ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

プラズマ団

ぷらずまだん

プラズマ団とは、『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』において、主人公達と敵対する組織。
目次 [非表示]

概要

イッシュ地方を拠点に暗躍する組織。

ゲーム内のストーリーにおいても重要な存在で、彼らの野望を阻止する事がBW本編の目的となっている。

表向きにはNを「王」として立てているが、実際はその養父であるゲーチスが実権を掌握している。


組織の目的は、N自身の思想である「ポケモンを人間の支配から解放しなければならない」を大義名分に、トレーナーからポケモンを巻き上げ、自分達以外がポケモンを持てなくなる環境を作り出す事にある。

その為に、N自身が神話に登場する伝説のポケモンを手に入れることで「英雄」になり、脅迫ではなく自主的にポケモンを手放させようとしている。


悪の組織というよりは宗教団体といった側面の方が強く、ギンガ団ロケット団よりも前に活動しており、BW2本編でライバルが「5年前にチョロネコをプラズマ団に奪われた」と言う話から、少なくとも5年前(BW1当時なら3年前)から動いていたようだ。

遠い地のギンガ団もロケット団も 無駄にめだつから いろいろジャマされたんだよな

「人がポケモンを扱う事」に疑問を投げかける彼らの行動は過去作と比べて異色であり、街中で多くの人の見ている前で懇々と演説したり、ジムリーダーチャンピオンなどのポケモンリーグの中枢とも公然と敵対するなど、今までに登場してきたロケット団やギンガ団等がやらなかったような行動にも及んでいる。

しかし、基本的にはポケモンを道具として見ている団員が大半であり、目的の為なら平気で暴力を振るう。

更に、研究班の中には兵器として人工ポケモンを造る冷徹な輩も存在し(個人で造ったのか上層部の指示かは不明だが、Nはポケモンを兵器扱いする事に納得しておらず、製作者は身勝手な事に自分が造ったポケモンを手放すこととなった)、それが幻のポケモン・ゲノセクトである(このポケモンを手持ちに入れてP2ラボに行くと真相がわかる)。


歴代の組織の思想の中でも比べ物にならないくらいに過激な部類で、最終的にはパソコンの預かりシステムにも侵入できるくらいの恐るべき技術力までをも持つに至っている。

その本拠であるNの城も、ラストバトル直前まで完全に伏せられており、Nがチャンピオンのアデクに勝利すると、地中からポケモンリーグを取り囲むように出現する。


歴代の悪の組織の中でも、四天王やチャンピオン・ジムリーダー達といったポケモンリーグ関係者達と明確な対立姿勢を見せ、主人公に対して組織側から直接的な干渉を行ったのはプラズマ団が初めてである。


しかし中には自分達がしてきた事を疑問視する団員もおり、

オレは作戦として 人からポケモンを奪うべく Nさまからポケモンを与えられ 行動を共にしてきた… …そうして思うのは ポケモンを手放すのはいやだなあ オレ…… プラズマ団にむいていないのかなあ?

半面、自分達の思想で他人の心を操ろうとする団員もいる。

圧倒的な力で ポケモンを奪ったとしても 人々は反発するわ でも心を操れば 自分からポケモンを手放すのよ

以上のように団員の中には真意を知った上で所属している者だけではなく、建前として掲げられた思想に共感して入団した(=人の手から解放することがポケモンのためであると信じていた)者も少なからずいるようである。


プラズマ団解散後 ホドモエマーケットでおこうを売るプラズマ団が現れ、このほかにも古代の城や電気石の洞穴で七賢人を守る団員もいた。


掲げている題目が一定の正当性を持つ(後追いではあるが伝説のポケモンによって認められてもいる)ことで評価が難しく思われるが、少なくともその思想を掲げたN自身はともかく、プラズマ団という団体は完全なるテロ組織である。

どれほどの大義があっても、人々はもちろん、他でもないポケモン達の意志を問うことなく、一方的に理想を強制する行動は否定されねばならず、ゆえにプラズマ団は悪の組織以外の何物でもないのである。


ポケモンBW2におけるプラズマ団

2年前の騒動(前作)をきっかけに内部分裂が起きており、

  • ゲーチスの元、悪事や暴力によってイッシュ地方を直接支配しようとする派閥(通称:黒のプラズマ団 新生プラズマ団 ゲーチス派とも呼ばれる)
  • 自分たちの悪事を深く反省し、罪を償う為各地でボランティアを行う派閥(通称:白のプラズマ団 元プラズマ団 N派(実際にはNは不在だが)とも呼ばれる)

の二つに分かれ、幹部の七賢人も両勢力に分裂して行動している。Nの事も両勢力で考えが異なり、元プラズマ団は心配しているのに対し、現プラズマ団は裏切り者と恨んでいる。


改心した派閥は主にホドモエジム横の高台にある建物を拠点とし、飼い主が見つからないポケモンの世話をしている。

その中にNの城にいたミネズミを持っている団員も道具扱いせず、ポケモンを大切にしている。

イッシュリンクで、団員のその後の様子、そしてNが解き放ったポケモンを捕まえられる。


この建物の奥にある部屋には愛の女神(左側にいてピンク色の髪)と平和の女神(右側にいて金色の髪)がいる。平和の女神に話すと、Nや愛の女神、平和の女神はかつて孤児だった事が判明する。(「愛の女神、平和の女神」の部分はゲーム中の表現ではなく、ゲーム中では「わたしたち」と表現されている。話している時の状況から考えると、2人のことを指していると思われる)


また、BW2での一件が一段落ついた後は、エーテル財団職員再就職した者も出て来て居る。


悪に開き直った派閥は、服装にも変化が見られ、BW1での白と銀を基調としたフードスタイルから、黒とグレーを基調とした「いかにもテロリスト」的なスタイルとなった。

(デザインはBW1のものを踏襲しているが、口元にはマスクを着け、頭にはベレー帽に似た帽子を被っており、胴体の部分は軽装になっている)

プラズマフリゲートが21番水道停泊時に船内にいる団員の1人から

コスチュームを変えたのは 王が戻ってきても 居場所がないことを はっきり伝えるためだ! あの裏切り者め……!

と服装が変わった理由を聞くことができ、ジャイアントホール停泊時に船内にいる団員からは

ギンガ団が解散し…… わざわざイッシュまでやってきて プラズマ団にはいったのに……!

という話が聞ける。


ただし、崇高な組織としてのメッキが剥がれたのは外側に対してだけでは無いようであり、エンディング後のある団員の話によると、

プラズマ団で命令されたこと やっていれば パンを食べられたの…… 自分で考えなかったから こうなっちゃったのよね…… あー!でもこのパン おいしーの!

さらに、プラズマフリゲートが21番水道停泊時に食堂室にいるベーカリーからは

あたしゃ 好きなパンをつくれて満足してるけどさ 毎日パンと水だけで みんな大丈夫なのかね

というように彼ら悪側の団員も、任務を成功させるとご飯を食べられるが、失敗すると食べらないしポケモンを取り上げられてしまう。そもそもパンだけで生活していたという、かなり劣悪な待遇に身をやつしていた事が窺える。


しかし、彼らの中にもNのことをいまだ信じている団員もいる。

あたしたちプラズマ団が イッシュ地方を 支配すれば 王様が戻ってくるかも……

ちなみにポケウッドで一定の評価になると観客に元団員と団員がロビーで待っていてアイテムをくれる。


メンバー構成


基地

Nの城(BW)

プラズマフリゲート(BW2)

※BW2における元プラズマ団はホドモエシティの屋敷に暮らしている


アニメにおけるプラズマ団

2011年2月初頭から「ロケット団VSプラズマ団!(前編・後編)」の予告が流れ、本編のストーリーも密かにその回に向けて準備されていた。しかし、放送を目前に迎えた所で東日本大震災が発生。その影響でこの回の放送を自粛。これにより「ロケット団vsプラズマ団!」はお蔵入りとなり、今もなお放送されていない(ちなみに海外でも未放送)。

そしてアニメはシーズン2へ移行、このまま登場しないのでは……と思われていたが、2013年1月からスタートした新章「エピソードN」にて登場することが決定し、同年2月7日の放送で初登場となった。

アニメのプラズマ団のデザインや設定はBW2準拠でありゲーチスがボス(総帥)、アクロマが研究者兼プラズマ団の幹部となっている。また、アンジーというアニメオリジナルの女性幹部(服装はBW2のしたっぱ(女)と同じ)が登場する。


活動内容はこれまでアニメに登場した悪の組織と同様に「イッシュ地方の征服」を目標に掲げて、悪事の限りを尽くしている。また、Nの行方を捜す事も目的の一つ。その理由はNがポケモンと会話できる能力を利用する為である。

反面、原作にあった元プラズマ団で慈善活動を行っている人物など登場せず、組織としてはゲーム版や放送中止前に比べ、かなり薄っぺらくなってしまったと言える。



サンギタウンの山頂でポケモンの力を引き出し操る研究をしており、国際警察のハンサムに突き止められる。その後、別の町ではオノノクスを操り町を破壊し征圧しようとしていた。

部下のブラッド(cv:佐藤健輔・服装はBW2のしたっぱ(男)と同じ)を使い、Nの隠れ家を探し出しNを捕まえようとするがサトシ達に妨害され失敗、アジトに戻るもののロケット団に後をつけられてしまう。


その後、白の遺跡に向かい遺跡を制圧。アララギパパからライトストーンを強奪しNを確保。

復活したレシラムを利用してイッシュ制圧を目論むが、サトシ達の活躍で計画は瓦解し、最後は国際警察によってゲーチス、幹部全員が逮捕された事でプラズマ団は壊滅した。


余談

第6世代までは伝説のポケモンを戦力として使役している唯一の組織だったりする。

(アカギはギラティナUMAトリオに妨害されており、フラダリの場合は利用してはいたが使役していた訳ではない)

第7世代に入るとSMタイプ:ヌル(禁止級ではないが)を使うグラジオが登場し、さらにUSUMで伝説ポケモンを惜しみなく使ってくるレインボーロケット団が登場して唯一ではなくなった。


その活動内容からアメリカの過激派動物愛護団体であるPETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)に酷似しており、同団体が出しているポケモンをモデルにした残酷なフリーゲームにもプラズマ団が善良な集団として登場するなど認知しているようである。


また、ごく一部のファンからはプラズマ団はキリスト教徒もモチーフではないかと噂されている。

組織が二派に分裂したこと、ゼクロム、レシラムの専用技であるクロスフレイムクロスサンダーの名前に十字架を表す「クロス」が含まれていること、プラズマ団のエンブレムの形がキリスト教のシンボルの1つであるラバルムに似ていることなどが理由である。


ポケモンGOでもゲノセクトの図鑑説明でその存在が触れられているが、当然ながらプラズマ団自体は登場しない(同作の悪の組織はGOロケット団がその役割を担っている)。


関連イラスト

「「したっぱなめんな!!!」」


関連タグ

悪の組織(ポケモン) ロケット団 アクア団 マグマ団 ギンガ団 フレア団

関連記事

親記事

悪の組織(ポケモン) ぽけもんのあくのそしき

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 7133229

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました