概要
デストロン所属の部隊で、メンバー全員が軍事兵器に変形する。
メンバーの生みの親はあのスタースクリーム。そもそもメガトロン様にたてついてデストロンから追い出されたスタースクリームが流れ着いたガダルカナル島で掘り出した第二次世界大戦時のアメリカ軍と日本軍の兵器にデストロンのパーソナルコンポーネント(人格を司るパーツ。人間で言えば脳のようなもの)を使ってメガトロン様に対抗するために製作したことが発端とされている。
元々、全員が犯罪者だったためか、手柄を自慢し合って喧嘩になったりするなどチームワークはあまり良くないが、リーダー格であるオンスロートの信頼は厚い様である。
5体が合体して合体兵士ブルーティカスとなる。
アニメでの初登場は第46話「突撃エアーボット」で、コンバットロンの生い立ちは第53話「スタースクリーム軍団」で語られている。
テックスペックではブルーティカスに合体すると主体性に欠けている反面、メンバーの意思統一に成功しており、メガトロンは部下全員がブルーティカスのようであればと思っている。
メンバー
それぞれのメンバーが強力な軍事兵器に変形するが、何故かオンスロート、ボルター、ブレストオフはボディに使用されたものとは大きく異なるデザインの兵器に変形するようになった(パーソナルコンポーネントの影響?)。
また、オンスロート以外の4人はブルーティカスの手足として自由に合体できる(スクランブル合体システム)。
CVについては兼役の場合が多いので、主な担当声優と、その人物がほかに演じていた役を表記する。
攻撃参謀オンスロート
コンバットロンのリーダーで大型ガントラックに変形する(元はアメリカ軍のM16対空自走砲もしくは旧日本軍の一式半装軌装甲兵車)。
戦略家であり、部下からの信頼も厚い。背中に装備した2門のキャノン砲が武器で、キャノン砲を取り外してセイバートロン星のデストロン基地のコンピューターに取り付け、付いているレバーを操作して誘導システムを操作できる。また、セイバートロン星を制圧した事もあるが、コンボイとメガトロンの連携に敗れ、後にメガトロンによって忠実になるように再プログラムされる。ブルーティカスに合体する際には胴体に変形する。
宇宙兵ブレストオフ
擬人化つき
茶色と紫のスペースシャトルに変形(元はアメリカ軍の大型爆撃機B-17フライングフォートレス)。
傲慢な性格で荒々しい口調で話す。荒々しいのは中の人繋がりなのであろうか。
自分の武器であるアイオニックブラスター(玩具ではイオンブラスター)に拘りを持っている。
小惑星を牽引して宇宙空間を航行できる程のパワーを持ち、同じスペースシャトルに変形するアストロトレイン同様、巨大化して仲間の輸送も可能。ブルーティカスに合体する際、右腕に変形する。なお、アニメの46話(日本)では翼部分がブルーティカスの胸となっている。
自分の姿が相当気に入らず、「こんなブサイクな姿を人前にさらせるか!!」と言ったこともある。
偵察兵ボルター
これも擬人化つき
カマンSH-2シースプライト対潜ヘリコプターに変形(元は日本軍のゼロ戦)。
突風による攻撃を得意としている。ブルーティカスに合体する際、左腕に変形。
狙撃兵ブロウル
CV 石井敏郎(スパイクの父スパークプラグなど)
西ドイツ軍のレオパルト1戦車に変形(元はアメリカ軍のM36ジャクソン駆逐戦車もしくは旧日本軍の四式中戦車)。
ハンティングが好き。ビークルモードでは主砲を望遠鏡としても使用している。
実は自身のパーソナルコンポーネントを大学生が作ったロボットに取り付けられた事がある。
ブルーティカスに合体する際、左脚に変形。
実写映画版では他のメンバーを差し置いて登場を果たした。
補給兵スウィンドル
F.M.C. XR311コンバットバギーに変形。
利己的かつがめつい性格で、壊れた仲間のパーツを武器商人に売ったこともある酷ぇ奴。
そのせいでメガトロン様から頭に爆弾を仕込まれた。
右腕に取り付けたキャノン砲が武器である。
ブルーティカスに合体する際、右脚に変形。
合体兵士ブルーティカス
CV 島香裕
コンバットロン部隊の5体が合体した姿。全身武器の塊というほどの驚異的なパワーを持ち、背中にある2門のキャノン砲とビームガン、回転して相手を切り刻む左肩のプロペラが武器。デバスターを倒しメガトロンを追い詰めるも、その後駆けつけたメナゾールに撃破される。その後、セイバートロン星を占拠したが、スタースクリームが反乱を起こした際に備えて付けておいた背部の機能停止装置により機能が停止し、その後メガトロンの手によって破壊されたかに思われたが、破壊されたのは偽者であり、本物のブルーティカスは再プロミングされメガトロンの命令に忠実に行動するようになる。
その一方サイバトロンが用意した対抗馬、ガーディアンの1撃でスウィンドル以外バラバラになったこともあったりする。(彼が文字通り仲間を売ったのはこの時)
また放映時に音声の不調で発生した「ハテハテオリオリスリスガター」と言う迷言も有名。
War for Cybertron/Fall of Cybertron(日本未発売)
ブロウルは両方にエイリアンタンクに変形するTFとして登場している。
WFCではバリケード、メガトロンらとともに当時オートボット所属だったスタースクリームが守護するダークエネルゴンを封印しているステーションに突入し、制圧後はアイアコンのステラ・ギャラリー(瞑想室。メガトロンは瞑想のことを「自分の無能を棚上げして怠惰の中で泣き言を並べ立てるだけの時間とエネルギーの無駄遣いにしかならない無駄な行為と断じている。)の襲撃にも参加している。このときの彼の性格は鬼軍曹そのものであった。
そのしばらく後の時間軸であるFOCでは同一人物かはわからないがほかのコンバッティコン(エイリアンガントラックのオンスロート、エイリアンシャトルのブラストオフ、エイリアンジェットヘリのボルテックス、エイリアンバギーのスィンドル)とともに登場し、ブルーティカスに合体することもできる。このときの性格は短気。
FOCでのコンバッティコンは、メトロフレックスによってメガトロンがオフラインになったことからニューリーダーの名乗りを上げたスタースクリームの部下として登場する。
しかし、初陣であるエネルゴン奪還作戦にてスタースクリームがブラストオフの対空砲があるから危険だという忠告を聞かずに勝手に突撃して攻撃部隊は壊滅、仕方なくオンスロートの支援作戦でケチの付け所しかなかった作戦を何とか立て直し、本来であればすべて奪われるところだったエネルゴンを何とか奪われずに済ませ、さらに半分回収することに成功(残りの半分は輸送用のタンカーの燃料に使われてしまっていた)するもスタースクリームによって全責任を押し付けられ拘束されてしまった。
その後復活したメガトロンの軍門に自ら下り、それ以降はメガトロンの的確な作戦に従い多大なる戦果を挙げるも、アーク号制圧戦の折にブルーティカスに合体して無双していたところをジャズとジェットファイヤーら航空部隊によって集中砲火を喰らいアーク号から吹き飛ばされてしまった。