概要
『ポケモンSV』で登場したテツノイサハ、テツノイワオ、テツノカシラの3体の総称(あくまでプレイヤーが暫定的に用いている俗称であり、公式の呼称ではない点に注意)。
イッシュ地方の伝説のポケモンであるビリジオン、テラキオン、コバルオンの未来の姿と考えられることから、この名が付けられた。
他には「未来聖剣士」「パラドックス三闘」「パラドックス聖剣士」といった呼び名もある。
但し全員「エスパータイプ」になっている為、かくとうタイプを指していた「三闘」という呼称は不適合となっている。「聖剣士」もケルディオを含めた呼称であり、作中ではケルディオの未来の姿と思われるポケモンは登場しなかったため、こちらも厳密には不適合と言える。このあたりは、色々と矛盾した要素を内包したパラドックスポケモンらしい特徴といえるだろう。
基本的に未来のパラドックスポケモンと同様に元のポケモンをロボット化させた姿をしていて、接合部分はミライドンと同じく白主体。目元には原種のアイラインを表現したような縁がある。
また、角からエネルギー刃を作り出す能力を共通で備えているものの、どの個体もより武器のような造形で、原種と比べて攻撃的である。
ゲーム中では四災・オーガポンおよび対となる古代三聖獣と並ぶ本作の準伝説枠として扱われており、ゲーム中でも1つのセーブデータにつき1体のみしか入手することはできない。
テツノイワオとテツノカシラは、近年では珍しく個体値が全て「かなりいい」固定であり、3Vではなくなっている。このため、厳選要素は事実上性格のみとなっているが、裏を返せばA0やS0を狙うことができなくなってもいるため、この仕様についてはプレイヤーの間では賛否両論となっている。
また、テツノイサハのみストーリー内で入手することができず、期間限定で実施されたイベントレイドをクリアすることでしか入手ができなくない(一応、未捕獲でもブルーベリー図鑑の完成には影響しないが)という、幻のポケモンのような扱いを受けている。
残された謎
- バイオレットブックの幻のポケモンとの関係
なお、この3体の登場の伏線は一応張られており、奇書「バイオレットブック」には、エリアゼロ中層以降に棲息している小型かつ残忍な謎のポケモン達の特徴を元に「エリアゼロに幻のポケモンがいるならどういう見た目か」と描かれた想像図(イメージ)が記載されていた。
その図はビリジオンをベースにコバルオン、テラキオンら三闘を一つにしたかのような姿だったが、実際に解禁された際には別々のポケモンとして登場している。
あくまでも当時の観測隊の描いた想像図でしかなかったという事なのだろうが、少なくともイッシュ地方の伝説ポケモンと似た姿をしているという特徴に関してはしっかり押さえられており、なぜ想像図でありながらそこまで踏み込んだ復元が行えたのかという疑問は残る。
関連タグ
パラドックスポケモン/みらいのすがた 伝説のポケモン/準伝説
古代三聖獣…対となる三体。
ガラル三鳥…似たグループ。