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こおりタイプ

こおりたいぷ

こおりタイプ(Ice Type)とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するタイプの一種である。
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概要

ポケモンは種族ごとに、1,2種類のタイプが、技には1種類のタイプが必ず付加されている。
そのタイプの相性でバトルの有利不利が決定される要素の一つ。

こおりタイプのカテゴリーに分類される特徴としては、雪山や氷河で生活しているものや、雪や氷で出来ているものが入れられている。全体的には、外見がの配色になっているものが多い。
全体の中でもかなり数の少ない部類。寒い所にしか住まないポケモンが多いので仕方ないともいえる。

パラメーター的には、「とくこう」や「とくぼう」が優れている傾向がある。
ふぶきれいとうビームなどの高火力技の技マシンが比較的簡単に手に入れられ、ドラゴンタイプを始め多くのポケモンに弱点を突きやすいので、即戦力になりやすい。
……が、野生で出会えるのが物語の終盤になってからであることが多く、やっと仲間にできると思った頃にはパーティメンバーが6匹埋まってしまっている人も多いのではないだろうか。
最も早いものでXYのアマルスがバッジ2つまでに手に入るほか、BWのバニプッチがバッジ4つ時点で手に入るが、他はことごとく終盤のダンジョンでしか手に入らない。
また、一致技が豊富でサブウエポンが足りないポケモンが比較的多いため、攻撃技を4つ埋めて対応力を高めたいシナリオ攻略ではなかなか仕事が回ってこないこともある。耐性が結構薄い上に育てる手間もある。

技の面で見ると、ドラゴンタイプやじめんタイプといったメジャータイプの弱点を広く狙える上、無効になるタイプがないため非常に優秀なのだが、有用な技は特殊技にほぼ寄ってしまっている。
物理技がないわけではないが、「相手からダメージを受けると威力2倍だが基本威力60で優先度-4」の「ゆきなだれ」や「威力25×2~5の連続攻撃技」だが使用者が少ない「つららばり」など、どれもこれも一長一短。
しかも特殊技の多くがマシンや教え技で覚えられるが、物理技は自力か遺伝で覚えなければいけないものが多い。先述の「つららばり」が代表例。
だが無効タイプがないことで、こおりタイプの一撃必殺技ぜったいれいどは相手がいかなるタイプかに関わらず当たれば必ず倒せる。多くのこおりタイプが覚えるのもプラス要素。

こおりタイプ自体で見ると、攻撃面はやはり非常に優秀であるが、半減できるのがこおりタイプしかないうえにメジャーな弱点も多く、受けに回ると途端に脆くなる、というのがほぼ共通の特徴となっている。
耐性が多くて攻撃面が弱いはがねタイプとは正反対の特徴を持ちながら、彼らと弱点を二つも共有していることも大きな逆風。
とはいえ「攻撃できれば強い」ので、タイプの組み合わせが噛み合えばかなり優秀な攻撃役として起用することができる。

こおりタイプの多くが強化される天候にあられがある。技「あられ」、特性「ゆきふらし」で発動する。
この「あられ」は、こおりタイプや一部の特性持ち以外の全てのポケモンは、毎ターンの終わりに最大HPの16分の1のダメージを受けるという効果がある。正にこおりタイプ専用の天候と言える。
第3世代時点ではそれだけのものだったが、第4世代以降では、ふぶき」が必中攻撃になる効果、更に特性「アイスボディ」や「ゆきがくれ」といった「あられ」状態で強化される特性が増え、天候パーティ(霰パーティという)としての地位を確立した。
……が、最近では天候永続がなくなってしまった為、その地位が危ぶまれている。
最近ではオーロラベールの登場で、この技を展開してから攻める戦術が確立している。

世代別の特徴

第1世代

こおりタイプについて語るにあたり、初代での優遇ぶりはまず欠かせない。

初代の対戦において象徴的だった「ふぶき」の性能はすさまじく、威力120という高威力に加え、命中90%、凍る確率30%という優秀な命中率ととんでもない追加効果が含まれていた。
初代の「こおり」状態は自動で解除されない。トレーナーがどうぐを使うか相手にほのおタイプの技を当ててもらうしか解除手段が無く、対戦では事実上のひんしであった。
そのほのお技はほとんど使われていなかった。こおりタイプは大体みずタイプ複合であったせいで弱点を突けない上にほのおタイプにこおり半減がついていなかったのが主な理由である。
高威力高命中率で3割の確率で事実上「ひんし」……と言えばその酷さがわかるはずだ。
そしてこおりタイプは、「こおり」状態にならない上にこの技をタイプ一致で使える為、非常に使用率が高かった。
主な使用者は、とくしゅが非常に高いフリーザーやステータスの安定したラプラス、同じく優遇されていたエスパータイプを併せ持つルージュラ等がいた。
勿論これだけの性能を誇る技はこおりタイプ以外のポケモンにも採用され、みずタイプのポケモンでもみず技の代わりにこの技を覚えさえていたほど。
当時の対戦では常に「ふぶき」が乱舞する氷河期状態であった(この影響で、こおりタイプに弱いうえ一致技に恵まれないカイリューの肩身は非常に狭かった)。

……この為「ポケモンスタジアム」「ポケモンスタジアム2」「ピカチュウバージョン」同士での対戦ではわざわざ「ふぶき」の追加効果を下げる修正を行ったほどであった。

第2世代

「こおり」状態が一定確率で自然解凍するようになった他、「ふぶき」の性能が命中率70、追加効果1割に修正され、こおりタイプの「とくしゅ」の大半が「とくぼう」に回された。更に、こおりに耐性をもつはがねタイプが登場、そのはがねタイプに強いほのおタイプ、かくとうタイプの躍進……と、ありとあらゆる方面から弱体化措置が加えられた。
が、そのはがねタイプに強いイノムーが出てきたり、「まきびし」を得て新たな戦術を獲得したパルシェンの躍進もあったりした。
この時代で出てきた新技は「こなゆき」と「こごえるかぜ」のみ。ダブルバトルのなかった当時この2つの技はほぼ使われていなかった。

第3世代

天候「あられ」が登場したが、上記の通り当時は一切のギミックがなかった。
ダブルバトルが始まったもののメタグロスが強過ぎるせいで出番はあまりなかった。しかも2体攻撃の威力が半減されるせいで「ふぶき」は実質威力60命中70の技となり、まるで使えなかった。
一方で前世代に登場した「こごえるかぜ」は、相手2体の「すばやさ」を下げられるとあってこの世代から補助として使われ始めた。

この世代で最も特徴的なのは一撃必殺技「ぜったいれいど」である。
それまでの一撃技と異なりタイプによって無効化できない(無効化できるのは特性「がんじょう」「ふしぎなまもり」のみ)為、所有者に安定して交代出しができなくなった。
特にこの世代から追加されたトドゼルガは耐久が高く、タイプと特性両方によってほのお技を半減し、かつ「ぜったいれいど」の他「じわれ」まで覚える為、かなりの使用率であった。
こおりタイプ2匹目の伝説ポケモンであるレジアイスも登場。圧倒的な特殊耐久を持ち優秀なサブウェポンも揃えて人気も高かったが、「ぜったいれいど」は現在でも覚えない。

第4世代

最強の一角と名高いあのガブリアスが出てきたことで、こおりタイプの技の需要が一気に上昇した。
同時に、「ゆきふらし」持ちにして、この世代のこおりタイプの躍進を支えたユキノオーが登場した。
くさタイプ複合であり弱点が物凄く多く、能力もそこまで高くないが、それを逆手にとって、同じくこの世代で登場した「きあいのタスキ」と相性がよく、かつ特性によって相手の「きあいのタスキ」を潰せる効果もあり、得意なタイプ(特にみずタイプ)には滅法強い。しかも技威力も高いことから火力もそこそこある。
加えて天候「あられ」の時に発動する効果が数多く登場したことで、「霰パーティ」がここに誕生した。
シングルでは先のトドゼルガが「アイスボディ」で持久戦を展開した他、イノムーから進化したマンムーがメジャーキラー兼「ゆきがくれ」で活躍。ダブルではブイズの一員グレイシアが高いとくこうから「ふぶき」を相手2体にぶつけた。
HGSS期の大会でも猛威は止まず、ユキノオーの助けを借りてミュウツーが「ふぶき」を使う所謂「ノオツー」が大流行した。
この他ニューラから進化したマニューラがメジャーポケモンの弱点を素早く突けることで有名になり、ユキワラシから分岐進化したユキメノコはその怪しげな容姿で人気が出た。
……と、北の大地シンオウに相応しいこおりの大躍進が見られた時代であった。

第5世代

前作で暴れ過ぎたツケが回ったのか、天候始動特性が全天候で解禁されたことで、天候が上書きされることが多くなってしまったため、霰パーティは安定性を一気に失った。
その一方で、パルシェンが今までの殻を破り大幅な路線変更をしつつ、最前線に帰ってきた。
何より技「つららばり」が威力10から25に強化され、最大威力125となったこと、そしてパルシェンは特性のおかげで常時威力125が実現できることが大きい。
マンムーも隠れ特性「あついしぼう」を獲得、ほのおの弱点を消しつつこおりを1/2に抑えることができ、耐久が増加した。「つららばり」の強化も追い風となった。
新登場組は4系統いるが、そのうち一般組の3系統がこおり単タイプのみ、しかも性能も微妙そのものと、かなり寂しいものになってしまった。
だがこおりタイプ初の禁止級伝説にして初のドラゴンタイプ複合であるキュレムは、当初はパッとしなかったもののBW2にてポケモン初の吸収合体を行い名実共に最強のドラゴンとして帰ってきた。
特にホワイトキュレムは特攻種族値170という凄まじい値で、そこからあの「ふぶき」をぶちかますことができ、特に禁止伝説使用可能なダブルバトルでフィールドを氷の世界に包み込んだ。

第6世代

追加種族は1系統2種族のみ。
その最終形態クレベースは物理耐久寄りどころか寄り過ぎている。重戦車とも言うべきポケモンだが技が貧相で正直パッとしなかった……あるバトルを除いて(後述)。
この世代で何と「ゆきふらし」の天候永続が終了してしまった。それにより霰パーティの戦術がかなり成立しにくくなってしまった。
次に「れいとうビーム」「ふぶき」の威力が低下してしまった。これにより倒せなくなる敵が増えてしまった。
加えてドラゴン抜群でライバルとなるフェアリータイプが登場し、あちらはドラゴン技を無効までしてくるので大変に分が悪い。はがねタイプの弱点ももろ被りするし。
フェアリーと異なり4倍弱点を取りやすいメリットがあったため、技自体はまだそれなりに使われてはいたが……。
また、ポケモン初の相性を覆す技である「フリーズドライ」も登場した。

だがこの世代でこおりタイプが最も活躍したのは、この世代で登場したさかさバトルである。
相性が反転する為弱点4つがそのまま耐性となり、しかも弱点がこおりのみと物凄く優秀なタイプ相性に変貌した。
しかもこおりには物理にクレベース、特殊にレジアイスという要塞が存在する。
これにより、かつて行われたさかさバトルレーティングではこおりタイプが大いなる壁としてトレーナーの前に立ちはだかったのであった。

第7世代

新規追加ポケモンが1体しかいない。XYの時のじめんタイプだって2匹はいたのに……
その代わりにリージョンフォームで姿が変わったポケモンが2系統いる。
特にアローラキュウコンは隠れ特性で「ゆきふらし」を持ち、更に追加された新技「オーロラベール」を駆使して対戦で活躍している。
この技の効果は天候が「あられ」の時に限り、リフレクター」と「ひかりのかべ」を同時に張れるというもの。「ゆきふらし」との組み合わせが抜群である。
唯一の新規追加ケケンカニは誰もが予想だにしなかったかくとう複合の鈍足重火力アタッカー。専用技「アイスハンマー」を特性「てつのこぶし」で強化して戦うのが中心。
既存組では第5世代に登場した3匹が軒並み強化された。
バイバニラが第2特性で「ゆきふらし」を獲得、ツンベアーが「こうげき」上昇かつ第2特性で「ゆきかき」を獲得、フリージオが「HP」「ぼうぎょ」上昇と、実戦に耐えうるレベルに到達した。

一方で、一撃必殺技「ぜったいれいど」がこおりタイプに対して無効、そしてこおりタイプ以外が使うと命中率低下という下方修正を喰らった。
こおりタイプが使う分には問題ないが、これによってスイクンに大きなダメージが入った。
スイクン自体は「ぜったいれいど」を自力で覚えられるようになった為強化されてはいるが。

他のタイプとの相性

こおりタイプの技を相手に与えた場合

  • ドラゴン・ひこう・くさ・じめんタイプのポケモンには、効果が抜群になる。
  • ほのお・こおり・はがね・みずタイプのポケモンには、効果が今一つになる。

(ただし、技「フリーズドライ」は、みずタイプに抜群となる)

他のタイプの技をこおりタイプに与えた場合

  • かくとう・ほのお・いわ・はがねタイプの技は、効果が抜群になる。
  • こおりタイプの技は、効果が今一つになる。


勘違いされやすいがこおり技はいわタイプのポケモンに半減されない。こおりタイプのポケモンがいわ技に弱点を突かれるだけである。

タイプ特性

  • 「こおり」状態にならない。
  • 天候「あられ」によるダメージを受けない。
  • わざ「ぜったいれいど」が無効になる。(第7世代より)


こおりタイプのポケモン一覧

第1世代(『赤緑』)

No. たね    No. 1進化   No. 2進化  
087 ジュゴン - -
091 パルシェン - -
124 ルージュラ - -
131 ラプラス - - - -
144 フリーザー - - - -

第2世代(『金銀』)
No. たね    No. 1進化   No. 2進化  
215 ニューラ - -
220 ウリムー 221 イノムー
225 デリバード - - - -
238 ムチュール - -

第3世代(『RS』)
No. たね    No. 1進化   No. 2進化  
361 ユキワラシ 362 オニゴーリ - -
363 タマザラシ 364 トドグラー 365 トドゼルガ
378 レジアイス - - - -

第4世代(『DP』)
No. たね    No. 1進化   No. 2進化  
459 ユキカブリ 460 ユキノオー - -
461 マニューラ - -
471 グレイシア - -
473 マンムー
478 ユキメノコ - -

第5世代(『BW』)
No. たね    No. 1進化   No. 2進化  
582 バニプッチ 583 バニリッチ 584 バイバニラ
613 クマシュン 614 ツンベアー - -
615 フリージオ - - - -
646 キュレム - - - -

第6世代(『XY』)
No. たね    No. 1進化  
698 アマルス 699 アマルルガ
712 カチコール 713 クレベース

第7世代(『SM』)
No. たね    No. 1進化  
027 アローラサンド 028 アローラサンドパン
037 アローラロコン 038 アローラキュウコン
740 ケケンカニ

メガシンカポケモン

特殊な条件で追加・変化

こおりタイプポケモンの主な使い手

君は力任せに突進しちゃうタイプなのね
World Leader: Pryce


熱き氷のプリム
またキッサキにおいで!


せいや!
不安要素は 排除する


ポケモン X&Y / 13



その他のタイプ


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