「ショオーッ!!」
誘導
- プリンセスコネクト!Re:Diveのホウオウ。→ホウオウ(プリコネ)(※ただし、重大なネタバレを含むので、リンク先の閲覧は注意。万華の鳳凰も参照の事)
こちらでは『ポケットモンスター』の同名ポケモンに関して取り扱う。
基礎データ
全国図鑑 | No.0250 |
---|---|
ジョウト図鑑(GSC) | No.248 |
ジョウト図鑑(HGSS) | No.253 |
ローマ字表記 | Houou |
ぶんるい | にじいろポケモン |
タイプ | ほのお / ひこう |
たかさ | 3.8m |
おもさ | 199.0kg |
せいべつ | 不明 |
特性 | プレッシャー:自分が技を受けると、相手が使用した技のPPが2ずつ減る。 |
隠れ特性 | さいせいりょく:他のポケモンに交代すると、最大HPの1/3を回復する。 |
タマゴグループ | タマゴみはっけん |
他言語版の名称
英語・ドイツ語・フランス語 | Ho-Oh |
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韓国語 | 칠색조 |
中国語(台湾国語) | 凤王 |
中国語(広東語) | 鳳王 |
概要
ジョウト地方の伝説に語られる伝説のポケモン。
原作ゲーム「ポケットモンスター金・銀」の金版のパッケージを飾っており、銀版を飾るルギアと対になる存在。リメイクである「ハートゴールド・ソウルシルバー」でも同様。
名前の由来は恐らく『鳳凰』から。
作中で「虹色」とも称される翼や尾羽を持っている。
ほのおタイプをもつだけあり、体の色は炎を連想させるような朱色と黄色である。
色違いはパッケージ作品同様の金色の姿になっている。
エンジュシティに700年前に建設されたスズのとうに舞い降りる主であったが、いつしかその姿を見せることはなくなり、現在は伝説の存在となってしまったという。
「ポケモン神話」においては、世界中を飛び続ける、心正しき者の前に姿を現す、虹の麓に生息している、飛んだあとには虹が残る、虹色の羽は幸せをもたらす、ホウオウを見たものには永遠の幸せが約束される等「極楽浄土」の象徴のような伝承が主に語られる。
ジョウト地方には「生命の蘇生」に関わる伝承が残されている。
物語時点から150年前、エンジュシティのカネのとうを雷が打ち、大規模な火事が発生した。火事は大雨によって鎮火したものの時既に遅く、カネのとうは焼け落ち、更に逃げ遅れた三匹の名もなきポケモンが命を落とした。
それを悲しんだ虹色のポケモン・ホウオウはやけたとうに舞い降りて死んだポケモンを蘇らせ、三匹はそれぞれ雷、炎、雨を象徴するポケモンとなったという。
これが伝説のポケモン、ライコウ・エンテイ・スイクンの由来である。
更に『HGSS』では伝説の続きが語られており、その強大な力に恐れをなした人々に追い立てられ、悲しみを覚えてその地を飛び去ったらしい(スズのとうに舞い降りなくなったのはこの一件が原因であろう)。
死者を蘇らせたという逸話が伝わるのは現時点でもこのホウオウのみであり、伝説が事実であるとすれば、ポケモンの中でも特別な力を持った存在と言えるかもしれない。
1500年以上前に築かれたというアルフの遺跡にも当時絶滅していたはずの化石ポケモンと共に姿が残されており(ホウオウが化石ポケモンを蘇生させたという暗示?)、同一の個体が生き続けているとすればその寿命は1500年を超えると見られる。
また、シリーズ屈指のチート蘇生アイテム「せいなるはい」もホウオウとの関わりを強く匂わせており(基本ホウオウからしか入手できない)、ここでも「蘇生」の力を持つことが仄めかされている。
一方、2006年に出版された「ポケモン全キャラ大事典」のオーキド博士のコメントによれば「炎で大地を焼き払い、争いを鎮めた」という伝承が残されており、欲深い者や争いの火種となる者たちに対しては厳しい側面を持ち合わせている事もうかがえる。
初登場したゲームの発売は現実世界の1999年だが、その3年前の1996年夏に『金・銀』の制作が発表された際に最初に登場したポケモンである。デンリュウ、ドンファン、ヤドキングがこれに続いた。
当時タイプは明かされておらず、謎のポケモンという立ち位置だった。(ちなみにカラーリングはポケットモンスター金銀というタイトルに相応しい金ピカであった。)
『金・銀・クリスタル』では専用曲はなかったが、リメイク版である『ハートゴールド・ソウルシルバー』で和風な専用曲が追加され、ファンの間でかなりの人気を博した。海外でも人気が高い曲だが、作曲者の一之瀬剛曰く「和を押し出しすぎてポケモンっぽくない」ので没にする予定だったとのこと。
ルギアとの関係
ルギアとは『太陽⇔月』『昼⇔夜』『陽⇔陰』『天空⇔海底』『上⇔下』の関係とされる。出現場所もルギアは下に潜る場所なのに対してホウオウは上に進んでいく。
設定の元は近い能力のスサノオとアマテラスの引きこもりの逸話を合わせてとったものだと考えられる。
更に公式イラストのポーズも『金・銀』時代はホウオウが翼を上に振り上げているのに対し、ルギアは翼を下に振り下げている。また、『HGSS』では左右逆を向いたポーズになっている(これは『RS』以降のパッケージを飾ったポケモン共通の仕様でこの2体に限った話ではないが)。
奇遇にもどちらにも「生命」に関わる設定(こちらは復活・再生)がある。
ゲーム上での特徴
金銀クリスタル・HGSS
- 『金』『ハートゴールド』では、ラジオとうの局長から「にじいろのはね」をもらえ、スズのとうに出現する。『ハートゴールド』ではにじいろのはねに加え、バッジ8つ入手後にエンジュシティのまいこはんに5人抜きして「とうめいなスズ」を入手しなければならない。
- 金:Lv.40 HG:Lv.45
- 『銀』『ソウルシルバー』では、ED後にニビシティにいる老人から「にじいろのはね」がもらえる。
- Lv.70
- 『クリスタル』では、殿堂入り後にライコウ・スイクン・エンテイを全て捕まえていると、スズのとう一階にいるぼうずから「にじいろのはね」がもらえる。
- Lv.60
- なお、当時の攻略本にはハッキリとした入手方法が書かれておらず、精々ヒントしか載っていなかった。
- 捕獲率係数は一度も変えられていないため、もともと任意遭遇だったホウオウは最も低い係数のまま(要するに捕まえにくい)。
FRLG・エメラルド
- なお、第3世代開始から『HGSS』発売まで配信なしでのホウオウの入手方法が外伝作品『ポケモンコロシアム』しかなく、本編での確実な入手方法が存在しないことから『FRLG』から『Pt』までのソフトでは幻的扱いを受けていた(全国図鑑完成の条件に含まれず、攻略本での記載もそれになっていた)。本編で入手可能になった『HGSS』から元に戻り、全国図鑑の完成にも必要になった。
BW2
ORAS
USUM
- 『ウルトラサン』のみ登場。ウルトラワープライドで行ける赤いワープホールの先にある「空ステージ」に出現する。
- Lv.60
ソード・シールド
- 『ソード』にて、DLC「冠の雪原」のダイマックスアドベンチャーにボスで出現する。『シールド』でもソード主催のホウオウが出現するコースにゲストで行けば自分のソフトで出現させられる。その場で捕獲しなくても居場所を登録すれば自分主催で行ける。
- Lv.70
BDSP
- 導きの部屋でレジロック・レジスチル・レジアイス捕獲後、ブリリアントダイヤモンドでのみ「ジョウトの石板」が交換可能になり、これを持ってジョウトの部屋に入ると三犬(ライコウ・エンテイ・スイクン)が出現する。3匹共に捕獲するとホウオウが捕獲する為の「にじのせきばん」が解禁され、「にじのへや」に出現する。
- Lv.70
ポケモンSV
- 藍の円盤にて参戦。勿論『スカーレット限定』である。今作では3Dモデルが若干描き直され、以前と比べて丸みを帯びた頭と猛禽類のように曲がった嘴、そして目元を囲む隈取が大きく目立つように変更された。
- Lv.70
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
106 | 130 | 90 | 110 | 154 | 90 | 680 |
- ステータス面では「こうげき」及び「とくぼう」が特に高い。ミュウツーおよびルギアとは種族値がシャッフルされている。特殊耐久だけで言えばルギアと同等という凄まじいスペックを持つが、3匹の中ですばやさは最も低い。
- 準専用技(『XY』から習得者が増えた)の「せいなるほのお」は威力100、命中95、追加効果で「やけど」5割という申し分ない性能を持つ。
- 多少相性が悪くても相手をやけど状態にしてしまえばこちらのもので、「まもる」「みがわり」「はねやすめ」などを駆使すれば、特性「プレッシャー」を生かしたとえいわタイプであろうが相手によってはPPを0にして強引に勝てる場合もある。
- また、第4世代から物理攻撃になったため、自身の高いこうげきを存分に活かせる……のだが、技のエフェクトはどう見ても炎を飛ばしているようにしかみえない。
初出の金銀、ポケモンスタジアム金銀時代には「かえんぐるま」の上位版みたいなエフェクトだった。そのため物理炎の概念すら無い金銀当時のほうが何故か物理技っぽかったりする。
- 物理わざでは他にも「ブレイブバード」「フリーフォール」「じしん」「アイアンヘッド」などを覚える。特に「ブレイブバード」はタイプ一致威力120と申し分なく、物理耐久が低めなポケモン達に大ダメージを与えられる。
変化技は上記「はねやすめ」が強く、相手に先制できればタイプ相性を変えながら技を受け続けられる。その他「めいそう」「でんじは」なども使える。
- 反面弱点は割かしメジャーで、みずタイプとでんきタイプが2倍弱点、いわタイプは伝説では数少ない4倍弱点である。特殊技であれば非常に高い「とくぼう」からちょっとやそっとでは倒されないが、いわタイプの技はほぼ物理技なので呆気なく散る。「やけど」させても4倍はさすがにきつい。また忘れがちだがホウオウはすばやさ90族である為、伝説ポケモン相手でなくても意外と抜かれることが多い。
- 攻撃面でも難点があり、一致技以外の物理技に乏しい。上記で挙げた以外に有用そうなのは「ニトロチャージ」くらい。特殊技は充実しているが、肝腎のひこう特殊技が(「めざめるパワー」を除けば)「かぜおこし」「エアカッター」しかない。
- このため登場当時は「せいなるほのお」に合わせ特殊技を中心にして戦っていたが、『DPt』にて同技が物理技化した上に『DPt』当初「ブレイブバード」を覚えられなかった(『HGSS』から習得)ため、伝説最底辺まで評価が落ちた。
つまり唯一神の上司は唯一神という笑えない状態だった。ただこのポケモン、神ではなく鳥である。
- 第5世代で追加された隠れ特性は「さいせいりょく」。ホウオウが持つという蘇生の力をイメージしたものだろうか。能動的に使うとすれば「ブレイブバード」で受けた反動を技を使わずに回復させることだろう。ただその場合「はねやすめ」でタイプを変えながら技を受ける戦術が使いづらくなってしまう。どちらかと言えば交代戦向けの特性と言える。
- 第7世代『ウルトラサン』で手に入るホウオウは本来覚えない「もえつきる」を覚えている。ほのおタイプを無理矢理消して弱点を2つ減らすことができるが、特殊技なので物理主体のホウオウとは相性があまり良くない。一応「とくこう」は110あるので両刀ができないわけではないが。
- バトルではグラードンやゲンシグラードンと一緒に使う戦術が一番イメージしやすいが、第4世代、HGSSの時期にホウオウが出場できた公式大会ではルンパッパと仲良くしていることが多かった。ホウオウが大会でよく使われるユキノオーやルンパッパやドクロッグといった非伝説に強く、ルンパッパが伝説、特にカイオーガやグラードンを強く牽制できるため、相性が良かったのだ。
- ホウオウ単体で見ても「非伝説に強い」というメタな立ち位置にいるポケモンである。このため前評判を覆し大活躍を見せた。
- その後は同タイプのファイアローに役目を奪われ失速したが、ファイアローが弱体化したことで再び復活した。
番外作品
『ポケモンコロシアム』
- 舞台となるオーレ地方でも伝説のポケモンとして伝わっており、物語ではラスボス撃破後のラストに登場。シャドーのボス・ワルダックが呼び寄せた逃走用のヘリを「せいなるほのお」で撃墜して野望に終止符を打ち、そのまま大空を飛んで去っていった。
- 登場人物からは「主人公たちの活躍を空から見て応援してくれていた」「ダークポケモンなどというとんでもないモノを生み出した悪人どもを許すはずはない」と触れられ、設定で言及されていた争いの火種となる者たちへのスタンスが補完されている。
- また、全てのダークポケモンをリライブした後、そのデータで対戦モードのバトル山100人抜きを達成すると主人公の手持ちに加わる。Lv70かつ「運命的な出会いをした」扱いとなるが、入手と同時に強制セーブされるため厳選は不可能である。
次作で看板を務めたルギアとはここでも対になっていると言えるか。
『ポケモンGO』
- 夏休み期間中に公開されたCMに三鳥や対をなす存在であるルギア共々登場していたが、実装はかなり後になり、グローバルチャレンジ終了後の2017年11月28日にようやくレイドボスとしてジムに出現するようになった(こいつより先に一部の第3世代のポケモンたちが実装されてしまったという……)。
- 同じほのお/ひこうタイプの伝説ポケモンであるファイヤーと比較すると、攻撃が低い反面HPと防御に優れたバランス型の性能になっており、総合CP値もこちらの方が上。ゲージ技は全てフルゲージであり、一致の「だいもんじ」と「せいなるほのお」(イベント限定技)、硬直2秒で威力130を出せる「ブレイブバード」とタイプ不一致であるが威力180とぶっ壊れの「ソーラービーム」、苦手な弱点補完になる「じしん」(限定技)というかなり異色な組み合わせ。
- 実装当初はやきつくすもめざパもなかった(通常技に一致技がなかった)ため一致技に恵まれ攻撃も優秀なファイヤー・エンテイ・ブースターと比べるとイマイチな性能で(というか、最近ではブラストバーンを覚えたリザードンやバシャーモにすら火力で抜かれてしまうという始末…)、「一致技が充実しないせいで伝説にしては微妙」という悲惨な事態になっていた。そのせいで専らコレクション向けのポケモンと思われていた。
- 2017年12月にグラードンがレイドボスに登場したことで、何とグラードンのゲージ技を全て軽減し、かつ「ソーラービーム」で弱点まで突けるポケモンとして名乗りを挙げるようになった。耐久が高いことで長く居座ることもでき、グラードンが強化される晴れの場合でも問題なく戦えるどころかこちらもくさ・ほのお技の威力が大幅に強化されるため、「ソーラービーム」が物凄い威力になる。
- ニッチな役割ではあるがようやく活躍の場が用意され、レイドバトルではかなりのポテンシャルを誇るようになった。
- また、トレーナーバトルの実装後は、「めざめるパワー」による奇襲性の高さや、ほのおタイプの相性補完として「はがねのつばさ」と「ソーラービーム」を覚えられること、他のほのおタイプのアタッカーが習得している「オーバーヒート」が弱体化した(使用後に攻撃力が大幅に下がる仕様が追加された)ことにより、安定してダメージを狙える「だいもんじ」や「かえんほうしゃ」の評価が相対的に上がったこと等もあり、ホウオウも以前と比べるとプレイヤーからその能力を評価されるようになってきてはいる。
- もう1つのタイプ一致技である「ブレイブバード」も、当初は威力が90と中途半端であったが、上記のように2020年7月に威力が130へと大幅にアップしたため、主力技として申し分のない技となった(ただし、トレーナーバトルでは使用後に防御が一気に3段階ダウンする点には注意)。
- このように、ほのおポケモンとしての運用よりも、状況に応じて技を使い分けていく方が真価を発揮できるという、伝説ポケモンとしては少々トリッキーな性能のキャラになっている。……そこまで本編を踏襲しなくても。
- なお、レイドボスとして登場した時の注意点として、前述の通りゲージ技に「ソーラービーム」が紛れ込んでいることがある。相性が良いとされるオムスターやドサイドン、ゴローニャ(リージョンフォームは除く)はいずれもくさ技が二重弱点となっているので注意が必要。伝説キラーことバンギラスもいわタイプ持ちなのでソーラービームをまともに受けるとまず助からないと考えた方が良い。ドラゴンとの複合であるガチゴラスであれば一発なら耐えられるが、こいつの場合現状実戦投入できる個体を入手すること自体が極めて難しい上、通常技が「はがねのつばさ」であった場合にはやはり苦しくなる。
- このため、いわタイプのポケモンよりも、くさ技を等倍で受けられるでんきタイプの方が安定して戦えることもある。特にドラゴンの複合であるゼクロムはすべてのゲージ技を「いまひとつ」以下で受けられるのでオススメ。
- ジェネレーションチャレンジ2020・ジョウトではタスク報酬として出現。こちらは特別技として「じしん」を覚えている。不一致ではあるが、一応こちらの弱点を突いてくるでんきやいわポケモンに対しては打点になるため採用の余地がないわけでもない。
- また、2021年6月にはGOロケット団のボスであるサカキの手持ちのシャドウポケモンとしても登場した。専用のスペシャルリサーチを熟さないと戦うことはできないが、サカキに勝利できればゲットすることが可能。
- 2022年2月26日のイベント「ジョウトツアー」では遂に専用技の「せいなるほのお」を習得した。また、有料チケット限定のリサーチをクリアすることで、アルロによって作り出された“シャドウホウオウ・APEEX”と呼ばれる特殊なシャドウ個体が入手できる。
- 事件
- 2018年5月19日~6月7日までの期間、突如レイドボスとして再臨。さらにルギアと同様色違いまで実装された。……のだが、当時は丁度同じ伝説ポケモンのラティ兄妹もレイドボスとして実装されていた時期でもあり、5卵からラティ兄妹の孵化する確率が半減してしまったことで、個体値厳選の妨げになってしまうという事態を招いてしまうこととなった。
- 特にドラゴンタイプでも最強クラスの存在と目されているラティオスが出現していた(日本を含む)ユーラシア地域での怒りの声は凄まじく、「はっきり言って邪魔」「ラティオスが孵るかと思って待っていたら結局ホウオウが出てきて時間の無駄になった」といったコメントが多数公式ツイッターに寄せられた。
- 同様に、ホウオウの色違い入手を狙っていたユーザーにとっても、「実際に孵化するまでラティオスとホウオウのどちらが手に入るかわからないのでやりづらい」という困惑の声が上がることとなった。
- そもそも運営はこの3か月ほど前にも、レックウザをレイドボスとして実装した際にも中盤でグラードンとカイオーガの再出現を被せてプレイヤーから顰蹙を買ったという事例があったばかりであり、「あれほど苦情が殺到したのにまた同じことを繰り返すのか」「運営は失敗から学習しようという意識がないのではないか」とまで言われた。
- この後もホウホウは度々復刻されているものの、どういうわけか他の伝説ポケモンと同時に復刻されたり、別の伝説ポケモンの実装時期の終盤に割り込むような形で復刻されることが多い(しかも復刻期間も短め)。このため、他の伝説ポケモンと比較して相対的に色違い入手や個体厳選の難易度が上がっており、プレイヤーからは改善を望む声が上がっている。
『ポケモンマスターズ』
- シルバー&ホウオウ
- 2020年4月30日~5月14日に開催されたイベント「正しき心に舞い降りる翼」において、イベントクリア報酬バディーズとして新規参戦。
- イベントクエストでは『HGSS』のホウオウ戦のアレンジBGMが流れており、大胆なアレンジが加えられている一方で原曲のフレーズやモチーフもしっかり取り入れられた仕上がりになっている。
- 相方は「金銀/HGSSライバル」ことシルバーだが、彼は『HGSS』での経験から自らの過去を見つめなおして改めている節があり、イベントシナリオでも「オレの前にホウオウが現れるわけがない(=自分はホウオウが好むような正しいトレーナーではない)」と自嘲したり、目の前にホウオウが姿を見せた時でさえ「ポケマス主人公がいるからか」と自分を勘定に入れない発言をするなど自己評価は低かった。
- だが、シルバーが「一度見逃せば二度と出会えないだろう伝説のポケモン」よりも「ライバルの窮地に駆け付けること」を優先した結果、ホウオウは彼の元に再び舞い降りることとなった。
- つまり、シルバーがホウオウを力ずくでバディにしたのではなく、ホウオウの方からシルバーを選んだというのが重要である。
- ちなみにその後のイベントではシルバーに自らの羽根を渡していることが判明しており、個別エピソードでは好きなところで休むように言われて彼の側を選ぶなどといった、これまでのお高いイメージとは少し違った一面も見せている。
- マツバ&ホウオウ
- 2022年4月28日、「黄金色に輝く未来」にて、なんと色違いの個体がマツバのバディとして実装。『金銀』発売から22年、通常のホウオウがシルバーをバディに実装されていた中「ホウオウに認められるマツバ」が遂に公式化したのである。
『ポケモン不思議のダンジョン』
- 救助隊
- パッチールイベント関連の大トリで登場、遥かなる霊峰にて待ち受ける。ダンジョンの難易度もさることながら本人も物凄く強い。何せ敵キャラとしては同ゲーム中最強のとくこうを持つ上に一致高威力の「だいもんじ」でこちらを消し炭にする。全体攻撃がないのが唯一の救いか。無事クリアできたならパッチールに報告しよう。
- ちなみにパッチールイベントは最後パッチールと会話することで終わるのだが、1回しか発生しないイベントなのに、あろうことかリーダーがホウオウか否かで内容が若干変わってしまう。
- DXではダンジョンが長くなり、より難易度が上がっている。だがポケモン広場で任意のポケモンを動かせなくなったため、ホウオウがパッチールと直接会話することはできなくなった。
- 『マグナゲートと∞迷宮』
- エンディング後の仲間に出来ない伝説のポケモンとして登場。なぜかこいつだけ色違いが出現することがある。
『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ
- DX以降の作品に登場。
- DXとXではモンスターボールから出現し、画面奥に移動した後「せいなるほのお」で広範囲にわたる火柱をあげる。
- forWiiUでは「カロスポケモンリーグ」の火炎の間に低確率で出現。2本の火柱を高くふき上げてくる。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
本編
- 無印第1話「ポケモン! きみにきめた!」
- 第2世代のポケモンでありながら、無印編の第1話(テレビ東京系での放送日は1997年4月1日)に登場している。
- ただし、ホウオウであることが公式に言及されたのはAGのときで、当時は名前すら判明していない状態だったが、その神秘性からサトシにとって忘れられないイベントとして記憶されている。
- なお前述の通り1997年春の当時にポケットモンスター金・銀の制作発表が既にあり、ホウオウの姿も公開されていた。
- その後もサトシが新しい冒険の地へ旅立つ際の道標になるなど、物語の分岐点においてその姿を現す謎のポケモンという立ち位置を確立していた。
- 長らく出番に見舞われずとも、それが逆にホウオウの神秘性を高めているという意見もある。
- 無印181話「やけたとう! マツバとうじょう!!」
- 無印227話「スイクンとミナキ! ホウオウのでんせつ!!」
- 無印267話「ニューラとせいなるほのお!」
- 本人が登場することはなかったが、こちらでは「人間の戦いを止めるため大地ごと武器を焼き尽くした」という伝承がある。
- 無印273話「サヨナラ…そして、たびだち!」
- 空を見上げたサトシの前に再び空を飛んで登場している。
- AG178話「バトルピラミッド! VSレジロック!!」
- こちらでは「ポケランティス王の世界征服に利用されそうになったので国を滅ぼした」との伝承がある。一連の騒動後、ラストに登場している。
- 新無印編9話「あの日の誓い!ジョウト地方のホウオウ伝説!!」
- (劇場版や外伝アニメを除けば)実に14年振りにホウオウのメイン回が放送され、遂にホウオウ本人が満を持して登場した。しかし、この時は遠くに姿を現しただけであり、ゲストキャラが目撃したのみでサトシはホウオウに気づくことはなかった。
- 新無印編136話「サトシとゴウ!あらたなる旅立ち!!」
- ルギアの背に乗って世界を見渡すサトシとゴウの目の前に無印1話と同じ金色の輝きを纏ったホウオウが出現。金・銀のパッケージを飾った同じ伝説ポケモンであるルギアと並走するその姿は多くの視聴者に感動を与えた。
- この時、ホウオウは明らかにサトシ達の存在に気づいているような描写があり、実にアニメ1話放送から25年の時を経てサトシとホウオウがアニポケ本編で明確に会合した瞬間となった。(※後述の劇場版ではすでにホウオウと対面済であるが、そちらはパラレル扱いである)。
劇場版
- 前述の通り「アニメには最も早く登場」したホウオウであったが、反対に「映画には最も遅く登場」した(世代的には同期であるルギアは『ルギア爆誕』にて登場している)。
- 伝説ポケモンといえど、ゲームでの新作が出る度に比較的早くに映画にも反映(サブタイトルに名前も付される)される事が多いが、それでもホウオウだけは例外とされ、長らく映画には登場していなかった。
- 劇場版『ミュウと波導の勇者ルカリオ』で初めて姿を見せたが実際は本物ではなく、ミュウの「へんしん」であった。
- 劇場版『ディアルガVSパルキアVSダークライ』のアバンでのみ登場し、鳴き声がフェニックス一輝の「鳳翼天翔」のSEになっている。
- HGSS発売翌年公開された『幻影の覇者ゾロアーク』にも、多くの伝説ポケモンが登場した『光輪の超魔神フーパ』にも登場しなかった。
- 劇場版『キミにきめた!』
- 2017年に劇場版20周年記念作品で実に20年越しの銀幕デビューを果たした。
- 「キミにきめた!」ではアニメ本編同様冒頭でサトシとピカチュウの上空に現れ、にじいろのはねを落としていった。
- にじいろのはねはホウオウに認められたトレーナーの証でホウオウが降り立つ地へと導く。しかし、悪しき心を持つ者が触れると黒ずみ輝きを失ってしまう。
- 映画終盤、マーシャドーとのバトルを乗り越えたサトシの前に再び現れ、ピカチュウと激しい戦いを繰り広げた。
『ポケモンジェネレーションズ』
- 「ポケモンジェネレーションズ」エピソード6:再生にも登場。アニポケとは世界観が違うとはいえ、当時は約20年振りに映像作品に登場したことで話題となった。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- オーキド博士の回想でシルエットとして登場した鳥ポケモンの正体で、第3章で正式に登場。
- 9年前、ルギアと共に「仮面の男」に捕獲され、その後はブルーやシルバーを始めとしたトレーナーとしての能力が高い子供達(通称「マスクド・チルドレン」)を連れ去る事件を起こした。
- 誘拐当時、5歳であったブルーはこの出来事から極度の鳥ポケモン恐怖症に陥った(その為、彼女の飛行要員はプリンのぷりりとカメックスのカメちゃんと鳥ポケモンではない。更に強制された修行中にポケモンをニックネームで呼べなくなるトラウマまで発症。後に2章から3章の間に克服した)。
- 一方、シルバーはまだ2歳という幼さで物心つく前の事であった。
- スイクン・エンテイ・ライコウの力で一旦は解放されるが、ポケモンリーグ当日、エンジュシティに帰還した際に再び「仮面の男」に捕獲され、セキエイ高原で同じく捕獲されたルギア共々ゴールド達に襲い掛かった。
- ウバメの森の攻防ではマスクド・チルドレンのカリンの指示のもとでレッド達を追い詰めたが、全国各地から送られて来たトレーナーのポケモンの温かい思いに触れ、再び悪しき呪縛から解放された。
余談
現実世界では
- これを記念し、全国のポケモンセンターやポケモンストアで色違いである金色のホウオウが期間限定で配信された。
また京都市の嵐山公園のポケふたにはホウオウが採用されており現実世界においても京都のご当地ポケモンとなっている。
関連イラスト
関連タグ
禁止級・対になるポケモン
世代 | ポケモン | ポケモン |
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第2世代 | ホウオウ | ルギア |
第3世代 | グラードン | カイオーガ |
第4世代 | ディアルガ | パルキア |
第5世代 | レシラム | ゼクロム |
第6世代 | ゼルネアス | イベルタル |
第7世代 | ソルガレオ | ルナアーラ |
第8世代 | ザシアン | ザマゼンタ |
第9世代 | コライドン | ミライドン |
同複合タイプ
関連ポケモン+人物等
その他
- ジョイメカファイト:同名のロボットが登場する。奇しくも同じ任天堂のゲーム。
- フェニックス:設定モチーフの一部。
- 真・女神転生V:本作に登場する「鳳凰(ホウオウ)」の容姿は金色の巻き毛に赤色のボディを持つ。まさしくポケモン版にそっくりなデザインである。
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