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仮面ライダー龍騎

かめんらいだーりゅうき

仮面ライダー龍騎とは、2002年から放送された、『平成仮面ライダーシリーズ』第3作目である。全50話。
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戦わなければ生き残れない!

概要

メインライターに小林靖子、東映のメインプロデューサーに白倉伸一郎が担当。このコンビは後に仮面ライダー電王仮面ライダーoooでも再び組んでいる。

多数の仮面ライダーが登場し戦い合うのが特徴。
鏡の世界・ミラーワールドを行き来できる13人の仮面ライダーがそれぞれの望みを賭けて戦う。
本作に登場する「仮面ライダー」達のほとんどはエゴイズムを満たすためだけにその力を用い、中には悪徳弁護士連続殺人犯といったヒーローとは程遠い、むしろ「悪役・怪人」に近いような人間たちが、ヒーローであったはずの「仮面ライダー」を名乗ることが物議を醸した。
わかりやすく言ってしまえば「仮面ライダー版バトルロイヤル」である。
初代仮面ライダーで有名な藤岡弘、(旧芸名:藤岡弘)氏もこの設定には難色を示したほど。

しかし、『初代ライダー』の設定、そして萬画版『仮面ライダー』において、敵キャラクター・ショッカーライダー12人のうち1人が仮面ライダー2号となった事を考慮すると、あながち原点の構成を無視してばかりではないといえよう。
なお、石ノ森章太郎の萬画版『仮面ライダー』では、ショッカーライダーを含む13人の仮面ライダーは一文字隼人以外全員、つまり本郷猛も(脳髄を残して)死亡した扱いとなっている。

アギトまでの平成ライダーは「仮面ライダー」という呼称自体が作中で使用されなかったのだが、今作で一旦復活した。
仮面ライダーへの変身に関して、特定のアイテム(今作ではカードデッキ)を使えば誰でも仮面ライダーになれる、いわゆる強化服のような扱いとなっている。
以降、アイテムによる変身方式は平成ライダーの主流となっている。
後々の平成ライダーではおなじみとなった「電子音声」も今作のバイザーから本格的に導入された。
(ただし、強化服方式、電子音声ともに仮面ライダーG3という前例がある。)

カードを使って戦う仮面ライダー」の先駆けでもある。
これは当時、遊戯王などのトレーディングカードゲームが流行っていた世間体を反映した結果である。

これらの点からも平成ライダーシリーズの転換点となった作品であるとも言える。

なお登場する新規ライダーの数は、物語上戦う場面が存在し、役者も全員きっちり規定されているものだけを数えるとすれば歴代でも最多。
仮面ライダーの数は企画段階では50人を予定していて、毎話、所謂「怪人」の代わりに違うライダーが登場して主人公の龍騎らに戦いを挑むという予定だったらしいが、さすがにライダーの価値が薄くなり過ぎると判断され、人数が絞り込まれ、最終的に13人となったが、それには『シスタープリンセス』の影響を受けている(人数の発案者曰く「今日姉妹が12人もいるんだからライダーが13人いてもおかしくないよね」)らしい。
実はこの企画はTVSPの予告編で蓮がネタにしていた。
なお、登場シーンや変身前を演じる役者の規定が無くとも、ライダーとして設定が存在するもの全てを数える場合は、『仮面ライダー響鬼』が最も多い。

総合的な評価

「仮面ライダーは正義の味方」という法則を破り、本格的に悪のライダーが登場したことについて当時から批判的な意見が殺到していた。内容に関しては13人の仮面ライダーの悲劇的な最期が特に印象深く、中には視聴者にトラウマを残した脱落者も存在した。このような理由から、昭和派のライダーファンから「仮面ライダーシリーズを悪い方向に捻じ曲げてしまった元凶」と評されることもあり、平成ライダーに否定的なアンチに目の敵にされることもたびたび起こる。
しかし、「何が正しいのか?本当の正義とは何なのか?」など正義の法則を問われるようなストーリーはこの作品ならではの特徴であり評価は高い。

ライダーの設定

疑似ライダー・オルタナティブ2名と、後年に放送されたディケイドに登場したオリジナル設定のゲスト1名、劇中未登場のブレイドを含めると、計17人も登場する事になる為、ここでは基礎のみ説明する。

基本設定

本作の仮面ライダーは、各々の望みを叶える為に契約したモンスターと共に、ミラーワールドで戦闘を行う。
しかし、その契約を維持する必要があり、一定期間内に他のミラーモンスターの力を奪えなければ、契約は解除され、代わりに捕食される事となる。

ディケイド版設定

“ライダー同士のバトルロイヤル”という点は変わっていないものの、殺し合いではなく、裁判の判決を巡って陪審員が仮面ライダーとなってミラーワールドにて争いあい、最後に残ったライダーが裁判の判決を下すという、社会システムとしてのライダーという設定に変わっている。
ミラーモンスターも仮面ライダーの使役する存在としてしか登場せず、市民やライダーがモンスターに食われる事は無い。この作風は、後に公開される仮面ライダー鎧武初期のアーマードライダーとインベスゲームにおけるインベスの関係に近い。
ディケイドにて、特に設定の変更が目立った仮面ライダーである。
なお、ミラーワールドは仮想世界のようなものであり、そこで倒されてもライダーの変身者は死なない。しかしライダーシステムを現実世界に持ち込む事は可能で、現実世界で倒されれば、当然死ぬ。
その為、ライダーシステムを現実世界で使う事は法律で禁じられている。

DRAGON KNIGHT版設定

基本的な設定は原作と同じだが、若干の違いがある。
大きな違いは下記の通り。

  • ライダーの変身には時間制限なし。(原作とは違い、戦いの舞台がミラーワールドではなく、ベンタラという地球のパラレルワールドという設定の為。)
  • 戦いに敗れてもライダーは死なない。その代わりに「ベント」という現象が追加され、敗れたライダーはアドベント空間と言う異次元に冷凍睡眠の状態で飛ばされてしまう。(本来は傷つき倒れたライダーを保護する為の空間だったが、アドベント空間に行けるアドベントマスターが行方不明になってしまった為、牢獄となってしまった。)
  • カードデッキは決して破壊されない。デッキには使用者のDNAパターンが記録されており、使用者しか変身できない
  • ベントされても契約モンスターは解放されない。ただし、任意に解放する事は可能。解放されたモンスターはただ彷徨うだけの存在で、人間は襲わない

変身ベルト・Vバックル

鏡のように自分の姿が移る鏡面にデッキをかざし、現れたVバックルにデッキを挿入して変身する。

アドベントカード

本作の仮面ライダーは、デッキに入ったアドベントカードというカードを「バイザー」と呼ばれるスキャン装置で読み取り(ベントイン)、技・攻撃を行う。
バイザーに付属する武器以外は、これを使って繰り出す。
尚、カードは使うと消滅し、次回の変身の際までは使用出来ないが、ライダーによっては同じカードを複数枚持つ者も居る。

主なカードの種類

カード名称日本語名効果詳細
ADVENTアドベント契約モンスターを召喚し攻撃させる。契約の証であり、燃やす等すると契約が解除される。
SWORD VENTソードベントを召喚する。召喚される武器は契約モンスターの身体各部を象ったものである。
FINAL VENTファイナルベント必殺技を放つ。威力はモンスターの実力に比例する。
SURVINEサバイブ上級形態に進化する。劇中では「疾風」「無限」「烈火」の3枚が存在する。
CONTRACTコントラクト任意のミラーモンスター契約する。使用後は「ADVENT」のカードに変化する。

この他のカードはアドベントカードを参照。

ミラーモンスター

本作の仮面ライダーが戦うミラーワールドには、ミラーモンスターと呼ばれる、これまでのシリーズにおける「怪人」に相当する存在がおり、鏡面を通り現実世界を行き来する。

どのモンスターも基本的には、現実世界にいる人間の命を狙い、捕食を図ろうするが、契約した者であるなら力を与える関係となる。
しかし、上記の基本設定にあるように契約破棄されてしまう危険性も高まる。
契約が長期化すると一種の恩義のようなものを感じるのか、劇中では設定を無視して主人の仇討ちに奔走するモンスターもいた。

登場人物

13人の仮面ライダー

【龍騎】ひとつでも真似したことある人挙手【変身ポーズ】
龍騎13ライダー!


初登場変身者ライダー契約モンスター
第2話 ※1城戸真司榊原耕一仮面ライダー龍騎ドラグレッダー
第1話秋山蓮仮面ライダーナイトダークウイング
第5話須藤雅史仮面ライダーシザースボルキャンサー
第6話北岡秀一由良吾郎仮面ライダーゾルダマグナギガ
第13話手塚海之仮面ライダーライアエビルダイバー
第15話芝浦淳仮面ライダーガイメタルゲラス
第18話浅倉威仮面ライダー王蛇ベノスネーカー ※2
第35話東條悟仮面ライダータイガデストワイルダー
第40話佐野満仮面ライダーインペラーギガゼール
霧島美穂仮面ライダーファムブランウイング
鏡像の城戸真司仮面ライダーリュウガドラグブラッカー
高見沢逸郎仮面ライダーベルデバイオグリーザ
第27話不明仮面ライダーオーディンゴルトフェニックス

  • 初登場話数はTVシリーズの、変身状態が登場した話数。未登場ライダーの欄は空白。
  • タイガ、インペラーは、TVSP「13 RIDERS」にて先行登場した。
  • ※1 龍騎のブランク体は第1話にて登場したが、「龍騎」と呼ばれ始めるのは第2話から。
  • ※2 王蛇は後にエビルダイバー、メタルゲラスとも契約する。

擬似ライダー

第37話仲村創オルタナティブサイコローグ
第39話香川英行オルタナティブ・ゼロサイコローグ


「龍騎の世界」の仮面ライダー

鎌田仮面ライダーアビスアビスハンマーアビスラッシャーアビソドン

※「仮面ライダーディケイド」に登場した「龍騎の世界」のライダー。「龍騎の世界」ではリュウガではなくアビスが登場した。

その他のライダー

斉藤雄一仮面ライダーブレイドガルドサンダー

※『宇宙船』104号に掲載された、「もし斉藤雄一がその場に現れたガルドサンダーと契約していたら」という設定のライダー。 劇中未登場。

OREジャーナル社員

大久保大介
桃井令子
島田奈々子
浅野めぐみ(中盤から)

神崎兄妹

神崎優衣
神崎士郎

呼称表

が\に真司北岡浅倉優衣士郎
真司北岡さん浅倉優衣ちゃん神崎
城戸北岡浅倉優衣神崎
北岡城戸秋山浅倉??
浅倉城戸秋山北岡?神崎
優衣真司君??お兄ちゃん
士郎城戸秋山??優衣

補足

最近では、海外で製作されたリメイク版ともいえる『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』が「逆輸入」されている。
『DRAGON KNIGHT』では、ミラーワールドを支配する存在としてゼイビアックスなる異星人が登場するなど、全体的に原作よりもライトな作風となっている(それでも海外からは設定が複雑という声があった)。

また、同じ能力を持った者同士がバトルロイヤルをするという設定は『Fate/staynight』や『未来日記』などをはじめ、様々な作品に影響を与えたと噂されている。
真偽こそ定かではないものの、似たような内容の作品にはそういう噂が流れてしまうほど、『龍騎』は異色かつ衝撃的な内容だったといえる。

しかし厳密には、龍騎よりも先に同じ能力者同士の、万能の力を賭けたバトルロイヤルを描いた作品や、子供向けジャンル(仮面ライダー)に大人でもハードな内容を持ち込むやり口・キャラ設定等は過去にもいくつか存在したために、よってこれらは個々では別に龍騎が元祖というわけでもない。
あえて言うなら、その2つの要素を組み合わせ、コアなファンのみならず、幅広い客層にヒットを飛ばした作品が龍騎であるといえよう。

関連タグ

特撮 仮面ライダー 平成ライダー ダークヒーロー

アドベント ファイナルベント サバイブ ミラーモンスター ブランク体
EPISODE_FINAL 13RIDERS 小説仮面ライダー龍騎 駈斗戦士
Alive_A_life

仮面ライダーカブト仮面ライダー鎧武(同じく複数仮面ライダーが出る作品)
レイオニクスバトル(なんか似ている)
魔法少女育成計画(『龍騎』同様に魔法少女が戦い、殺し合う作品であり、一部龍騎のライダーと性格の似た魔法少女も登場。ただしこちらは半ば強制参加な上に、殺し合いのルールは後付けされたもの)

バトルロワイアル

仮面ライダーアギト ← 本作 → 仮面ライダー555

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