この項目はVシネクスト作品のネタバレを含むため、閲覧の際はご注意ください。
「我が命に誓って…俺は留美を救う!!」
「ジャイアントスパイダー!」
『Deal』
「変身ッ!!!」
『Decide up!』
『Deep.(深く) Drop.(落ちる) Danger.(危機)』
『(仮面)Rider Demons!』
概要
ジャイアントスパイダーバイスタンプとデモンズドライバーで変身する仮面ライダーデモンズの強化フォーム。
Vシネマ『リバイスForward 仮面ライダーライブ&エビル&デモンズ』に登場。
本編のメイン変身者である門田ヒロミが変身する。
変身の際には、巨大なタランチュラの幻影が出現し、そこから蜘蛛の糸が吐き出されて身体に巻き付き、装甲を形成して変身が完了する。最初の変身時には青い複眼が一瞬だけ赤く染まる演出があった。
外見
基本的なシルエットはスパイダーゲノムと同様だが、蜘蛛の巣アーマーが非対称なものから対称的な形となり、マントも追加された。また、肩に付いていた蜘蛛が頭にあしらわれている。
スペック
身長 | 207.4cm |
---|---|
体重 | 129.8kg |
パンチ力 | 64.1t |
キック力 | 140.5t |
ジャンプ力 | 48.3m(ひと跳び) |
走力 | 1.5秒(100m) |
身体スペックは通常のデモンズを遥かに上回っている。ジャンプ力はオーバーデモンズ・クワガタゲノムに劣るが、総合的にはデモンズシステムで最高の数値に。パンチ力やキック力は仮面ライダーベイルや次作の最強フォームたる仮面ライダーギーツⅨに迫る程(特にジャンプ力以外は、同作の2号ライダーであるタイクーンの最強フォームであるブジンソードをも上回っている)。
元々戦闘能力が卓越していたヒロミだが、色々あって肉体年齢が以前同様に戻っている。更にデモンズドライバーもベイルの力抜きで使用出来る様改良された。このため、デメリット抜きで元のデモンズを上回るパフォーマンスを発揮できる。
エビルマーベラスやライブマーベラスとは違い専用武器は所持しないが、ヒロミらしいパワフルな肉弾戦で敵を真正面から叩きのめす。トランザムザのレベル2程度ならば真っ向から撃破も可能。
スパイダーゲノムやデモンズトルーパーαが持つデモンストリングによる拘束技、ゲノミクスチェンジ能力等も健在。特にゲノミクスチェンジは、ヒロミが嘗て不可能だった2連重ねがけを披露している。背中のクモの巣が描かれたマントは防御に使用可能。
基本的に全ての性能がこれまでのデモンズから分かり易く強化されており、総じてデストリームも踏まえて結実した、真のデモンズシステム完成形と言える。
ゲノミクスチェンジ
どちらも腕に装備するゲノミクスである(メタ的にはマントや重装備化の影響か)。
『クロコダイル!ゲノミクス!』
仮面ライダーデストリームと同じく腕に武装して、「クロコウィザーローリング」で攻撃する。
『コモドドラゴン!ゲノミクス!』
こちらもデストリームと同じく腕に武装して、「コモドドラゴニックヒート」で攻撃する。
必殺技
- デモンズフィニッシュ
蜘蛛の糸で相手を拘束、壁に何度も叩き付ける。ムラマサが変貌した怪人態「トランザムザ」レベル2との交戦時に発動し、ムラマサを圧倒した。
- クロコダイル・コモドドラゴン・デモンズレクイエム
クロコウィザーローリングとコモドドラゴニックヒートを両手に装備して、火炎や斬撃を繰り出す。
- デモンズレクイエム
「俺はこの命を無駄にはしない。命があるからこそ、悪と戦える真のヒーローになれるんだ!」
初めて単独発動した必殺技。これまでデモンズドライバーが発動した「デモンズレクイエム」は、ゲノミクス発動後にそれらの武装の必殺技として行なっていた。
蜘蛛の巣で相手を拘束し、そこにタランチュラの幻影を出現させエネルギーを収束。背中から赤い蜘蛛の足を生やして、右足に囲みライダーキックを叩き込む。一度目はムラマサにトドメを刺すために発動し、上記のような形でムラマサに喰らわせて、引導を渡した。
二度目は市村景孝が変貌した「トランザムザ」レベル4にトドメを刺す為にライブマーベラス、エビルマーベラスの「マーベラススタンピングフィニッシュ」と共に発動し、撃破した。なお、こちらはスパイダーゲノムの「デモンズフィニッシュ」と同様の形となっている。
皇(インペリアル)の名に恥じぬ禍々しいエフェクトな一方、2回とも発動後は自動的に変身が解除されている(おそらく、ヒロミの安全を考慮したリミッターが搭載されていると考えられる)。
使用アイテム
デモンズドライバー
大二を通して狩崎から渡される形で受け取った。第44話で使用したヒロミ用ドライバーを更に改良したものと思われる。
因みに、時系列がVシネマより前となる冬映画で玉置が使用したドライバーはヒロミから託される形で登場したが、この2つが同一か別個に存在するのかは不明となっている(別機体と考えた方が自然ではあるが)。
内蔵エンジンが「O.V.E.R.」派生かデストリーム派生かも劇中では明かされなかったが、必殺技発動時に悪魔の瞳が省略されたアニメーションとなっていた事から後者と推測される(余談だが、Vシネ劇中でも大二とカゲロウがヒロミに悪魔が居るかを議論していた)。この場合、デストリームより後に作られた(負荷を抑えつつ高出力を発揮出来る)ジュウガシステムの仕様を還元した可能性がある。
ジャイアントスパイダーバイスタンプ
「ジャイアントスパイダー!」
狩崎が作成したバイスタンプであり、タランチュラのレリーフが造形されている。
コモドドラゴンバイスタンプ
「コモドドラゴン!」
クロコダイルバイスタンプ
「クロコダイル!」
こちら2つのバイスタンプは元々デストリーム/五十嵐元太が所有しているモノだが、彼から拝借したのかそれとも別のモノが与えられたのかについての描写が無く、不明となっている。
余談
- テレビ本編に登場した仮面ライダーオーバーデモンズは別ライダーとして扱われているため、インペリアルデモンズがデモンズにとって初の強化フォームとなる。
- なお、オーバーデモンズもテレビ本編終了後の2022年の共演映画で強化フォームを手に入れている。
- 上半身のアーマー部分は、バリッドレックスゲノムのリペイント及び改造と思われる。
- そのバリッドレックスだが、手足のアーマーはキメラドライバー系列に流用された。このため残っているのは、ボルケーノと共用であるアンダースーツの他頭部のみと思われる。
- 「インペリアル」は「皇帝」を意味し、「インペリアルデモンズ」は「悪魔の王」や「魔王」といった意味合いになる。
- 変身音声はまさかの基本フォームの物と同一。差別化の為にスタンプ起動時に専用の待機音声が流れる他、押印音も違うので雰囲気は結構異なるが、強化形態の変身音声が基本フォームと全く同じ例は仮面ライダーシリーズを通しても非常に稀。
- この様な形になったのは、デモンズドライバーに特定のバイスタンプ以外を使用した際の汎用音声がデモンズトルーパーで既に使用されていることや、デモンズドライバーの特徴(ベルトにバイスタンプをセットするタイプでは無いこと、遊び方的に強化形態のスタンプ側への連動が難しいなど)から近年のVシネマ限定フォームの様な「新アイテムから新規の変身音声を再生する」方法が採れなかったためと考えられる。
- ちなみに、上記の通り類似する事例として専用の変身音声が存在していなかったファイズアクセルフォームや、本編終了後の登場とは言え設定的に試作型であるゼロドライブ等前例が0では無い。最も近いパターンとして前作のファイナルステージに登場し、専用の変身アイテムも発売したアルティメットバハムートも存在するが、こちらは基本フォームのモノでは無く汎用の変身音である。
- ただし、ゲットオーバーデモンズの変身音は通常の「オーバーデモンズ!」にやや被さる形で「ゲット!」の音声が追加されていた。こちらは玩具が出る場合スタンプから流れるのではと思われるが…?また、玩具が発売しているもので言えば、メモリアル版のスパイダーバイスタンプはドライバーの変身音に合わせ劇中再現の効果音がスタンプから流れる方式をとっている。これらの前例を踏まえると、インペリアルデモンズの変身音は必ずしも新規のものに出来なかったので通常形態のを使い回した訳では無いと思われるが…
- システムボイス役の津田健次郎氏を呼べなかったため新規音声を被せることもできなかったのでは?という邪推もあるが(「ゲット」に関しては以前に収録していたため使うことができたとされる)…いずれにせよ詳細は不明である。
関連タグ
バーニングファルコン←インペリアルデモンズ→フィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)/プロージョンレイジ
Vシネマ限定フォーム
アラビアーナナイト/アメイジングセイレーン←ライブマーベラス/エビルマーベラス/インペリアルデモンズ → プロージョンレイジ