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いわタイプ

いわたいぷ

いわタイプ(Rock Type)とは、ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場するタイプの一種である。
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概要

ポケモンは種族ごとに、1,2種類のタイプが、技には1種類のタイプが必ず付加されている。
バトルでの有利不利が決定される要素の一つ。

いわタイプのカテゴリーに分類されるポケモンの特徴としては、"岩石"をイメージさせる外見をしていたり、"岩石"そのもので出来ているものが入れられている。
また、"化石"から復元されたポケモンもこのカテゴリーに入れられる(詳細は化石ポケモンを参照)。
そのため、外見的特徴はじめんタイプのポケモンと少々被ってしまう。

"岩石"をモチーフとしている為、「こうげき」、「ぼうぎょ」は高く設定され、「とくこう」、「とくぼう」、「すばやさ」が低く設定されている傾向がある。
その為、特殊攻撃主体のポケモンを苦手としているものが多い。

伝統的に、最初に戦うジムリーダーはその多くが"いわタイプ使い"である。
これはノーマル技の「ひっかく」「たいあたり」合戦になりやすい序盤においてノーマル耐性を持つ壁となり、また、くさ、ほのお、みずのいわゆる御三家タイプ全てに関わりを持つことから、ポケモン初心者にタイプ相性の重要性を理解させるには絶好のレクチャー役であるからだと思われる。

タイプ相性で見た場合、守りが硬いイメージがあるものの弱点は5つもあり、しかもみずタイプくさタイプなどのメジャーなタイプを弱点としている。
この為、他タイプと複合すると多くの場合4倍弱点を抱えやすい。場合によっては2つも。
その代わり半減は4つあり、全タイプ中第4位である。
攻撃性能はそこまで悪くなく、4つのタイプに弱点を突くことができる。特にこの4タイプは互いに複合しやすい為、4倍弱点を突きやすいのもポイント。一方半減は3つと平均的だが、3タイプともいわの弱点を突いてくる。
このように、攻めても守ってもタイプ相性の影響がかなり大きいタイプである。得手不得手を見極めて戦うのが中心となる。
ちなみに、いわタイプはじめんタイプ、みずタイプとの相性補完に優れる。いわ・じめん、もしくはいわ・みず両方の攻撃を半減できるポケモンは数少ない。


技の面で見ると、物理特殊共に致命的な問題を抱えている。
まず物理技は、命中率100の技が「うちおとす」しかない。
基本技であるはずの「いわおとし」ですら命中率90(初代では65!)、よく使われる「がんせきふうじ」は95、「いわなだれ」「ロックブラスト」は90、「ストーンエッジ」「もろはのずつき」に至っては80しかない。
その為肝心な時に外れてしまい、途端に不利になることやそのまま負けてしまうことも多々ある。ゲームだから仕方ないとはいえ、どうにかして欲しいものである。
次に特殊技は命中率こそ100だが、問題はそこではない。たった2つしかない上に技と習得者が噛み合わないのである。
げんしのちから」は化石ポケモンを始め多くのいわタイプが覚えるが、威力はたったの60。しかもPPも5しかない。
もう1つの「パワージェム」は威力80とそこそこ高いが習得者が少なく、タイプ一致の習得者でとくこうが最も高いのがダイノーズ(とくこう種族値たったの75)という有様。
いわの特殊技が登場してからほぼ変わらずこの有様であり、最早諦めの境地にいるトレーナーも。
「パワージェム」と同じ宝石関係の技でディアンシー専用技のダイヤストーム」は物理になっているし。
幸い変化技には「ステルスロック」「ロックカット」など優秀な技が多い。

じめんタイプ、はがねタイプと並び、天候「すなあらし」を無効化できるタイプの1つ。
加えていわタイプ固有の効果として、天候「すなあらし」の時にとくぼうが1.5倍になる。いわタイプは全体的に特殊耐久が低い為、この効果は大助かりである。
その為「砂嵐パーティ(砂パ)」の構成員になれるものの、「すなあらし」の時に発動する特性を持つポケモンが少ない為、始動役である「すなおこし」を持つバンギラス以外は採用されることが少ない。

世代別の特徴

第1世代

上記の通り「いわおとし」の命中率が65とあってないようなものであり、更に上位技「いわなだれ」は技マシン限定かつ現在と異なり追加効果なし、果ては化石ポケモンはこの技を覚えないという、冒険には全くもって不向きのタイプであった。
いわタイプのジムはあれど、くれる技マシンはなぜかノーマルタイプの技「がまんだし。
それでも対戦ではノーマルタイプ(特に「はかいこうせん」)の技に抵抗のある数少ないタイプであり、重宝される……かと思いきや、とくしゅが全体的に低いため、ここでもパッとしなかった。
だいばくはつ」も覚えるゴローニャは最低でも相打ちに持ち込むことができるので、まだそれなりに強かった方だった。

第2世代

ようやく「いわなだれ」に追加効果として3割「ひるみ」が追加される。だが同時に技マシンが消滅する。
幸い前作で覚えられたポケモンは遺伝で覚えられたので、そこまで打撃を受けたわけではないが。
新技として「すなあらし」「ころがる」「げんしのちから」が登場。
「すなあらし」は当時は相手にスリップダメージを与えるだけの効果だったが、現在と異なり最大HPの1/8のダメージだった為、「どく」「もうどく」などと組み合わせると凶悪だった。
「ころがる」は対戦での活躍よりとあるリーダー鬼畜乳牛の印象が強いだろう。
「げんしのちから」は念願の安定命中技であり、化石ポケモンにとっては初のいわタイプ技なのだが、PPが低い。追加効果は非常に強いのだが。
ポケモンでは、カイリューと並ぶ600族であるバンギラスが登場。圧倒的な種族値と強烈なタイプ一致技、それ以外の多彩な攻撃技で名を馳せたが、弱点が多い上にレベル55進化が災いし、そこまで流行らなかった。
余談だが、この世代は全世代中唯一化石ポケモンが存在しない。

第3世代

特性が追加され、いわタイプの多くががんじょうを手に入れた。が、この特性が本気を出すのはまだ先の話。
また、バンギラスが何と「すなおこし」を手に入れた。性能だけ見ればカイオーガグラードンと同等の特性である。
しかもちょうはつ」「りゅうのまいまで手に入れたことで、攻撃面も大幅に強化された。
だが当時「すながくれ」持ちは少なく、ルールの縛りもきつかった為、前世代同様あまり広まらなかった。
この他オムスターとカブトプスが「すいすい」を、サイドンが「ひらいしん」を手に入れ、新たな活躍の場を得た。
新登場組では、いわタイプ初の伝説のポケモンであるレジロックが登場。恐るべき物理耐久と低くないこうげき、特性によって能力を下げられない特徴を持つ。そこから「のろい」を積めば物理では中々倒れない。
だがタイプ一致技が最初「げんしのちから」しかなかったため、攻撃面が貧相だった。
技の面では威力の高い連続技「ロックブラスト」が登場した他、「いわなだれ」は教え技となり多くのポケモンに配られた。
同じく新技であった「がんせきふうじ」は、追加効果こそ強いが威力50命中率80PP10であった為、実用レベルとは言えなかった。
ダブルバトルも始まったが、「じしん」とメタグロス雨パが強過ぎたせいで活躍の場は少なかった。
「いわなだれ」は相手2体に当たるようになった為、威力は半減されるものの素早く放てば「ひるみ」の効果を得ることができ、ごくたまに採用されていた。

第4世代

強力な新技と新要素の登場で、一気に強化された。
まず大技「ストーンエッジ」「もろはのずつき」が登場。念願の威力100超え技である。だがどちらも命中率が80でPPも5しかないのがネック。
次にすばやさを2倍にする「ロックカット」が登場。「いわタイプ=遅い」というイメージを覆し、奇襲を仕掛けることが可能になった。
更に相手の場に仕掛けを置く「ステルスロック」が登場。この技はいわタイプへの相性によって受けるダメージが決まる為、例えばいわが4倍弱点のポケモンであれば登場しただけでHPの半分が強制的に持っていかれる。これによっていわ弱点のポケモンがかなり牽制されるようになった。
極めつけは天候「すなあらし」にとくぼうが1.5倍になるという効果が追加。これによってバンギラスは場に出ただけでとくぼう1.5倍になるという破格の強化を受けた。
しかもレベルフラットルールの導入で、バンギラスが対戦に参加できるルールが増えていった。
また、ダブルバトルの2体攻撃技の仕様が修正され、「いわなだれ」がまともな威力となった為、使用者が急増した。
シングルでは「ストーンエッジ」を、ダブルでは「いわなだれ」を使うという住み分けが確立した。
ポケモンでは、サイドンがまさかの進化を遂げてドサイドンとなり、更に弱点技のダメージを軽減する新特性「ハードロックによって重火力攻撃役として重宝された。
前世代から登場したジーランス、ボスゴドラはまさかの「もろはのずつき」習得で、特性「いしあたま」により威力150を無反動でぶっ放すポケモンとなった。

第5世代

「がんじょう」が遂に本気を出した。
何とHPが満タンの時に一撃で倒される技を受けてもHPが1残るというきあいのタスキ」と全く同じ効果を手に入れてしまったのだ。しかも「きあいのタスキ」と異なりHPが満タンになれば何度でも同じ効果を得られる。
通常のポケモンでも十分強い性能だが、この特性の真の恐ろしさを知らしめたのがレベル1ココドラである。
相手のHPを自分のHPと同じにするがむしゃら、相手に与えたダメージの1/8だけHPが回復する「かいがらのすず」、定数ダメージどくどくまたは「すなあらし」が組み合わさることで、レベル100すら平気で薙ぎ倒す凶悪嵌め殺しコンボが完成した。
もちろんアイテム「オボンのみ」や天候「あられ」に弱いなどの弱点はあるが、対策必須の戦術として名を馳せた。
同様の戦法はレベル1ノズパスレベル2ダイノーズHGSSからの教え技いたみわけを使用することで居座ることができた。こちらはノーマル物理接触技の「がむしゃら」とは違いノーマル変化技なのでゴーストタイプに有効という利点がある。ただし、「ちょうはつ」や「みがわり」に弱いという弱点を持つ。

その他では天候全盛であり、バンギラスがシングルでもダブルでも引っ張り凧の強さとなった。
また、新勢力でありいわタイプ2匹目の伝説のポケモンでもあるテラキオンは、初のかくとうタイプ複合となり、優秀な技、高いこうげき・すばやさ、特性「せいぎのこころ」で第一線に躍り出た。

第6世代

何と天候永続が終了してしまう。その為砂嵐パーティの安定感は大幅に減ってしまった。
しかも常時2回攻撃のぶっ壊れ母ちゃんまで登場し、先のココドラの戦術は急激に弱体化した。
一方で、幻含め3種族がメガシンカを手に入れた(ボスゴドラはメガシンカするものの、いわタイプが取れてしまう)。
対戦では依然としてバンギラス、テラキオン、ドサイドンの3匹を中心に活躍している他、プテラがダブルバトルで技「フリーフォール」を生かした戦術で名を馳せた。
新勢力ではいわタイプ初の幻のポケモンであるディアンシーが登場。専用技「ダイヤストーム」を持ち、メガシンカ前と後とでがらりとステータスが変わる為どちらで来るか読みにくいのが特徴。
技の面では「がんせきふうじ」の威力、命中率、PPが全て上昇し、漸く実用に耐えうるようになった。

他のタイプとの相性

いわタイプの技を相手に与えた場合

  • ほのお・こおり・ひこう・むしタイプのポケモンには、効果が抜群になる。
  • かくとう・じめん・はがねタイプのポケモンには、効果が今一つになる。

他のタイプの技をいわタイプに与えた場合
  • みず・くさ・かくとう・じめん・はがねタイプの技は、効果が抜群になる。
  • ノーマル・ほのお・どく・ひこうタイプの技は、効果が今一つになる。

そう、でんきタイプのわざはいわタイプに普通に効くのである
じめんタイプを持ち合わせているから、電撃が効かないのである。
ちなみにサトシの育てたピカチュウはイシツブテやゴローニャを電撃でやっつけた(主人公補正?)。
コジロウが借りたピカチュウの電撃はゴローンに効果はなかった(当然)。
しかし、ポケモンの専門の先生から、「いわタイプに電撃は効かない」と言われた(これはちがう)。

タイプ特性

  • 天候「すなあらし」によるダメージを受けない。
  • 天候「すなあらし」の時、とくぼうが1.5倍になる。(第4世代から)


いわタイプのポケモン一覧

第1世代(『赤緑』)

No. たね    No. 1進化   No. 2進化  
074 イシツブテ 075 ゴローン 076 ゴローニャ
095 イワーク - -
111 サイホーン 112 サイドン
138 オムナイト 139 オムスター - -
140 カブト 141 カブトプス - -
142 プテラ - - - -

第2世代(『金銀』)
No. たね    No. 1進化   No. 2進化  
185 ウソッキー - -
213 ツボツボ - - - -
219 マグカルゴ - -
222 サニーゴ - - - -
246 ヨーギラス 247 サナギラス 248 バンギラス

第3世代(『RS』)
No. たね    No. 1進化   No. 2進化  
299 ノズパス - -
304 ココドラ 305 コドラ 306 ボスゴドラ
337 ルナトーン - - - -
338 ソルロック - - - -
345 リリーラ 346 ユレイドル - -
347 アノプス 348 アーマルド - -
369 ジーランス - - - -
377 レジロック - - - -

第4世代(『DP』)
No. たね    No. 1進化   No. 2進化  
408 ズガイドス 409 ラムパルド - -
410 タテトプス 411 トリデプス - -
438 ウソハチ - -
464 ドサイドン
476 ダイノーズ - -

第5世代(『BW』)
No. たね    No. 1進化   No. 2進化  
524 ダンゴロ 525 ガントル 526 ギガイアス
557 イシズマイ 558 イワパレス - -
564 プロトーガ 565 アバゴーラ - -
566 アーケン 567 アーケオス - -
639 テラキオン - - - -

第6世代(『XY』)
No. たね    No. 1進化  
688 カメテテ 689 ガメノデス
696 チゴラス 697 ガチゴラス
698 アマルス 699 アマルルガ
703 メレシー - -
719 ディアンシー - -

第7世代(『SM』)
No. たね    No. 1進化  
イワンコ ルガルガン
メテノ

メガシンカポケモン

特殊な条件で追加・変化
アルセウス(がんせきプレート持ち)

いわタイプポケモンの主な使い手

ニビジム
ツツジ


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