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1.鳳凰(ほうおう)とは、中国の伝説上の鳥の名。

2.鬼灯の冷徹の登場人物⇒鳳凰(鬼灯の冷徹)


ここでは1の鳳凰について記述。


概要

古代中国の薬学書『本草綱目』によれば羽蟲(羽毛のある生物)360種の王であるとされる。聖なる為政者の出現に応じてこの世に現れる、所謂「瑞鳥」。霊泉を飲み、の実を食物とし、梧桐(ごとう、アオギリの事)の林にのみ居を構える。

儒学書『礼記』では麒麟霊亀(霊威あるカメの幻獣)、応龍(年齢を重ね羽毛と翼を生じた)と共に「四霊」と総称されている。

寺社の装飾や食器の意匠としてしばしば用いられ、また古くから絵の題材として用いられた存在である。


因みに“鳳”は雄、“凰”は雌を指す名称で、雌雄併せて「鳳凰」と呼称する。

中国語では鳳凰をフォンホァン(Fenghuang)、上古中国語ではブムスグヮーン(Bumsgwang)、広東語ではフォンウォン(Fung Wong)と呼ぶ。

韓国ではポンファン(Bonghwang)、ベトナムではフオンホアン(Phượng hoàng)、満州では鳳凰の雄をガルダイ(Garudai)、雌をゲルデイ(Gerudei)、チワン語ではゴクフンヴーン(Roegfunghvuengz)と呼ぶ。


容姿

一般的には、立った高さが六尺程度で黒・白・赤・青・黄の五色を帯びた羽毛を持ち、クジャクオウムワシキジなど、様々な鳥類の特徴を持つキメラ鳥として描写される。但しキメラはキメラでも異説が多数存在する。以下に示すのはその一例。


嘴は、うなじはツバメ、頸は、背は亀、尾は魚(中国最古の類語辞典『爾雅』に拠る)


背丈が4~5尺はあり、体の前半分はメスの麒麟、後半分は鹿、頸は蛇、背は亀、うなじはツバメ、嘴は鶏、尾は魚。五色絢爛な色彩で、羽には孔雀に似て五色の紋があり、声は五音を発す(中世~近世の日本に措けるイメージ)


頭はキンケイ(錦鶏、キジの一種)、胴体はオシドリ、尾は孔雀、足は、嘴はオウム若しくはインコ、翼はツバメ(近年の中国に措けるイメージ)


フェニックスとの関係

西洋のフェニックス不死鳥)としばしば同一視される。

概要で述べたように、古代中国の伝承においては鳳凰は必ずしも不死の存在とは限らないのだが、西洋では実際に" Chinese phoenix"などと呼ばれ、鳳凰の起源自体も結局はフェニックスと同じ古代伝承に遡れるのではないかという学説もあり、多くの場合、厳密な区別はない。


鳳凰をモチーフとしたキャラクター

特撮


漫画

ゲーム

名前引用


女神転生シリーズでのホウオウ

無題

『真・女神転生』から登場。英語表記は「phoenix」。

種族は霊鳥で回復魔法を得意としている。

その後のシリーズでは火炎系や衝撃系、核熱系など得意属性が変わっている。

現在主流となっているのは黄色い冠羽が特徴的な赤い鳥型だが、『if…』などで登場した白い鳥型、『デビルチルドレン』における赤・黄金・青の三色で構成されたデザインも存在する。


『ペルソナ』シリーズでの対応アルカナは『太陽』(P4)→『法王』(P5)→『信念』(P5R)→『星』(P3R)。

  • 『太陽』の正位置には祝福などの明るい意味が込められており、瑞鳥のイメージに沿うものとなっている。また、鳳凰と同一視されがちなフェニックスは太陽信仰と関連があるとされている
  • 『法王』との組み合わせは一見、シャレのように思えるが、徳の高さを表す意味合いが込められたカードとなっており、聖人君子の誕生に際して現れる鳳凰には打って付けのアルカナだと言える。
  • 『星』の正位置には「破滅からの再生」の意味が込められており、これまた鳳凰と同一視されるフェニックスからの要素だと思われる(単に星というワード目を向ければ、ほうおう座という星座が存在する)。

その他

  • 何故か四神モチーフなのに朱雀ではなく鳳凰表記がそこそこある。

関連イラスト

「 鳳凰星座 - Phoenix - 」


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中国神話 中国妖怪 妖怪 霊鳥 四霊 合成獣


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