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幻のポケモンとは、『ポケットモンスター』のポケモンのカテゴリーの一種である。

概要

概要

ゲームのデータ上に存在はするが、通常のプレイでは出会うことが出来ないポケモンの総称。

禁止級準伝説と異なり公式の用語である。


本来幻のポケモンは伝説のポケモン(伝説ポケモン)とは別のカテゴリーであるが、アルセウス等、その作品のキーポイントとなるポケモンに深く関わる場合や専用の伝承・神話がある場合も多い。

このため、当サイトでは伝説ポケモン」の括りの一部として幻のポケモンを設けることとする。


基本的にはイベントにおける配布でのみ出会うことが可能だが、近年では条件を満たせば通常のプレイでも出会うことができるようになったポケモンも多い。

このため2024年1月時点で幻のポケモンの一つの見分け方(及び公式が幻のポケモンと考えている見解の一つ)は、ポケモンホームにおいて交換が禁止されている種であることが挙げられる。


ゲームにおける幻のポケモン

ゲームにおける幻のポケモン

もともとは開発者のイタズラで仕込まれたものであった(ミュウ参照)が、現在は完全に定番となっている。

一般のポケモンはゲーム内のどこかで必ず登場する(登場しなくても図鑑には「見つけたポケモン」として登録される)のに対して、

幻のポケモンは通常のプレイでは出現せず、特殊な手段を用いなければゲーム内に迎えることはできない。

このため、登録しなくても図鑑は完成扱いになるという共通点を持つ。いわばコレクション


ポケモン勝負においてはフリー以外のランダムバトルや公式大会などに参加することができない。

従来は禁止級も同じだったが、あちらは「ポケモン竜王戦」などで参加できるルールが増えたため、完全に別カテゴリーとなった。


なお、伝説のポケモンと比べると、ミュウやセレビィ、ジラーチ、ビクティニ等、マスコットキャラを思わせる可愛らしい風貌をした種族の比率が高い。

デオキシスやダークライのように物々しい風貌をした種族も多いが、半分いくかいかないか程度であり、各世代に1種は可愛い系の幻ポケモンがいる。

フーパのように、可愛らしい姿と物々しい姿の二面性を持つパターンもある。


登場当初こそ大きくピックアップされるものの、世代が変わると途端に持ち上げられなくなるという難儀な点を抱えており、下手したら何世代も配布がされないという例も存在する。

そのため、幻のポケモン内でも人気や知名度の格差はかなり大きくなってしまっており、後述の様な特徴を持っていない限り日の目が当たらないというのが現状である。



上記以外のポケモンは当該世代を遊んだことのないトレーナーからすれば、未知のポケモンと化している場合が多い。

幻ってそういう……。

また、第7・8世代をターニングポイントとして立ち位置が変わってきている。


第6世代まで

幻のポケモンは、存在そのものは本編ゲーム内でほのめかされることが多かった。

ストーリー上必ず訪れるポケモン屋敷で、関連資料を読むことができるミュウ、ミオシティの民家を調べると噂を聞くことができるダークライなどが典型例。

第4世代は特にこの手の幻ポケモンの噂話・ほのめかしが多い。


劇場版をはじめとするアニメ作品で活躍することが多く、第3世代からは劇場版がゲームとの連動を開始。映画の前売り券購入と引き換えにゲットできるようになり、また、ゲーム内に連れて行くと特殊なイベントが発生するようになった。


第7・8世代

ゲーム内でほとんど話を聞かなくなる。

映画の特典で得た個体をゲームに連れこんでも、だいたいの場合イベントが起こらない。

ゼラオラザルードはむしろ本編ゲームに登場しない地方における希少種といった立ち位置で、メルメタルに至っては進化条件に外伝ゲームが関わっており、本編ゲーム内ではどうあがいてもメルタンから進化させることができない。


ただし、第4世代が初出の幻であるアルセウスについては反対に、新機軸の意欲作LEGENDSアルセウスの顔としてピックアップ。同作では他にもマナフィをはじめ第4世代の幻ポケモンに限りイベントが目白押しであった。

これはあくまで所謂ダイパリメイクブームに乗っかったもので、次作のSVには関係のない話かとも思われていたが……。


第9世代

藍の円盤で久々に幻のポケモンが明確に舞台となる地方との関わりを持たされつつ登場した。なお、幻ポケモンが主役の専用イベントが発生するのはXYならびにORAS以来の約10年ぶり。

また、同作ではメロエッタもゲットできるのだが、その際にはイベントと呼べるほどのものではないが原作を意識した演出があり、演出という点では第6世代までの状況に戻った。


ただし、劇場版の方は完全に制作が止まってしまい、第9世代では映画館での幻配布イベントは一切行われないのではないかと見られている。


入手方法

入手方法

配布による入手

幻のポケモンは基本的に映画関係やイベントでの配布でのみ入手可能であり、

  • ポケモン自体を配布で受け取る
  • 作中で遭遇できるようになる特別なアイテムが配布

という2種類に大別される。


第3世代までは通信ケーブルによってこれらの配布が行われていた(モバイル限定のセレビィを除く)こともあり、特に抽選などを行わず無差別に配布するとなった場合それはそれは長い大行列が発生していた。

また、ミュウが「コロコロコミック」の読者プレゼントとして最初に配布された際、当選確率が約0.025%(20名の枠におよそ8万通の応募)という事態になったこともある。


第4世代以降は「ニンテンドーWi-Fiコネクション」でのポケモン配布ルートが構築され、ポケモン自体が直接期間限定で配信されるようになり、少なくとも大行列は発生しなくなった。


2007年からは、主にそのポケモンが活躍するポケモン映画において、上映する映画館でポケモンそのものを配布するケースが増えている(そのため、映画のエンディングには毎年、配信に協力してくれた映画館の名前が「プロモーション協力」としてずらりと並ぶことになる)。


第4世代において、ダークライとシェイミは映画公開時にポケモンそのものが、プラチナ発売後に捕獲イベント発生用のアイテムと両方の手段が用意されていた。

しかし、アルセウスに関してはポケモンそのものを配信する方法のみが取られ、用意されていた捕獲イベントはボツになってしまった。


近年では映画での配信からしばらくたってからネットやポケモンセンターなどで配信されることがある。

ジラーチのように定期的に配布されている例もあれば、マナフィのように長期にわたり配布されていなかった例もあるなど、ポケモンによって配信頻度にやや差がある。


通常プレイにおける入手

ORASではエピソードデルタにおけるデオキシスの登場により、幻のポケモンが通常プレイで捕獲可能という前代未聞の事態が発生した。ただ、その後の作品では幻のポケモンとして扱われている為、あくまでもシナリオの都合での登場だった。

剣盾以降は幻のポケモンが本編で正式に野生出現する様になり、ケルディオメロエッタ、LEGENDSを含めればシンオウが好きなボールでゲット出来るようになった。

ただし入手には(デオキシスも含めて)相応に複雑な条件を挟んだ上で初めて遭遇出来るようになっている。特にSVのメロエッタに関しては遭遇までの流れがワザップジョルノだとネタにされる程複雑。


また、QRコード読み取りやセーブデータ連動といった要素により、必要なコードやソフトさえ所持していれば幻のポケモンがいつでも受け取り可能である例も増えており、こういったポケモンは入手難易度が著しく低くなっている。


注意喚起

入手方法が限られる貴重なポケモンであり人気も高いが故に、残念ながら正規の手段ではない方法で入手しようとする輩も多い。

ゲームの発売から1週間も経たずに全てのデータが解析される事も多く、改造ツールも気軽に入手できる他、さらに長期間の解析の結果プログラムの穴が発見されることも少なからずあり、現在は第3世代までにおいてバグを駆使した任意コードを実行する技術が確立され、第4世代でもバグを駆使した意図しないフラグの呼び出しが可能となっている。

このため幻のポケモンを改造やバグで出現させ、それをGTS等で放流するといった行為もたやすく出来てしまうのが現状である。


『ポケモンXY』以降、公式で配信された幻のポケモンは全て(プレシャスボールや特別なリボンの有無にかかわらず)GTSやミラクル交換に出すことはできなくなっているので、GTSに預けられているフィオネデオキシスORASの個体)、ケルディオ剣盾の個体)以外の幻のポケモンは全て改造だと思ったほうがいい)。

ミラクル交換等で万が一流れてきてしまったら即逃がすことをおすすめする。


確かに公式が情報を出し惜しみする傍ら、未発表のポケモンを入手して悦に浸りたくなる気分は分かる。

だが、不正なデータ改造等はゲームのデータそのものを破壊しかねない影響を及ぼす可能性もある。

ましてや改造データで通信するなんてことは立派な犯罪でもありマナー違反であり、これでゲーム機が故障した場合は修理などのサポートが受けられなくなる可能性が高くなる。

それを決して忘れないでほしい。


改造ではないがニンテンドーWi-Fiコネクションのサービス終了後、そちらの非公式版サーバーが開発され、データ上正規と変わらない配布個体がこの非公式Wi-Fiで生成できるため、一部で問題となっている。後述するようにポケモンGOを含めればほとんどの種類の幻のポケモンを大量入手できるようになったのは、こうした非公式Wi-Fi産を有難がる輩を減らすための措置なのかもしれない(もっとも、非公式wi-Fi産においては本来の配布個体とはデータ内容の違う非正規値の個体が配布されたケースも報告されているが…)。


対戦における扱い

対戦における扱い

正規の入手機会が限られるためか、基本的に全てのポケモンの種族値が比較的高水準であるにもかかわらず、ランダムマッチなどの一般対戦ルールでは使用できない


全ての伝説のポケモンが使用可能になった「GSルール」でも使用できなかったが、第5世代ではダブルバトルとシングルバトルで1回ずつ、ペラップ以外(専用技の仕様で)が使用可能なインターネット大会が開催された。

また第6世代以降、フリー対戦や一部のスペシャルルールで使うことができるようになった。


剣盾ではシリーズ13で全解禁ルールが開催された。

禁止級もいくらでも使える環境であり、それと比べると種族値で一歩劣る幻のポケモンは平均するとそこまで高順位ではなかったが、最終的にシングルではマーシャドーが、ダブルではマギアナやゼラオラがベスト30入りを果たした。シーズン34も含めるとマーシャドーはダブルでも、ビクティニ、メルメタルはシングル・ダブル両方で使用率30位以上となる。

なお、ザルードは(進化前であるメルタンを除くと)シリーズ通して唯一圏外であったが、使用した技すら集計されていないため、集計ミスによるものと考えられる。


ポケモンGOでは

ポケモンGOでは

基本的にスペシャルリサーチを利用して入手するパターン(ミュウ、セレビィ、ジラーチ、シェイミ、ビクティニ、メロエッタ、ディアンシー、フーパ、ザルード)と、通常の伝説ポケモンと同様、レイドボスとしてジムに襲来してきた個体を倒してゲットするパターン(デオキシス、ダークライ、ゲノセクト)の2つのパターンがある。


前者は、戦闘力があまり高くない、どちらかといえばコレクション要素の強いポケモン(ザルード等一部例外もいるが)が、後者は比較的戦闘力の優れたポケモンが選ばれる傾向にある。

恐らくユーザー間同士で戦力格差が生じないようにという製作側の配慮なのだろう(リサーチで入手するパターンは基本的にゲーム中で1匹だけしか手に入れることができず、交換もできないため厳選が行えない。せめて本家で言うすごいとっくんのように最大まで強化したポケモンに対する救済措置があればいいが)。


ただし、2022年に新たに幻のポケモンを対象とした「エピックレイド」と呼ばれる特殊なレイドが実装されるようになり、第1弾としてそれまでリサーチでしか入手ができなかったフーパが選ばれている。

これにより、今後はこれまでリサーチのクリアで1匹しか入手できなかった幻のポケモンを複数匹入手できるようになると思われる(ただ、厳選できるほど多く連戦できない仕様になっているのが難点だが)。エピックレイドが今後どの程度の頻度で行われていくことになるのかはまだ不透明だが、とりあえず幻のポケモンを複数匹所持するという希望はある程度叶ったと言えるだろう。あとは個体厳選も行えれば言うことなしなのだが。


特殊な例がメルタンであり、最初に「メタモンが変身したポケモン」として登場し(=姿が確認できるのみで捕獲不可)、その後スペシャルリサーチで実装されたが、ほぼ同時にLPLEとの連動をすれば無限に入手できるポケモンとなった(その後、ポケモンHOMEとの連動も開始される)。

つまり幻扱いもされているが、同時に他ゲームとの連動さえ行ってしまえば入手制限は無くなり、一般ポケモン同様にいつでもどこでも大量に入手できるのである。


なお、本作にも通信対戦は存在するが、幻のポケモンの使用には特に制限は設けられておらず、指定されたCP値以内であれば、(伝説・幻の参戦が禁止されているプレミアカップを除けば)誰でも自由に使用することができる。

本作では原作と比べて伝説・幻のポケモンと一般ポケモンの性能差があまりないため、そこまで厳しい制限を設ける必要はないということなのだろう。


ちなみに、スペシャルリサーチ経由で手に入れた幻のポケモンは逃がすことができないが、ポケモンHOMEに送ることはできる


伝説のポケモンもそうだが、メルタン及びメルメタルを除いた自分で捕まえたGO産の幻のポケモンを本編作品へ送るには一度そのセーブデータでGO産以外の個体もしくは通信交換で手に入れた他人のGO産個体を手に入れる必要がある。


歴代の幻のポケモン一覧(備考は『GO』を除く)

歴代の幻のポケモン一覧(備考は『GO』を除く)

No第1世代備考
151ミュウ専用Zワザが使用可能。『BDSP』(※1)で無配布入手可能。
第2世代
251セレビィVC版『クリスタル』で無配布遭遇可能。
第3世代
385ジラーチ『BDSP』(※2)で無配布入手可能。
386デオキシス第3世代ではソフト間交換で、第4世代以降は特定の場所でフォルムチェンジが可能。『ORAS』で無配布遭遇可能。
第4世代
489フィオネマナフィまたはフィオネを手に入れてしまえば、メタモンと育て屋に預けることで無限に入手可能。『LEGENDSアルセウス』で通常遭遇可能。
490マナフィ特殊なタマゴが実装されたポケモン。『LEGENDSアルセウス』でのみ無配布で遭遇可能。
491ダークライ『LEGENDSアルセウス』(※3)で無配布遭遇可能。
492シェイミアイテムによるフォルムチェンジが可能。『LEGENDSアルセウス』(※2)で無配布遭遇可能。
493アルセウスアイテムと特性によるフォルムチェンジが可能。『BDSP』(※4)と『LEGENDSアルセウス』で無配布遭遇可能。
第5世代
494ビクティニ
647ケルディオ技の習得によるフォルムチェンジが可能。『冠の雪原』で無配布遭遇可能。
648メロエッタ技の使用によるフォルムチェンジが可能。『藍の円盤』で無配布遭遇可能。
649ゲノセクトアイテムによるフォルムチェンジが可能。
第6世代
719ディアンシーメガシンカが可能。
720フーパアイテムによるフォルムチェンジが可能。
721ボルケニオン
第7世代
801マギアナ外見の違いが存在。『SM』、『USUM』で事実上無配布で遭遇可能※5
802マーシャドー専用Zワザが使用可能。
807ゼラオラ初登場がUSUMの為、データが存在しないSMには送れない。
第8世代
808メルタン当初はポケモンGO限定の幻のポケモンであった。その後、他ゲームへの転送が可能になると同時に入手制限が撤廃され、一般ポケモンとほぼ同様の扱いになった。本編ではGOからの転送でのみ入手可能。
809メルメタルGOでメルタンを進化させた後に転送(GO外では進化できないため)。特別な個体のみキョダイマックスが可能。
893ザルード外見の違いが存在。
第9世代
1025モモワロウゼロの秘宝 番外編』で入手可能。まぼろしモモンが必要。

※1:『LPLE』とのセーブデータ連動。

※2:『剣盾』とのセーブデータ連動。

※3:『BDSP』とのセーブデータ連動。

※4:『LEGENDSアルセウス』とのセーブデータ連動(要:全てのメイン任務クリア)。

※5:QRスキャンによる配布の体裁を取っているが、そのQRコードは共通かつ事実上無料公開されている。


余談

余談

第3世代では、GBシリーズとの互換が切られるようになった。

この関係からハートゴールド・ソウルシルバー以前の第4世代までは、ホウオウルギアの入手方法はファイアレッド・リーフグリーンとエメラルド向けに配信された『しんぴのチケット』でへそのいわに行くか遠く離れた土地から連れてくることでしか入手できなかった。

FRLGから通常で登場する予定は無いと決めたのか、Ptまで全国図鑑完成に必要がないポケモンとして扱われていた(なおRSでは必須扱いのようだが、特に表彰などもないため空気)。

Ptの次のハートゴールド・ソウルシルバー以降の作品では全国図鑑に必須となっており、

第5世代は入手手段が1世代前のソフトに限られており少々面倒だったが、年々入手難易度が下がり、第8世代ではとうとうDLCさえ購入してしまえば殿堂入り前に入手可能な存在となった。


ちなみに、ルギアは元来アニメオリジナルポケモンとしてデザインされており、主役を務めた映画のタイトルも『幻のポケモン ルギア爆誕』である。

だが奇跡的に『金・銀』が発売前であったことからゲーム内に逆輸入され、この際に立ち位置が「伝説のポケモン」に変更されている。


第5世代で初登場したゾロアおよび進化形のゾロアークは、『ポケモンBW』では何と通常プレイで入手することができない

発売されたのと同じ年の映画関連のポケモンを『BW』に連れてくることでイベントが発生し、初めて入手できるようになる。

このため『BW』では図鑑完成に必要のない幻のポケモン扱いを受ける……と思いきやそうではなく、立ち位置は一般ポケモンであり、バトル施設や公式大会にも参戦できた

もっとも、孵化で増やすことができたことやGTSで検索可能だったこともあって、通信環境さえあれば入手自体にそこまで苦労するわけではなかったが。

『BW2』以降通常プレイでの入手ができるようになったため、(後付けの説明ではあるが)映画関連ポケモンの価値を下げないようにするための一時的な措置だったとも言える。


この2匹はDLC登場後も期間限定レイドでしか会えず、通常プレイでは決して手に入らないため図鑑の完成にも必要ないという、幻のポケモンにも似た特徴を有している。ただ、扱いは準伝説であり、対戦でも使用可能。


ゲーム本編内で確認できるスカーレットブックバイオレットブックでは「幻のポケモン」のイメージ図が書かれていたが、その後に解禁されたパラドックスポケモンと比べても容姿が異なっている。あくまでもイメージ図ということだろう。勿論、これらのポケモンも準伝説扱いである為、対戦で使用できる。


SVではDLCで入手できるモモワロウ以外の幻のポケモンは確認されていない。


関連タグ

関連タグ

伝説ポケモン 準伝説 禁止級


ミニリュウ……一部の図鑑で(目撃例の少なさから)幻のポケモンと呼ばれる事がある。

キュレムランドロス……ブラック・ホワイトで全国図鑑完成に必要ないポケモン。

ラブトロス……LEGENDSアルセウスで出会う必要のある「すべてのポケモン」に含まれないポケモン。

概要

概要

ゲームのデータ上に存在はするが、通常のプレイでは出会うことが出来ないポケモンの総称。

禁止級準伝説と異なり公式の用語である。


本来幻のポケモンは伝説のポケモン(伝説ポケモン)とは別のカテゴリーであるが、アルセウス等、その作品のキーポイントとなるポケモンに深く関わる場合や専用の伝承・神話がある場合も多い。

このため、当サイトでは伝説ポケモン」の括りの一部として幻のポケモンを設けることとする。


基本的にはイベントにおける配布でのみ出会うことが可能だが、近年では条件を満たせば通常のプレイでも出会うことができるようになったポケモンも多い。

このため2024年1月時点で幻のポケモンの一つの見分け方(及び公式が幻のポケモンと考えている見解の一つ)は、ポケモンホームにおいて交換が禁止されている種であることが挙げられる。


ゲームにおける幻のポケモン

ゲームにおける幻のポケモン

もともとは開発者のイタズラで仕込まれたものであった(ミュウ参照)が、現在は完全に定番となっている。

一般のポケモンはゲーム内のどこかで必ず登場する(登場しなくても図鑑には「見つけたポケモン」として登録される)のに対して、

幻のポケモンは通常のプレイでは出現せず、特殊な手段を用いなければゲーム内に迎えることはできない。

このため、登録しなくても図鑑は完成扱いになるという共通点を持つ。いわばコレクション


ポケモン勝負においてはフリー以外のランダムバトルや公式大会などに参加することができない。

従来は禁止級も同じだったが、あちらは「ポケモン竜王戦」などで参加できるルールが増えたため、完全に別カテゴリーとなった。


なお、伝説のポケモンと比べると、ミュウやセレビィ、ジラーチ、ビクティニ等、マスコットキャラを思わせる可愛らしい風貌をした種族の比率が高い。

デオキシスやダークライのように物々しい風貌をした種族も多いが、半分いくかいかないか程度であり、各世代に1種は可愛い系の幻ポケモンがいる。

フーパのように、可愛らしい姿と物々しい姿の二面性を持つパターンもある。


登場当初こそ大きくピックアップされるものの、世代が変わると途端に持ち上げられなくなるという難儀な点を抱えており、下手したら何世代も配布がされないという例も存在する。

そのため、幻のポケモン内でも人気や知名度の格差はかなり大きくなってしまっており、後述の様な特徴を持っていない限り日の目が当たらないというのが現状である。



上記以外のポケモンは当該世代を遊んだことのないトレーナーからすれば、未知のポケモンと化している場合が多い。

幻ってそういう……。

また、第7・8世代をターニングポイントとして立ち位置が変わってきている。


第6世代まで

幻のポケモンは、存在そのものは本編ゲーム内でほのめかされることが多かった。

ストーリー上必ず訪れるポケモン屋敷で、関連資料を読むことができるミュウ、ミオシティの民家を調べると噂を聞くことができるダークライなどが典型例。

第4世代は特にこの手の幻ポケモンの噂話・ほのめかしが多い。


劇場版をはじめとするアニメ作品で活躍することが多く、第3世代からは劇場版がゲームとの連動を開始。映画の前売り券購入と引き換えにゲットできるようになり、また、ゲーム内に連れて行くと特殊なイベントが発生するようになった。


第7・8世代

ゲーム内でほとんど話を聞かなくなる。

映画の特典で得た個体をゲームに連れこんでも、だいたいの場合イベントが起こらない。

ゼラオラザルードはむしろ本編ゲームに登場しない地方における希少種といった立ち位置で、メルメタルに至っては進化条件に外伝ゲームが関わっており、本編ゲーム内ではどうあがいてもメルタンから進化させることができない。


ただし、第4世代が初出の幻であるアルセウスについては反対に、新機軸の意欲作LEGENDSアルセウスの顔としてピックアップ。同作では他にもマナフィをはじめ第4世代の幻ポケモンに限りイベントが目白押しであった。

これはあくまで所謂ダイパリメイクブームに乗っかったもので、次作のSVには関係のない話かとも思われていたが……。


第9世代

藍の円盤で久々に幻のポケモンが明確に舞台となる地方との関わりを持たされつつ登場した。なお、幻ポケモンが主役の専用イベントが発生するのはXYならびにORAS以来の約10年ぶり。

また、同作ではメロエッタもゲットできるのだが、その際にはイベントと呼べるほどのものではないが原作を意識した演出があり、演出という点では第6世代までの状況に戻った。


ただし、劇場版の方は完全に制作が止まってしまい、第9世代では映画館での幻配布イベントは一切行われないのではないかと見られている。


入手方法

入手方法

配布による入手

幻のポケモンは基本的に映画関係やイベントでの配布でのみ入手可能であり、

  • ポケモン自体を配布で受け取る
  • 作中で遭遇できるようになる特別なアイテムが配布

という2種類に大別される。


第3世代までは通信ケーブルによってこれらの配布が行われていた(モバイル限定のセレビィを除く)こともあり、特に抽選などを行わず無差別に配布するとなった場合それはそれは長い大行列が発生していた。

また、ミュウが「コロコロコミック」の読者プレゼントとして最初に配布された際、当選確率が約0.025%(20名の枠におよそ8万通の応募)という事態になったこともある。


第4世代以降は「ニンテンドーWi-Fiコネクション」でのポケモン配布ルートが構築され、ポケモン自体が直接期間限定で配信されるようになり、少なくとも大行列は発生しなくなった。


2007年からは、主にそのポケモンが活躍するポケモン映画において、上映する映画館でポケモンそのものを配布するケースが増えている(そのため、映画のエンディングには毎年、配信に協力してくれた映画館の名前が「プロモーション協力」としてずらりと並ぶことになる)。


第4世代において、ダークライとシェイミは映画公開時にポケモンそのものが、プラチナ発売後に捕獲イベント発生用のアイテムと両方の手段が用意されていた。

しかし、アルセウスに関してはポケモンそのものを配信する方法のみが取られ、用意されていた捕獲イベントはボツになってしまった。


近年では映画での配信からしばらくたってからネットやポケモンセンターなどで配信されることがある。

ジラーチのように定期的に配布されている例もあれば、マナフィのように長期にわたり配布されていなかった例もあるなど、ポケモンによって配信頻度にやや差がある。


通常プレイにおける入手

ORASではエピソードデルタにおけるデオキシスの登場により、幻のポケモンが通常プレイで捕獲可能という前代未聞の事態が発生した。ただ、その後の作品では幻のポケモンとして扱われている為、あくまでもシナリオの都合での登場だった。

剣盾以降は幻のポケモンが本編で正式に野生出現する様になり、ケルディオメロエッタ、LEGENDSを含めればシンオウが好きなボールでゲット出来るようになった。

ただし入手には(デオキシスも含めて)相応に複雑な条件を挟んだ上で初めて遭遇出来るようになっている。特にSVのメロエッタに関しては遭遇までの流れがワザップジョルノだとネタにされる程複雑。


また、QRコード読み取りやセーブデータ連動といった要素により、必要なコードやソフトさえ所持していれば幻のポケモンがいつでも受け取り可能である例も増えており、こういったポケモンは入手難易度が著しく低くなっている。


注意喚起

入手方法が限られる貴重なポケモンであり人気も高いが故に、残念ながら正規の手段ではない方法で入手しようとする輩も多い。

ゲームの発売から1週間も経たずに全てのデータが解析される事も多く、改造ツールも気軽に入手できる他、さらに長期間の解析の結果プログラムの穴が発見されることも少なからずあり、現在は第3世代までにおいてバグを駆使した任意コードを実行する技術が確立され、第4世代でもバグを駆使した意図しないフラグの呼び出しが可能となっている。

このため幻のポケモンを改造やバグで出現させ、それをGTS等で放流するといった行為もたやすく出来てしまうのが現状である。


『ポケモンXY』以降、公式で配信された幻のポケモンは全て(プレシャスボールや特別なリボンの有無にかかわらず)GTSやミラクル交換に出すことはできなくなっているので、GTSに預けられているフィオネデオキシスORASの個体)、ケルディオ剣盾の個体)以外の幻のポケモンは全て改造だと思ったほうがいい)。

ミラクル交換等で万が一流れてきてしまったら即逃がすことをおすすめする。


確かに公式が情報を出し惜しみする傍ら、未発表のポケモンを入手して悦に浸りたくなる気分は分かる。

だが、不正なデータ改造等はゲームのデータそのものを破壊しかねない影響を及ぼす可能性もある。

ましてや改造データで通信するなんてことは立派な犯罪でもありマナー違反であり、これでゲーム機が故障した場合は修理などのサポートが受けられなくなる可能性が高くなる。

それを決して忘れないでほしい。


改造ではないがニンテンドーWi-Fiコネクションのサービス終了後、そちらの非公式版サーバーが開発され、データ上正規と変わらない配布個体がこの非公式Wi-Fiで生成できるため、一部で問題となっている。後述するようにポケモンGOを含めればほとんどの種類の幻のポケモンを大量入手できるようになったのは、こうした非公式Wi-Fi産を有難がる輩を減らすための措置なのかもしれない(もっとも、非公式wi-Fi産においては本来の配布個体とはデータ内容の違う非正規値の個体が配布されたケースも報告されているが…)。


対戦における扱い

対戦における扱い

正規の入手機会が限られるためか、基本的に全てのポケモンの種族値が比較的高水準であるにもかかわらず、ランダムマッチなどの一般対戦ルールでは使用できない


全ての伝説のポケモンが使用可能になった「GSルール」でも使用できなかったが、第5世代ではダブルバトルとシングルバトルで1回ずつ、ペラップ以外(専用技の仕様で)が使用可能なインターネット大会が開催された。

また第6世代以降、フリー対戦や一部のスペシャルルールで使うことができるようになった。


剣盾ではシリーズ13で全解禁ルールが開催された。

禁止級もいくらでも使える環境であり、それと比べると種族値で一歩劣る幻のポケモンは平均するとそこまで高順位ではなかったが、最終的にシングルではマーシャドーが、ダブルではマギアナやゼラオラがベスト30入りを果たした。シーズン34も含めるとマーシャドーはダブルでも、ビクティニ、メルメタルはシングル・ダブル両方で使用率30位以上となる。

なお、ザルードは(進化前であるメルタンを除くと)シリーズ通して唯一圏外であったが、使用した技すら集計されていないため、集計ミスによるものと考えられる。


ポケモンGOでは

ポケモンGOでは

基本的にスペシャルリサーチを利用して入手するパターン(ミュウ、セレビィ、ジラーチ、シェイミ、ビクティニ、メロエッタ、ディアンシー、フーパ、ザルード)と、通常の伝説ポケモンと同様、レイドボスとしてジムに襲来してきた個体を倒してゲットするパターン(デオキシス、ダークライ、ゲノセクト)の2つのパターンがある。


前者は、戦闘力があまり高くない、どちらかといえばコレクション要素の強いポケモン(ザルード等一部例外もいるが)が、後者は比較的戦闘力の優れたポケモンが選ばれる傾向にある。

恐らくユーザー間同士で戦力格差が生じないようにという製作側の配慮なのだろう(リサーチで入手するパターンは基本的にゲーム中で1匹だけしか手に入れることができず、交換もできないため厳選が行えない。せめて本家で言うすごいとっくんのように最大まで強化したポケモンに対する救済措置があればいいが)。


ただし、2022年に新たに幻のポケモンを対象とした「エピックレイド」と呼ばれる特殊なレイドが実装されるようになり、第1弾としてそれまでリサーチでしか入手ができなかったフーパが選ばれている。

これにより、今後はこれまでリサーチのクリアで1匹しか入手できなかった幻のポケモンを複数匹入手できるようになると思われる(ただ、厳選できるほど多く連戦できない仕様になっているのが難点だが)。エピックレイドが今後どの程度の頻度で行われていくことになるのかはまだ不透明だが、とりあえず幻のポケモンを複数匹所持するという希望はある程度叶ったと言えるだろう。あとは個体厳選も行えれば言うことなしなのだが。


特殊な例がメルタンであり、最初に「メタモンが変身したポケモン」として登場し(=姿が確認できるのみで捕獲不可)、その後スペシャルリサーチで実装されたが、ほぼ同時にLPLEとの連動をすれば無限に入手できるポケモンとなった(その後、ポケモンHOMEとの連動も開始される)。

つまり幻扱いもされているが、同時に他ゲームとの連動さえ行ってしまえば入手制限は無くなり、一般ポケモン同様にいつでもどこでも大量に入手できるのである。


なお、本作にも通信対戦は存在するが、幻のポケモンの使用には特に制限は設けられておらず、指定されたCP値以内であれば、(伝説・幻の参戦が禁止されているプレミアカップを除けば)誰でも自由に使用することができる。

本作では原作と比べて伝説・幻のポケモンと一般ポケモンの性能差があまりないため、そこまで厳しい制限を設ける必要はないということなのだろう。


ちなみに、スペシャルリサーチ経由で手に入れた幻のポケモンは逃がすことができないが、ポケモンHOMEに送ることはできる


伝説のポケモンもそうだが、メルタン及びメルメタルを除いた自分で捕まえたGO産の幻のポケモンを本編作品へ送るには一度そのセーブデータでGO産以外の個体もしくは通信交換で手に入れた他人のGO産個体を手に入れる必要がある。


歴代の幻のポケモン一覧(備考は『GO』を除く)

歴代の幻のポケモン一覧(備考は『GO』を除く)

No第1世代備考
151ミュウ専用Zワザが使用可能。『BDSP』(※1)で無配布入手可能。
第2世代
251セレビィVC版『クリスタル』で無配布遭遇可能。
第3世代
385ジラーチ『BDSP』(※2)で無配布入手可能。
386デオキシス第3世代ではソフト間交換で、第4世代以降は特定の場所でフォルムチェンジが可能。『ORAS』で無配布遭遇可能。
第4世代
489フィオネマナフィまたはフィオネを手に入れてしまえば、メタモンと育て屋に預けることで無限に入手可能。『LEGENDSアルセウス』で通常遭遇可能。
490マナフィ特殊なタマゴが実装されたポケモン。『LEGENDSアルセウス』でのみ無配布で遭遇可能。
491ダークライ『LEGENDSアルセウス』(※3)で無配布遭遇可能。
492シェイミアイテムによるフォルムチェンジが可能。『LEGENDSアルセウス』(※2)で無配布遭遇可能。
493アルセウスアイテムと特性によるフォルムチェンジが可能。『BDSP』(※4)と『LEGENDSアルセウス』で無配布遭遇可能。
第5世代
494ビクティニ
647ケルディオ技の習得によるフォルムチェンジが可能。『冠の雪原』で無配布遭遇可能。
648メロエッタ技の使用によるフォルムチェンジが可能。『藍の円盤』で無配布遭遇可能。
649ゲノセクトアイテムによるフォルムチェンジが可能。
第6世代
719ディアンシーメガシンカが可能。
720フーパアイテムによるフォルムチェンジが可能。
721ボルケニオン
第7世代
801マギアナ外見の違いが存在。『SM』、『USUM』で事実上無配布で遭遇可能※5
802マーシャドー専用Zワザが使用可能。
807ゼラオラ初登場がUSUMの為、データが存在しないSMには送れない。
第8世代
808メルタン当初はポケモンGO限定の幻のポケモンであった。その後、他ゲームへの転送が可能になると同時に入手制限が撤廃され、一般ポケモンとほぼ同様の扱いになった。本編ではGOからの転送でのみ入手可能。
809メルメタルGOでメルタンを進化させた後に転送(GO外では進化できないため)。特別な個体のみキョダイマックスが可能。
893ザルード外見の違いが存在。
第9世代
1025モモワロウゼロの秘宝 番外編』で入手可能。まぼろしモモンが必要。

※1:『LPLE』とのセーブデータ連動。

※2:『剣盾』とのセーブデータ連動。

※3:『BDSP』とのセーブデータ連動。

※4:『LEGENDSアルセウス』とのセーブデータ連動(要:全てのメイン任務クリア)。

※5:QRスキャンによる配布の体裁を取っているが、そのQRコードは共通かつ事実上無料公開されている。


余談

余談

第3世代では、GBシリーズとの互換が切られるようになった。

この関係からハートゴールド・ソウルシルバー以前の第4世代までは、ホウオウルギアの入手方法はファイアレッド・リーフグリーンとエメラルド向けに配信された『しんぴのチケット』でへそのいわに行くか遠く離れた土地から連れてくることでしか入手できなかった。

FRLGから通常で登場する予定は無いと決めたのか、Ptまで全国図鑑完成に必要がないポケモンとして扱われていた(なおRSでは必須扱いのようだが、特に表彰などもないため空気)。

Ptの次のハートゴールド・ソウルシルバー以降の作品では全国図鑑に必須となっており、

第5世代は入手手段が1世代前のソフトに限られており少々面倒だったが、年々入手難易度が下がり、第8世代ではとうとうDLCさえ購入してしまえば殿堂入り前に入手可能な存在となった。


ちなみに、ルギアは元来アニメオリジナルポケモンとしてデザインされており、主役を務めた映画のタイトルも『幻のポケモン ルギア爆誕』である。

だが奇跡的に『金・銀』が発売前であったことからゲーム内に逆輸入され、この際に立ち位置が「伝説のポケモン」に変更されている。


第5世代で初登場したゾロアおよび進化形のゾロアークは、『ポケモンBW』では何と通常プレイで入手することができない

発売されたのと同じ年の映画関連のポケモンを『BW』に連れてくることでイベントが発生し、初めて入手できるようになる。

このため『BW』では図鑑完成に必要のない幻のポケモン扱いを受ける……と思いきやそうではなく、立ち位置は一般ポケモンであり、バトル施設や公式大会にも参戦できた

もっとも、孵化で増やすことができたことやGTSで検索可能だったこともあって、通信環境さえあれば入手自体にそこまで苦労するわけではなかったが。

『BW2』以降通常プレイでの入手ができるようになったため、(後付けの説明ではあるが)映画関連ポケモンの価値を下げないようにするための一時的な措置だったとも言える。


この2匹はDLC登場後も期間限定レイドでしか会えず、通常プレイでは決して手に入らないため図鑑の完成にも必要ないという、幻のポケモンにも似た特徴を有している。ただ、扱いは準伝説であり、対戦でも使用可能。


ゲーム本編内で確認できるスカーレットブックバイオレットブックでは「幻のポケモン」のイメージ図が書かれていたが、その後に解禁されたパラドックスポケモンと比べても容姿が異なっている。あくまでもイメージ図ということだろう。勿論、これらのポケモンも準伝説扱いである為、対戦で使用できる。


SVではDLCで入手できるモモワロウ以外の幻のポケモンは確認されていない。


関連タグ

関連タグ

伝説ポケモン 準伝説 禁止級


ミニリュウ……一部の図鑑で(目撃例の少なさから)幻のポケモンと呼ばれる事がある。

キュレムランドロス……ブラック・ホワイトで全国図鑑完成に必要ないポケモン。

ラブトロス……LEGENDSアルセウスで出会う必要のある「すべてのポケモン」に含まれないポケモン。

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幻のポケモン
93
幻のポケモン
93
幻のポケモンとは、『ポケットモンスター』のポケモンのカテゴリーの一種である。

概要

概要

ゲームのデータ上に存在はするが、通常のプレイでは出会うことが出来ないポケモンの総称。

禁止級準伝説と異なり公式の用語である。


本来幻のポケモンは伝説のポケモン(伝説ポケモン)とは別のカテゴリーであるが、アルセウス等、その作品のキーポイントとなるポケモンに深く関わる場合や専用の伝承・神話がある場合も多い。

このため、当サイトでは伝説ポケモン」の括りの一部として幻のポケモンを設けることとする。


基本的にはイベントにおける配布でのみ出会うことが可能だが、近年では条件を満たせば通常のプレイでも出会うことができるようになったポケモンも多い。

このため2024年1月時点で幻のポケモンの一つの見分け方(及び公式が幻のポケモンと考えている見解の一つ)は、ポケモンホームにおいて交換が禁止されている種であることが挙げられる。


ゲームにおける幻のポケモン

ゲームにおける幻のポケモン

もともとは開発者のイタズラで仕込まれたものであった(ミュウ参照)が、現在は完全に定番となっている。

一般のポケモンはゲーム内のどこかで必ず登場する(登場しなくても図鑑には「見つけたポケモン」として登録される)のに対して、

幻のポケモンは通常のプレイでは出現せず、特殊な手段を用いなければゲーム内に迎えることはできない。

このため、登録しなくても図鑑は完成扱いになるという共通点を持つ。いわばコレクション


ポケモン勝負においてはフリー以外のランダムバトルや公式大会などに参加することができない。

従来は禁止級も同じだったが、あちらは「ポケモン竜王戦」などで参加できるルールが増えたため、完全に別カテゴリーとなった。


なお、伝説のポケモンと比べると、ミュウやセレビィ、ジラーチ、ビクティニ等、マスコットキャラを思わせる可愛らしい風貌をした種族の比率が高い。

デオキシスやダークライのように物々しい風貌をした種族も多いが、半分いくかいかないか程度であり、各世代に1種は可愛い系の幻ポケモンがいる。

フーパのように、可愛らしい姿と物々しい姿の二面性を持つパターンもある。


登場当初こそ大きくピックアップされるものの、世代が変わると途端に持ち上げられなくなるという難儀な点を抱えており、下手したら何世代も配布がされないという例も存在する。

そのため、幻のポケモン内でも人気や知名度の格差はかなり大きくなってしまっており、後述の様な特徴を持っていない限り日の目が当たらないというのが現状である。



上記以外のポケモンは当該世代を遊んだことのないトレーナーからすれば、未知のポケモンと化している場合が多い。

幻ってそういう……。

また、第7・8世代をターニングポイントとして立ち位置が変わってきている。


第6世代まで

幻のポケモンは、存在そのものは本編ゲーム内でほのめかされることが多かった。

ストーリー上必ず訪れるポケモン屋敷で、関連資料を読むことができるミュウ、ミオシティの民家を調べると噂を聞くことができるダークライなどが典型例。

第4世代は特にこの手の幻ポケモンの噂話・ほのめかしが多い。


劇場版をはじめとするアニメ作品で活躍することが多く、第3世代からは劇場版がゲームとの連動を開始。映画の前売り券購入と引き換えにゲットできるようになり、また、ゲーム内に連れて行くと特殊なイベントが発生するようになった。


第7・8世代

ゲーム内でほとんど話を聞かなくなる。

映画の特典で得た個体をゲームに連れこんでも、だいたいの場合イベントが起こらない。

ゼラオラザルードはむしろ本編ゲームに登場しない地方における希少種といった立ち位置で、メルメタルに至っては進化条件に外伝ゲームが関わっており、本編ゲーム内ではどうあがいてもメルタンから進化させることができない。


ただし、第4世代が初出の幻であるアルセウスについては反対に、新機軸の意欲作LEGENDSアルセウスの顔としてピックアップ。同作では他にもマナフィをはじめ第4世代の幻ポケモンに限りイベントが目白押しであった。

これはあくまで所謂ダイパリメイクブームに乗っかったもので、次作のSVには関係のない話かとも思われていたが……。


第9世代

藍の円盤で久々に幻のポケモンが明確に舞台となる地方との関わりを持たされつつ登場した。なお、幻ポケモンが主役の専用イベントが発生するのはXYならびにORAS以来の約10年ぶり。

また、同作ではメロエッタもゲットできるのだが、その際にはイベントと呼べるほどのものではないが原作を意識した演出があり、演出という点では第6世代までの状況に戻った。


ただし、劇場版の方は完全に制作が止まってしまい、第9世代では映画館での幻配布イベントは一切行われないのではないかと見られている。


入手方法

入手方法

配布による入手

幻のポケモンは基本的に映画関係やイベントでの配布でのみ入手可能であり、

  • ポケモン自体を配布で受け取る
  • 作中で遭遇できるようになる特別なアイテムが配布

という2種類に大別される。


第3世代までは通信ケーブルによってこれらの配布が行われていた(モバイル限定のセレビィを除く)こともあり、特に抽選などを行わず無差別に配布するとなった場合それはそれは長い大行列が発生していた。

また、ミュウが「コロコロコミック」の読者プレゼントとして最初に配布された際、当選確率が約0.025%(20名の枠におよそ8万通の応募)という事態になったこともある。


第4世代以降は「ニンテンドーWi-Fiコネクション」でのポケモン配布ルートが構築され、ポケモン自体が直接期間限定で配信されるようになり、少なくとも大行列は発生しなくなった。


2007年からは、主にそのポケモンが活躍するポケモン映画において、上映する映画館でポケモンそのものを配布するケースが増えている(そのため、映画のエンディングには毎年、配信に協力してくれた映画館の名前が「プロモーション協力」としてずらりと並ぶことになる)。


第4世代において、ダークライとシェイミは映画公開時にポケモンそのものが、プラチナ発売後に捕獲イベント発生用のアイテムと両方の手段が用意されていた。

しかし、アルセウスに関してはポケモンそのものを配信する方法のみが取られ、用意されていた捕獲イベントはボツになってしまった。


近年では映画での配信からしばらくたってからネットやポケモンセンターなどで配信されることがある。

ジラーチのように定期的に配布されている例もあれば、マナフィのように長期にわたり配布されていなかった例もあるなど、ポケモンによって配信頻度にやや差がある。


通常プレイにおける入手

ORASではエピソードデルタにおけるデオキシスの登場により、幻のポケモンが通常プレイで捕獲可能という前代未聞の事態が発生した。ただ、その後の作品では幻のポケモンとして扱われている為、あくまでもシナリオの都合での登場だった。

剣盾以降は幻のポケモンが本編で正式に野生出現する様になり、ケルディオメロエッタ、LEGENDSを含めればシンオウが好きなボールでゲット出来るようになった。

ただし入手には(デオキシスも含めて)相応に複雑な条件を挟んだ上で初めて遭遇出来るようになっている。特にSVのメロエッタに関しては遭遇までの流れがワザップジョルノだとネタにされる程複雑。


また、QRコード読み取りやセーブデータ連動といった要素により、必要なコードやソフトさえ所持していれば幻のポケモンがいつでも受け取り可能である例も増えており、こういったポケモンは入手難易度が著しく低くなっている。


注意喚起

入手方法が限られる貴重なポケモンであり人気も高いが故に、残念ながら正規の手段ではない方法で入手しようとする輩も多い。

ゲームの発売から1週間も経たずに全てのデータが解析される事も多く、改造ツールも気軽に入手できる他、さらに長期間の解析の結果プログラムの穴が発見されることも少なからずあり、現在は第3世代までにおいてバグを駆使した任意コードを実行する技術が確立され、第4世代でもバグを駆使した意図しないフラグの呼び出しが可能となっている。

このため幻のポケモンを改造やバグで出現させ、それをGTS等で放流するといった行為もたやすく出来てしまうのが現状である。


『ポケモンXY』以降、公式で配信された幻のポケモンは全て(プレシャスボールや特別なリボンの有無にかかわらず)GTSやミラクル交換に出すことはできなくなっているので、GTSに預けられているフィオネデオキシスORASの個体)、ケルディオ剣盾の個体)以外の幻のポケモンは全て改造だと思ったほうがいい)。

ミラクル交換等で万が一流れてきてしまったら即逃がすことをおすすめする。


確かに公式が情報を出し惜しみする傍ら、未発表のポケモンを入手して悦に浸りたくなる気分は分かる。

だが、不正なデータ改造等はゲームのデータそのものを破壊しかねない影響を及ぼす可能性もある。

ましてや改造データで通信するなんてことは立派な犯罪でもありマナー違反であり、これでゲーム機が故障した場合は修理などのサポートが受けられなくなる可能性が高くなる。

それを決して忘れないでほしい。


改造ではないがニンテンドーWi-Fiコネクションのサービス終了後、そちらの非公式版サーバーが開発され、データ上正規と変わらない配布個体がこの非公式Wi-Fiで生成できるため、一部で問題となっている。後述するようにポケモンGOを含めればほとんどの種類の幻のポケモンを大量入手できるようになったのは、こうした非公式Wi-Fi産を有難がる輩を減らすための措置なのかもしれない(もっとも、非公式wi-Fi産においては本来の配布個体とはデータ内容の違う非正規値の個体が配布されたケースも報告されているが…)。


対戦における扱い

対戦における扱い

正規の入手機会が限られるためか、基本的に全てのポケモンの種族値が比較的高水準であるにもかかわらず、ランダムマッチなどの一般対戦ルールでは使用できない


全ての伝説のポケモンが使用可能になった「GSルール」でも使用できなかったが、第5世代ではダブルバトルとシングルバトルで1回ずつ、ペラップ以外(専用技の仕様で)が使用可能なインターネット大会が開催された。

また第6世代以降、フリー対戦や一部のスペシャルルールで使うことができるようになった。


剣盾ではシリーズ13で全解禁ルールが開催された。

禁止級もいくらでも使える環境であり、それと比べると種族値で一歩劣る幻のポケモンは平均するとそこまで高順位ではなかったが、最終的にシングルではマーシャドーが、ダブルではマギアナやゼラオラがベスト30入りを果たした。シーズン34も含めるとマーシャドーはダブルでも、ビクティニ、メルメタルはシングル・ダブル両方で使用率30位以上となる。

なお、ザルードは(進化前であるメルタンを除くと)シリーズ通して唯一圏外であったが、使用した技すら集計されていないため、集計ミスによるものと考えられる。


ポケモンGOでは

ポケモンGOでは

基本的にスペシャルリサーチを利用して入手するパターン(ミュウ、セレビィ、ジラーチ、シェイミ、ビクティニ、メロエッタ、ディアンシー、フーパ、ザルード)と、通常の伝説ポケモンと同様、レイドボスとしてジムに襲来してきた個体を倒してゲットするパターン(デオキシス、ダークライ、ゲノセクト)の2つのパターンがある。


前者は、戦闘力があまり高くない、どちらかといえばコレクション要素の強いポケモン(ザルード等一部例外もいるが)が、後者は比較的戦闘力の優れたポケモンが選ばれる傾向にある。

恐らくユーザー間同士で戦力格差が生じないようにという製作側の配慮なのだろう(リサーチで入手するパターンは基本的にゲーム中で1匹だけしか手に入れることができず、交換もできないため厳選が行えない。せめて本家で言うすごいとっくんのように最大まで強化したポケモンに対する救済措置があればいいが)。


ただし、2022年に新たに幻のポケモンを対象とした「エピックレイド」と呼ばれる特殊なレイドが実装されるようになり、第1弾としてそれまでリサーチでしか入手ができなかったフーパが選ばれている。

これにより、今後はこれまでリサーチのクリアで1匹しか入手できなかった幻のポケモンを複数匹入手できるようになると思われる(ただ、厳選できるほど多く連戦できない仕様になっているのが難点だが)。エピックレイドが今後どの程度の頻度で行われていくことになるのかはまだ不透明だが、とりあえず幻のポケモンを複数匹所持するという希望はある程度叶ったと言えるだろう。あとは個体厳選も行えれば言うことなしなのだが。


特殊な例がメルタンであり、最初に「メタモンが変身したポケモン」として登場し(=姿が確認できるのみで捕獲不可)、その後スペシャルリサーチで実装されたが、ほぼ同時にLPLEとの連動をすれば無限に入手できるポケモンとなった(その後、ポケモンHOMEとの連動も開始される)。

つまり幻扱いもされているが、同時に他ゲームとの連動さえ行ってしまえば入手制限は無くなり、一般ポケモン同様にいつでもどこでも大量に入手できるのである。


なお、本作にも通信対戦は存在するが、幻のポケモンの使用には特に制限は設けられておらず、指定されたCP値以内であれば、(伝説・幻の参戦が禁止されているプレミアカップを除けば)誰でも自由に使用することができる。

本作では原作と比べて伝説・幻のポケモンと一般ポケモンの性能差があまりないため、そこまで厳しい制限を設ける必要はないということなのだろう。


ちなみに、スペシャルリサーチ経由で手に入れた幻のポケモンは逃がすことができないが、ポケモンHOMEに送ることはできる


伝説のポケモンもそうだが、メルタン及びメルメタルを除いた自分で捕まえたGO産の幻のポケモンを本編作品へ送るには一度そのセーブデータでGO産以外の個体もしくは通信交換で手に入れた他人のGO産個体を手に入れる必要がある。


歴代の幻のポケモン一覧(備考は『GO』を除く)

歴代の幻のポケモン一覧(備考は『GO』を除く)

No第1世代備考
151ミュウ専用Zワザが使用可能。『BDSP』(※1)で無配布入手可能。
第2世代
251セレビィVC版『クリスタル』で無配布遭遇可能。
第3世代
385ジラーチ『BDSP』(※2)で無配布入手可能。
386デオキシス第3世代ではソフト間交換で、第4世代以降は特定の場所でフォルムチェンジが可能。『ORAS』で無配布遭遇可能。
第4世代
489フィオネマナフィまたはフィオネを手に入れてしまえば、メタモンと育て屋に預けることで無限に入手可能。『LEGENDSアルセウス』で通常遭遇可能。
490マナフィ特殊なタマゴが実装されたポケモン。『LEGENDSアルセウス』でのみ無配布で遭遇可能。
491ダークライ『LEGENDSアルセウス』(※3)で無配布遭遇可能。
492シェイミアイテムによるフォルムチェンジが可能。『LEGENDSアルセウス』(※2)で無配布遭遇可能。
493アルセウスアイテムと特性によるフォルムチェンジが可能。『BDSP』(※4)と『LEGENDSアルセウス』で無配布遭遇可能。
第5世代
494ビクティニ
647ケルディオ技の習得によるフォルムチェンジが可能。『冠の雪原』で無配布遭遇可能。
648メロエッタ技の使用によるフォルムチェンジが可能。『藍の円盤』で無配布遭遇可能。
649ゲノセクトアイテムによるフォルムチェンジが可能。
第6世代
719ディアンシーメガシンカが可能。
720フーパアイテムによるフォルムチェンジが可能。
721ボルケニオン
第7世代
801マギアナ外見の違いが存在。『SM』、『USUM』で事実上無配布で遭遇可能※5
802マーシャドー専用Zワザが使用可能。
807ゼラオラ初登場がUSUMの為、データが存在しないSMには送れない。
第8世代
808メルタン当初はポケモンGO限定の幻のポケモンであった。その後、他ゲームへの転送が可能になると同時に入手制限が撤廃され、一般ポケモンとほぼ同様の扱いになった。本編ではGOからの転送でのみ入手可能。
809メルメタルGOでメルタンを進化させた後に転送(GO外では進化できないため)。特別な個体のみキョダイマックスが可能。
893ザルード外見の違いが存在。
第9世代
1025モモワロウゼロの秘宝 番外編』で入手可能。まぼろしモモンが必要。

※1:『LPLE』とのセーブデータ連動。

※2:『剣盾』とのセーブデータ連動。

※3:『BDSP』とのセーブデータ連動。

※4:『LEGENDSアルセウス』とのセーブデータ連動(要:全てのメイン任務クリア)。

※5:QRスキャンによる配布の体裁を取っているが、そのQRコードは共通かつ事実上無料公開されている。


余談

余談

第3世代では、GBシリーズとの互換が切られるようになった。

この関係からハートゴールド・ソウルシルバー以前の第4世代までは、ホウオウルギアの入手方法はファイアレッド・リーフグリーンとエメラルド向けに配信された『しんぴのチケット』でへそのいわに行くか遠く離れた土地から連れてくることでしか入手できなかった。

FRLGから通常で登場する予定は無いと決めたのか、Ptまで全国図鑑完成に必要がないポケモンとして扱われていた(なおRSでは必須扱いのようだが、特に表彰などもないため空気)。

Ptの次のハートゴールド・ソウルシルバー以降の作品では全国図鑑に必須となっており、

第5世代は入手手段が1世代前のソフトに限られており少々面倒だったが、年々入手難易度が下がり、第8世代ではとうとうDLCさえ購入してしまえば殿堂入り前に入手可能な存在となった。


ちなみに、ルギアは元来アニメオリジナルポケモンとしてデザインされており、主役を務めた映画のタイトルも『幻のポケモン ルギア爆誕』である。

だが奇跡的に『金・銀』が発売前であったことからゲーム内に逆輸入され、この際に立ち位置が「伝説のポケモン」に変更されている。


第5世代で初登場したゾロアおよび進化形のゾロアークは、『ポケモンBW』では何と通常プレイで入手することができない

発売されたのと同じ年の映画関連のポケモンを『BW』に連れてくることでイベントが発生し、初めて入手できるようになる。

このため『BW』では図鑑完成に必要のない幻のポケモン扱いを受ける……と思いきやそうではなく、立ち位置は一般ポケモンであり、バトル施設や公式大会にも参戦できた

もっとも、孵化で増やすことができたことやGTSで検索可能だったこともあって、通信環境さえあれば入手自体にそこまで苦労するわけではなかったが。

『BW2』以降通常プレイでの入手ができるようになったため、(後付けの説明ではあるが)映画関連ポケモンの価値を下げないようにするための一時的な措置だったとも言える。


この2匹はDLC登場後も期間限定レイドでしか会えず、通常プレイでは決して手に入らないため図鑑の完成にも必要ないという、幻のポケモンにも似た特徴を有している。ただ、扱いは準伝説であり、対戦でも使用可能。


ゲーム本編内で確認できるスカーレットブックバイオレットブックでは「幻のポケモン」のイメージ図が書かれていたが、その後に解禁されたパラドックスポケモンと比べても容姿が異なっている。あくまでもイメージ図ということだろう。勿論、これらのポケモンも準伝説扱いである為、対戦で使用できる。


SVではDLCで入手できるモモワロウ以外の幻のポケモンは確認されていない。


関連タグ

関連タグ

伝説ポケモン 準伝説 禁止級


ミニリュウ……一部の図鑑で(目撃例の少なさから)幻のポケモンと呼ばれる事がある。

キュレムランドロス……ブラック・ホワイトで全国図鑑完成に必要ないポケモン。

ラブトロス……LEGENDSアルセウスで出会う必要のある「すべてのポケモン」に含まれないポケモン。

概要

概要

ゲームのデータ上に存在はするが、通常のプレイでは出会うことが出来ないポケモンの総称。

禁止級準伝説と異なり公式の用語である。


本来幻のポケモンは伝説のポケモン(伝説ポケモン)とは別のカテゴリーであるが、アルセウス等、その作品のキーポイントとなるポケモンに深く関わる場合や専用の伝承・神話がある場合も多い。

このため、当サイトでは伝説ポケモン」の括りの一部として幻のポケモンを設けることとする。


基本的にはイベントにおける配布でのみ出会うことが可能だが、近年では条件を満たせば通常のプレイでも出会うことができるようになったポケモンも多い。

このため2024年1月時点で幻のポケモンの一つの見分け方(及び公式が幻のポケモンと考えている見解の一つ)は、ポケモンホームにおいて交換が禁止されている種であることが挙げられる。


ゲームにおける幻のポケモン

ゲームにおける幻のポケモン

もともとは開発者のイタズラで仕込まれたものであった(ミュウ参照)が、現在は完全に定番となっている。

一般のポケモンはゲーム内のどこかで必ず登場する(登場しなくても図鑑には「見つけたポケモン」として登録される)のに対して、

幻のポケモンは通常のプレイでは出現せず、特殊な手段を用いなければゲーム内に迎えることはできない。

このため、登録しなくても図鑑は完成扱いになるという共通点を持つ。いわばコレクション


ポケモン勝負においてはフリー以外のランダムバトルや公式大会などに参加することができない。

従来は禁止級も同じだったが、あちらは「ポケモン竜王戦」などで参加できるルールが増えたため、完全に別カテゴリーとなった。


なお、伝説のポケモンと比べると、ミュウやセレビィ、ジラーチ、ビクティニ等、マスコットキャラを思わせる可愛らしい風貌をした種族の比率が高い。

デオキシスやダークライのように物々しい風貌をした種族も多いが、半分いくかいかないか程度であり、各世代に1種は可愛い系の幻ポケモンがいる。

フーパのように、可愛らしい姿と物々しい姿の二面性を持つパターンもある。


登場当初こそ大きくピックアップされるものの、世代が変わると途端に持ち上げられなくなるという難儀な点を抱えており、下手したら何世代も配布がされないという例も存在する。

そのため、幻のポケモン内でも人気や知名度の格差はかなり大きくなってしまっており、後述の様な特徴を持っていない限り日の目が当たらないというのが現状である。



上記以外のポケモンは当該世代を遊んだことのないトレーナーからすれば、未知のポケモンと化している場合が多い。

幻ってそういう……。

また、第7・8世代をターニングポイントとして立ち位置が変わってきている。


第6世代まで

幻のポケモンは、存在そのものは本編ゲーム内でほのめかされることが多かった。

ストーリー上必ず訪れるポケモン屋敷で、関連資料を読むことができるミュウ、ミオシティの民家を調べると噂を聞くことができるダークライなどが典型例。

第4世代は特にこの手の幻ポケモンの噂話・ほのめかしが多い。


劇場版をはじめとするアニメ作品で活躍することが多く、第3世代からは劇場版がゲームとの連動を開始。映画の前売り券購入と引き換えにゲットできるようになり、また、ゲーム内に連れて行くと特殊なイベントが発生するようになった。


第7・8世代

ゲーム内でほとんど話を聞かなくなる。

映画の特典で得た個体をゲームに連れこんでも、だいたいの場合イベントが起こらない。

ゼラオラザルードはむしろ本編ゲームに登場しない地方における希少種といった立ち位置で、メルメタルに至っては進化条件に外伝ゲームが関わっており、本編ゲーム内ではどうあがいてもメルタンから進化させることができない。


ただし、第4世代が初出の幻であるアルセウスについては反対に、新機軸の意欲作LEGENDSアルセウスの顔としてピックアップ。同作では他にもマナフィをはじめ第4世代の幻ポケモンに限りイベントが目白押しであった。

これはあくまで所謂ダイパリメイクブームに乗っかったもので、次作のSVには関係のない話かとも思われていたが……。


第9世代

藍の円盤で久々に幻のポケモンが明確に舞台となる地方との関わりを持たされつつ登場した。なお、幻ポケモンが主役の専用イベントが発生するのはXYならびにORAS以来の約10年ぶり。

また、同作ではメロエッタもゲットできるのだが、その際にはイベントと呼べるほどのものではないが原作を意識した演出があり、演出という点では第6世代までの状況に戻った。


ただし、劇場版の方は完全に制作が止まってしまい、第9世代では映画館での幻配布イベントは一切行われないのではないかと見られている。


入手方法

入手方法

配布による入手

幻のポケモンは基本的に映画関係やイベントでの配布でのみ入手可能であり、

  • ポケモン自体を配布で受け取る
  • 作中で遭遇できるようになる特別なアイテムが配布

という2種類に大別される。


第3世代までは通信ケーブルによってこれらの配布が行われていた(モバイル限定のセレビィを除く)こともあり、特に抽選などを行わず無差別に配布するとなった場合それはそれは長い大行列が発生していた。

また、ミュウが「コロコロコミック」の読者プレゼントとして最初に配布された際、当選確率が約0.025%(20名の枠におよそ8万通の応募)という事態になったこともある。


第4世代以降は「ニンテンドーWi-Fiコネクション」でのポケモン配布ルートが構築され、ポケモン自体が直接期間限定で配信されるようになり、少なくとも大行列は発生しなくなった。


2007年からは、主にそのポケモンが活躍するポケモン映画において、上映する映画館でポケモンそのものを配布するケースが増えている(そのため、映画のエンディングには毎年、配信に協力してくれた映画館の名前が「プロモーション協力」としてずらりと並ぶことになる)。


第4世代において、ダークライとシェイミは映画公開時にポケモンそのものが、プラチナ発売後に捕獲イベント発生用のアイテムと両方の手段が用意されていた。

しかし、アルセウスに関してはポケモンそのものを配信する方法のみが取られ、用意されていた捕獲イベントはボツになってしまった。


近年では映画での配信からしばらくたってからネットやポケモンセンターなどで配信されることがある。

ジラーチのように定期的に配布されている例もあれば、マナフィのように長期にわたり配布されていなかった例もあるなど、ポケモンによって配信頻度にやや差がある。


通常プレイにおける入手

ORASではエピソードデルタにおけるデオキシスの登場により、幻のポケモンが通常プレイで捕獲可能という前代未聞の事態が発生した。ただ、その後の作品では幻のポケモンとして扱われている為、あくまでもシナリオの都合での登場だった。

剣盾以降は幻のポケモンが本編で正式に野生出現する様になり、ケルディオメロエッタ、LEGENDSを含めればシンオウが好きなボールでゲット出来るようになった。

ただし入手には(デオキシスも含めて)相応に複雑な条件を挟んだ上で初めて遭遇出来るようになっている。特にSVのメロエッタに関しては遭遇までの流れがワザップジョルノだとネタにされる程複雑。


また、QRコード読み取りやセーブデータ連動といった要素により、必要なコードやソフトさえ所持していれば幻のポケモンがいつでも受け取り可能である例も増えており、こういったポケモンは入手難易度が著しく低くなっている。


注意喚起

入手方法が限られる貴重なポケモンであり人気も高いが故に、残念ながら正規の手段ではない方法で入手しようとする輩も多い。

ゲームの発売から1週間も経たずに全てのデータが解析される事も多く、改造ツールも気軽に入手できる他、さらに長期間の解析の結果プログラムの穴が発見されることも少なからずあり、現在は第3世代までにおいてバグを駆使した任意コードを実行する技術が確立され、第4世代でもバグを駆使した意図しないフラグの呼び出しが可能となっている。

このため幻のポケモンを改造やバグで出現させ、それをGTS等で放流するといった行為もたやすく出来てしまうのが現状である。


『ポケモンXY』以降、公式で配信された幻のポケモンは全て(プレシャスボールや特別なリボンの有無にかかわらず)GTSやミラクル交換に出すことはできなくなっているので、GTSに預けられているフィオネデオキシスORASの個体)、ケルディオ剣盾の個体)以外の幻のポケモンは全て改造だと思ったほうがいい)。

ミラクル交換等で万が一流れてきてしまったら即逃がすことをおすすめする。


確かに公式が情報を出し惜しみする傍ら、未発表のポケモンを入手して悦に浸りたくなる気分は分かる。

だが、不正なデータ改造等はゲームのデータそのものを破壊しかねない影響を及ぼす可能性もある。

ましてや改造データで通信するなんてことは立派な犯罪でもありマナー違反であり、これでゲーム機が故障した場合は修理などのサポートが受けられなくなる可能性が高くなる。

それを決して忘れないでほしい。


改造ではないがニンテンドーWi-Fiコネクションのサービス終了後、そちらの非公式版サーバーが開発され、データ上正規と変わらない配布個体がこの非公式Wi-Fiで生成できるため、一部で問題となっている。後述するようにポケモンGOを含めればほとんどの種類の幻のポケモンを大量入手できるようになったのは、こうした非公式Wi-Fi産を有難がる輩を減らすための措置なのかもしれない(もっとも、非公式wi-Fi産においては本来の配布個体とはデータ内容の違う非正規値の個体が配布されたケースも報告されているが…)。


対戦における扱い

対戦における扱い

正規の入手機会が限られるためか、基本的に全てのポケモンの種族値が比較的高水準であるにもかかわらず、ランダムマッチなどの一般対戦ルールでは使用できない


全ての伝説のポケモンが使用可能になった「GSルール」でも使用できなかったが、第5世代ではダブルバトルとシングルバトルで1回ずつ、ペラップ以外(専用技の仕様で)が使用可能なインターネット大会が開催された。

また第6世代以降、フリー対戦や一部のスペシャルルールで使うことができるようになった。


剣盾ではシリーズ13で全解禁ルールが開催された。

禁止級もいくらでも使える環境であり、それと比べると種族値で一歩劣る幻のポケモンは平均するとそこまで高順位ではなかったが、最終的にシングルではマーシャドーが、ダブルではマギアナやゼラオラがベスト30入りを果たした。シーズン34も含めるとマーシャドーはダブルでも、ビクティニ、メルメタルはシングル・ダブル両方で使用率30位以上となる。

なお、ザルードは(進化前であるメルタンを除くと)シリーズ通して唯一圏外であったが、使用した技すら集計されていないため、集計ミスによるものと考えられる。


ポケモンGOでは

ポケモンGOでは

基本的にスペシャルリサーチを利用して入手するパターン(ミュウ、セレビィ、ジラーチ、シェイミ、ビクティニ、メロエッタ、ディアンシー、フーパ、ザルード)と、通常の伝説ポケモンと同様、レイドボスとしてジムに襲来してきた個体を倒してゲットするパターン(デオキシス、ダークライ、ゲノセクト)の2つのパターンがある。


前者は、戦闘力があまり高くない、どちらかといえばコレクション要素の強いポケモン(ザルード等一部例外もいるが)が、後者は比較的戦闘力の優れたポケモンが選ばれる傾向にある。

恐らくユーザー間同士で戦力格差が生じないようにという製作側の配慮なのだろう(リサーチで入手するパターンは基本的にゲーム中で1匹だけしか手に入れることができず、交換もできないため厳選が行えない。せめて本家で言うすごいとっくんのように最大まで強化したポケモンに対する救済措置があればいいが)。


ただし、2022年に新たに幻のポケモンを対象とした「エピックレイド」と呼ばれる特殊なレイドが実装されるようになり、第1弾としてそれまでリサーチでしか入手ができなかったフーパが選ばれている。

これにより、今後はこれまでリサーチのクリアで1匹しか入手できなかった幻のポケモンを複数匹入手できるようになると思われる(ただ、厳選できるほど多く連戦できない仕様になっているのが難点だが)。エピックレイドが今後どの程度の頻度で行われていくことになるのかはまだ不透明だが、とりあえず幻のポケモンを複数匹所持するという希望はある程度叶ったと言えるだろう。あとは個体厳選も行えれば言うことなしなのだが。


特殊な例がメルタンであり、最初に「メタモンが変身したポケモン」として登場し(=姿が確認できるのみで捕獲不可)、その後スペシャルリサーチで実装されたが、ほぼ同時にLPLEとの連動をすれば無限に入手できるポケモンとなった(その後、ポケモンHOMEとの連動も開始される)。

つまり幻扱いもされているが、同時に他ゲームとの連動さえ行ってしまえば入手制限は無くなり、一般ポケモン同様にいつでもどこでも大量に入手できるのである。


なお、本作にも通信対戦は存在するが、幻のポケモンの使用には特に制限は設けられておらず、指定されたCP値以内であれば、(伝説・幻の参戦が禁止されているプレミアカップを除けば)誰でも自由に使用することができる。

本作では原作と比べて伝説・幻のポケモンと一般ポケモンの性能差があまりないため、そこまで厳しい制限を設ける必要はないということなのだろう。


ちなみに、スペシャルリサーチ経由で手に入れた幻のポケモンは逃がすことができないが、ポケモンHOMEに送ることはできる


伝説のポケモンもそうだが、メルタン及びメルメタルを除いた自分で捕まえたGO産の幻のポケモンを本編作品へ送るには一度そのセーブデータでGO産以外の個体もしくは通信交換で手に入れた他人のGO産個体を手に入れる必要がある。


歴代の幻のポケモン一覧(備考は『GO』を除く)

歴代の幻のポケモン一覧(備考は『GO』を除く)

No第1世代備考
151ミュウ専用Zワザが使用可能。『BDSP』(※1)で無配布入手可能。
第2世代
251セレビィVC版『クリスタル』で無配布遭遇可能。
第3世代
385ジラーチ『BDSP』(※2)で無配布入手可能。
386デオキシス第3世代ではソフト間交換で、第4世代以降は特定の場所でフォルムチェンジが可能。『ORAS』で無配布遭遇可能。
第4世代
489フィオネマナフィまたはフィオネを手に入れてしまえば、メタモンと育て屋に預けることで無限に入手可能。『LEGENDSアルセウス』で通常遭遇可能。
490マナフィ特殊なタマゴが実装されたポケモン。『LEGENDSアルセウス』でのみ無配布で遭遇可能。
491ダークライ『LEGENDSアルセウス』(※3)で無配布遭遇可能。
492シェイミアイテムによるフォルムチェンジが可能。『LEGENDSアルセウス』(※2)で無配布遭遇可能。
493アルセウスアイテムと特性によるフォルムチェンジが可能。『BDSP』(※4)と『LEGENDSアルセウス』で無配布遭遇可能。
第5世代
494ビクティニ
647ケルディオ技の習得によるフォルムチェンジが可能。『冠の雪原』で無配布遭遇可能。
648メロエッタ技の使用によるフォルムチェンジが可能。『藍の円盤』で無配布遭遇可能。
649ゲノセクトアイテムによるフォルムチェンジが可能。
第6世代
719ディアンシーメガシンカが可能。
720フーパアイテムによるフォルムチェンジが可能。
721ボルケニオン
第7世代
801マギアナ外見の違いが存在。『SM』、『USUM』で事実上無配布で遭遇可能※5
802マーシャドー専用Zワザが使用可能。
807ゼラオラ初登場がUSUMの為、データが存在しないSMには送れない。
第8世代
808メルタン当初はポケモンGO限定の幻のポケモンであった。その後、他ゲームへの転送が可能になると同時に入手制限が撤廃され、一般ポケモンとほぼ同様の扱いになった。本編ではGOからの転送でのみ入手可能。
809メルメタルGOでメルタンを進化させた後に転送(GO外では進化できないため)。特別な個体のみキョダイマックスが可能。
893ザルード外見の違いが存在。
第9世代
1025モモワロウゼロの秘宝 番外編』で入手可能。まぼろしモモンが必要。

※1:『LPLE』とのセーブデータ連動。

※2:『剣盾』とのセーブデータ連動。

※3:『BDSP』とのセーブデータ連動。

※4:『LEGENDSアルセウス』とのセーブデータ連動(要:全てのメイン任務クリア)。

※5:QRスキャンによる配布の体裁を取っているが、そのQRコードは共通かつ事実上無料公開されている。


余談

余談

第3世代では、GBシリーズとの互換が切られるようになった。

この関係からハートゴールド・ソウルシルバー以前の第4世代までは、ホウオウルギアの入手方法はファイアレッド・リーフグリーンとエメラルド向けに配信された『しんぴのチケット』でへそのいわに行くか遠く離れた土地から連れてくることでしか入手できなかった。

FRLGから通常で登場する予定は無いと決めたのか、Ptまで全国図鑑完成に必要がないポケモンとして扱われていた(なおRSでは必須扱いのようだが、特に表彰などもないため空気)。

Ptの次のハートゴールド・ソウルシルバー以降の作品では全国図鑑に必須となっており、

第5世代は入手手段が1世代前のソフトに限られており少々面倒だったが、年々入手難易度が下がり、第8世代ではとうとうDLCさえ購入してしまえば殿堂入り前に入手可能な存在となった。


ちなみに、ルギアは元来アニメオリジナルポケモンとしてデザインされており、主役を務めた映画のタイトルも『幻のポケモン ルギア爆誕』である。

だが奇跡的に『金・銀』が発売前であったことからゲーム内に逆輸入され、この際に立ち位置が「伝説のポケモン」に変更されている。


第5世代で初登場したゾロアおよび進化形のゾロアークは、『ポケモンBW』では何と通常プレイで入手することができない

発売されたのと同じ年の映画関連のポケモンを『BW』に連れてくることでイベントが発生し、初めて入手できるようになる。

このため『BW』では図鑑完成に必要のない幻のポケモン扱いを受ける……と思いきやそうではなく、立ち位置は一般ポケモンであり、バトル施設や公式大会にも参戦できた

もっとも、孵化で増やすことができたことやGTSで検索可能だったこともあって、通信環境さえあれば入手自体にそこまで苦労するわけではなかったが。

『BW2』以降通常プレイでの入手ができるようになったため、(後付けの説明ではあるが)映画関連ポケモンの価値を下げないようにするための一時的な措置だったとも言える。


この2匹はDLC登場後も期間限定レイドでしか会えず、通常プレイでは決して手に入らないため図鑑の完成にも必要ないという、幻のポケモンにも似た特徴を有している。ただ、扱いは準伝説であり、対戦でも使用可能。


ゲーム本編内で確認できるスカーレットブックバイオレットブックでは「幻のポケモン」のイメージ図が書かれていたが、その後に解禁されたパラドックスポケモンと比べても容姿が異なっている。あくまでもイメージ図ということだろう。勿論、これらのポケモンも準伝説扱いである為、対戦で使用できる。


SVではDLCで入手できるモモワロウ以外の幻のポケモンは確認されていない。


関連タグ

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伝説ポケモン 準伝説 禁止級


ミニリュウ……一部の図鑑で(目撃例の少なさから)幻のポケモンと呼ばれる事がある。

キュレムランドロス……ブラック・ホワイトで全国図鑑完成に必要ないポケモン。

ラブトロス……LEGENDSアルセウスで出会う必要のある「すべてのポケモン」に含まれないポケモン。

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