては発展途上。


一方で酒には弱く、初めて酒を飲んだ際に悪酔いして両津にチョークスリーパーを掛けて失神させた事もある。

また、両津曰く「わしより喧嘩っ早い」らしく、実際に119-7では不良に絡まれて怒っている纏に対し両津が止めており、間接的に両津の謹慎の原因を作ってしまった(最終的に不良が纏に怪我をさせたことに大激怒した両津が「てめぇの顔をボコボコ(アニメ版では滅茶苦茶)にしてやるぞ、コラァ!」とその不良を滅多打ちにしたため)。

良くも悪くも淑やかさに欠ける性格・行動が目立つことは早矢や両津からはたびたび指摘されており、本人も気にしている。


両津との関係

彼女がメインヒロインを勤めるエピソードは多く、しかも両津とは結婚寸前まで関係が進んだことがある(いとこ婚ならぬ「はとこ婚」)。

こち亀完結

そもそも、祖母が両津家と疎遠になっていたため、当初はお互いに親族である事すら知らなかった。両津の父・銀次でさえ夏春都が自分の叔母である事を知らなかったあたりにどれだけ疎遠の関係にあったかが窺える。


結婚は夏春都が両津の確かな腕を見て薦めている事も理由の一つであるが、纏が勘吉の長所に惚れた事が最大の要因となっている(上記の不良から纏を庇った事、いつも無愛想な檸檬を喜ばせた事など)。

一方の両津も纏を意識しており、嫁よりお金に着目してしまう自分自身に疑問視していたり(夫婦で寿司屋を営むといった妄想も)、結婚寸前を機に今まで彼女を名字呼びしていたのを「纏」呼びに改めていたりと、お互い本気であった事が窺えられた。

後に両津が両津家の人間と知った夏春都が猛反対し、さらに両津の両親(纏のいとこおじ・おば)から近親婚ではないかと困惑されるも、纏はそれでも食い下がり結婚を決意しており、夏春都も黙々ながら承諾した。

しかし、擬宝珠家の資産に目が眩んだ両津の守銭奴ぶりを目の当たりにしたため、結局は破談になっている。


その後も周囲の誤解から子供を身籠ったという噂が広まった事もある。


喧嘩をしたり大原部長を含む派出所メンバーや婦警たちと同じく馬鹿呼ばわりすることも多いが、纏がさっぱりした江戸っ子気質や元からの相性の良さもあって、破談後も両津とは普通に親族として仲良くやっている。

両津は超神田寿司に住み込みで働いていた時期があり、纏に生活パターンも把握されて頭が上がらないため、彼の休暇時には部長たちに代わってお目付役を務めることもある。


メタな話

実は両津のキャラクター上、彼を結婚させる事ができないため、纏を擬似的な女房役に据えるのが超神田寿司編の目的であったという。

作中でも指摘されているように、両津・纏・檸檬の関係が旦那・嫁・娘を思わせるのは、そういった意図がある。

擬宝珠纏(ぎぼしまとい)

また、両津を意識したと思われる設定として、纏は彼と一致、あるいは真逆の性質を持っている部分も存在している。既に記述した以外の物だと

  • 実家の「超神田寿司」は享保2年(1717年)5月創業で、両津の実家である「よろずや」と同じく江戸時代から続く老舗である。
  • 腕捲りした制服にサンダル履きの両津と対をなす様に、腕捲りした制服姿にスニーカー履きがトレードマーク(ただし、纏は冬でも上着を着ない)。
  • 共に喧嘩っ早く、高い身体能力を持つ。
  • 日頃、自動車の運転をそれぞれの相棒(中川早矢)に任せているが、実は2人とも運転がかなり上手い。
  • お互いの祖母(秋冬と夏春都)から三味線を教わっている(119-7、137-5)。ただし、歌うのを得意とする歌はそれぞれ違う(両津は演歌、纏は民謡が得意)。
  • 一回りは歳上の両津と纏が対等に話す事を不自然でなくすためか、纏は大原部長や屯田署長などに対してもタメ口で話す。両津は上司に対して敬語を使うため、纏が初登場の第118巻でその事をたしなめている(アニメ版では若干ながら改善されている)。
  • 機械に強い両津に対し、纏はパソコンスマホ等のハイテク機器が苦手(両津と纏が出会うきっかけも、超神田寿司のパソコン設置を両津が手伝うことになったのがきっかけ)。携帯電話を持つことも億劫がっていたため、両津が自分の携帯の1台を纏に持たせている(なお、勘兵衛&夏春都兄妹はどちらもコンピューター系に強い)。
  • 纏はアニメ等のサブカルチャーに疎く、194-3では魔法少女作品も知らないとされている。
  • コレクション癖のある両津に対し、纏は私物をほとんど持たない。本も読んだらすぐ人に譲ってしまうため、部屋はいつも片付いている。
  • 少女漫画雑誌に連載を持つ両津に対し、纏は絵がド下手。勘吉をマリオさながらの団子鼻で書いたり、カップを口の部分を大きく書いたりと、4歳の檸檬より絵心がないとされている。

と言った様な描写が見られる。また、2人の関係を示唆する伏線として纏が「他人のような気がしない」と言っていたりもする(119-7)。


アニメ版では最終回おまけを最後に夏春都や檸檬とは異なり、『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE FINAL 両津勘吉 最後の日』まで12年間登場しなかった。


その他家族

夏春都檸檬については該当記事を参照。

他家から嫁いだ夏春都や桔梗を除き、擬宝珠家の名は画数の多い漢字が使われる傾向にある(名前を両津から聞かされた金次郎の妻を通じて遠縁の中川は「ほとんど漢文の世界ですね」と困惑と呆れを見せた)。擬宝珠4兄妹に両津家の血は混じってはいるのだが、両津家特有の特徴はあまり見られない

(強いて言うなら、上記の纏の眉毛や檸檬の驚異的な味覚・嗅覚、憂鬱や檸檬が特定の対象への強い趣味性を持っているくらい。纏や檸檬は母の遺伝が強いとされている)。

  • 擬宝珠憂鬱

CV:小川輝晃

長男で纏たちの兄。京都の「超雅」で働いていおり、ひそかに早矢に想いを寄せている。

纏の性格を決定づけた元凶。弟が欲しかった彼は彼女に野球・メンコ・ベーゴマを教え、また自分のお古のジーンズやスニーカーを与え続け、それによって纏は両津顔負けの性格や運動センスを身に付けた。それ故、彼女が女らしくないのは自分のせいではないかと嘆いている。

名前の通り落ち込みやすく、酒を飲むと鬱になってしまうが簡単に開き直る。鉄オタであり、中学生時代には鉄道研究会に入ったり模型を集めたりしていた。

京都に5年いるからか時折関西弁が混じる。妹たちと違って年齢は不明だが、纏や檸檬と違って父方の親族である両津に対しては「両津さん」と呼んで敬語で話す。

  • 擬宝珠夜婁紫喰

CV:西松和彦

纏たちの父親で、両津銀次&元五郎兄弟の従兄弟。勘吉&金次郎のいとこおじ。

影が薄く、店主ではあるのだが夏春都に実権を握られている。比較的温和な性格。

妻・桔梗とは夏春都によって強制的に結婚させられた経緯を持つ。

  • 擬宝珠桔梗

CV:木村亜希子

纏たちの母親。

普段はおっとりとしているが、日本舞踊の師匠であり纏に厳しく教えていた。また、幼い憂鬱にスカートなどの女らしい物を纏にあげるよう言ったり、纏が大学より警察に歩もうとした際に反対したりするなど、しつけの部分でも厳しい一面を持つ。

  • 擬宝珠蜜柑

CV:鮭延未可

126-8で誕生した三女。6月23日生まれ。

名前は読者アンケートで選ばれ、檸檬のように柑橘系にあやかって名づけられた。

蜜柑が産まれてから、檸檬は姉としてのけじめを付けるようになっていった。

  • 擬宝珠貴一廊

纏たちの祖父で夏春都の夫。両津勘兵衛&みの吉兄弟の義理の兄弟。

工兵として活動していた太平洋戦争で亡くなっている。若くして亡くなった為か、夏春都が彼について語るのは珍しいとのこと。

面倒見の良い性格らしく、従業員全員に振る舞う両津を見て夏春都が旦那を想起したシーンもある。

東京の交通博物館とは深い関わりを持ち、153-9で若かりし頃の貴一廊の写真を纏が見るシーンも存在している(その時、両津&檸檬&蜜柑は別行動を取っていたため見ていない)。


関連イラスト

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関連タグ

こち亀 両津勘吉 磯鷲早矢 擬宝珠檸檬

警察官 婦警 またいとこ


神凪綾乃風の聖痕のヒロイン。「主人公とは再従兄妹」「主人公と恋愛要素がある」「気が強く口より先に手が出る性格」「一族の中では地位の高い長女」という点が類似。

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