基礎データ
全国図鑑 | No.0834 |
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ガラル図鑑 | No.043 |
ヨロイ島図鑑 | No.057 |
パルデア図鑑 | No.058 |
キタカミ図鑑 | No.184 |
ローマ字 | Kajirigame |
ぶんるい | かみつきポケモン |
タイプ | みず/いわ |
たかさ | 1.0m |
おもさ | 115.5kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
とくせい | がんじょうあご/シェルアーマー/すいすい(隠れ特性) |
タマゴグループ | かいじゅう/すいちゅう1 |
各言語版での名称
ドイツ語 | Kamalm |
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英語・イタリア語・スペイン語 | Drednaw |
フランス語 | Torgamord |
韓国語 | 갈가부기 |
中国語(簡体字) | 暴噬龟 |
中国語(繁体字) | 暴噬龜 |
進化
カムカメ→カジリガメ(Lv.22)
キョダイマックス
タイプ | みず/いわ |
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たかさ | 24.0m~ |
おもさ | ???.?kg |
カジリガメがキョダイマックスした姿。詳細は「キョダイマックスカジリガメ」の記事を参照。
概要
『ポケットモンスター ソード/シールド』から登場するポケモン。
カムカメが進化した姿で、進化の影響によっていわタイプが追加された。ちなみに発売前からメディアに公開されていたポケモンの1匹で、そういった意味ではカムカメよりも登場は早かった。
非常に凶暴な性格で、優れた腕前を持つトレーナーでなければ扱うことが難しく、扱いきれずに捨ててしまう身勝手なトレーナーもいるらしい。逆に言えばこのポケモンを育て上げたトレーナーは優秀な資質を持っている証拠と言えるだろう。
もっとも、ゲーム中ではジムバッジさえあれば普通に指示は聞いてくれるし、ポケモンキャンプでもトラブルを起こしたりはしない。
非常に重い岩の甲羅を背負っているが、発達した筋力によって素早く動くことができ、ギザギザの牙や顎の力は、ひと噛みで岩や鉄をも嚙みちぎるほど鋭く強力。
更に首も伸縮自在で、キリンリキ並に長く伸ばす事が可能。
狩りの際は離れたところから首を一気に伸ばして獲物を噛み仕留め、特に水を飲みに来たものを狙い岸辺に潜んでいる場合も多いのだとか。
モチーフはワニガメと思われ、また名前や分類にある通りおそらくカミツキガメの要素も取り入れられている。ちなみに現実のワニガメとカミツキガメは共に「カミツキガメ科」に属する仲間である。
各種設定は、現実でも捨てられたペットのワニガメやカミツキガメが外来種として問題になっていることをオマージュしたと思われる。
なお、キョダイマックスカジリガメの設定とデザインにはガメラの影響が指摘されており、ガメラにも「ワニガメがモデル」という通説が存在する。
ゲームでの特徴
『ソード・シールド』
- ストーリーではルリナの切り札として登場する(彼女曰く「隠し玉」)。扱いが難しいと言われるこのポケモンを不動のエース枠にしている辺り、流石はジムリーダーと言うべきか。
- 一貫してカジリガメが切り札なので、全く同じポケモンを使っているかのように錯覚しがちだが、実は性別が異なるため別のカジリガメである(ジムチャレンジの方が♂、トーナメントの方が♀)。当初は「キョダイマックスは遺伝しないので別のカジリガメ」と言われることもあったが、DLCでダイスープの存在が明かされたことから、今はその理屈は通用しないので注意。
- 2匹のカジリガメはレベルが大幅に異なっており(♂の方がレベル24、♀は53→62)、恐らく♂の方はジムチャレンジの関門としてちょうどよいレベルに調整されたカジリガメであると思われる。
『スカーレット・バイオレット』
- 内定。南4・5・6番エリア、東1・2・3番エリア、西2・3番エリア、しるしの木立ち、ロースト砂漠、ナッペ山の湖や川、オージャの湖に生息している。なおオージャの湖には、こおりテラスタル個体が出現する事も。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
90 | 115 | 90 | 48 | 68 | 74 | 485 |
タイプはカブトプスやガメノデス等と同じ、みずといわの複合。アバゴーラとはタイプに加えて亀モチーフまで一致している。
どっしりとした外見に違わず物理方面の数値は攻守共に高め。しかし過去に登場した亀系ポケモンと比較すると、防御力よりも攻撃力の方にかなり比重を置いているのが特徴。
元専用技としてくらいつくを持つ。威力はかみくだくに匹敵する上に相手を交換させなくなる効果があり(自分も交代できなくなるが)、特性のがんじょうあごも乗るが何故かあくタイプ。技自体は強いし折角の専用技だが使われることは殆どない。一致技に恵まれないことに定評のある特性がんじょうあごの一匹で例によってタイプ一致の対応技がない。設定も特性も名前も図鑑も無視して実際のバトルではカジラナイガメ。
もろはのずつきやアクアブレイクといったタイプ一致の大技は勿論、意外なくらい充実したサブウエポンを取り揃えており、覚えさせる技には困らない。地味に角が生えているため、大弱点のくさタイプ対策にうってつけのメガホーンやどくづき、さらにじごくづきなども習得できるのが嬉しい。
一方で特殊方面は控えめで、特にくさタイプの特殊攻撃には非常に弱いという明確な弱点が存在するのがネック。一応、自身もいわタイプなので砂嵐で低めの特防を補うことはできるが。
もっとも、戦術は雨を降らして殴るというシンプルに速攻戦を仕掛けるタイプなので弱点をカバーするよりも長所を押し付けていきたい。
図鑑でも語られているように、見た目ほど鈍重ではない。素の状態では中途半端とも言えてしまう数値だが、こわいかおやがんせきふうじなど相手の素早さを下げるわざや、素早さを2倍にする特性すいすいがある為、下準備さえ整えてやると大抵のポケモンから先手を奪えたりする。ただ、すいすい発動状態でも道具なしでは先手を取れないレジエレキや、4倍弱点の先制技グラススライダーを撃ってくるゴリランダーの存在などには警戒しなくてはならない。
逆にカウンターやリベンジなど、遅さを利用できるようなわざも覚えるので、どう調整するかはトレーナーの腕の見せ所。
ちなみに亀系ポケモンでは珍しくからをやぶるを覚えない。もし覚えられれば半端な素早さがより生きただけに残念である。特性すいすいであれば素早さを2倍できるのでペリッパーやニョロトノと組んで雨パの物理エースとして活躍させる事も出来るだろう。
第9世代
念願の「からをやぶる」や新たなくさタイプへの対抗手段として「アイススピナー」の習得が可能に。
更にテラスタルの実装によってくさ4倍弱点を消しながら環境や仮想敵に合わせたタイプに変わることで、比較的安全に「からをやぶる」を積んだり手動で「あまごい」を発動したりすることができるようになった。
また、ミミズズやモトトカゲといった「しっぽきり」サポーターでも積み技を積むチャンスを作れるようになった。
この世代のシリーズ1ダブルでは「すいすい」エースとして一定数使われた。最速「すいすい」の実数値276は「くだけるよろい」発動最速ソウブレイズの274すら上回り、一部の例外を除いた原則環境上の全てのポケモンの上を取ることができるため、この素早さを活かして「いわなだれ」でひるみを撒く戦法が好まれた。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
- カメマスターなおじいさん(新無印58話)
漫画版
- ルリナ(ポケスペ)
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- 新無印12・13話
- 新無印58話
- 他の亀ポケモンと共にカメマスターのポケモンとして登場。
- 劇場版『ココ』
- ミリーファタウンのポケモンとして登場。
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
- 27話
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
15章でもジムチャレンジにおけるルリナの主力として登場。こちらは最初からキョダイマックスする。
関連イラスト
関連タグ
0833.カムカメ→0834.カジリガメ/キョダイマックスカジリガメ→0835.ワンパチ