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京極堂の編集履歴

2013-08-08 13:04:33 バージョン

京極堂

きょうごくどう

ミステリー作家、京極夏彦による日本の小説のシリーズ。講談社より刊行されている。京極堂シリーズ、百鬼夜行シリーズとも言うがpixivでは、京極堂タグが一般的。

「この世には、不思議なことなど何もないのだよ」


概要

第二次世界大戦後まもない日本を舞台とした推理小説

作中に実体として登場はしないが、個々の作品のタイトルには必ず妖怪の名が冠せられており、その妖怪に関連して起こる様々な奇怪な事件を「京極堂」こと中禅寺秋彦が「憑き物落とし」として解決する様を描く。


1994年に発表されたシリーズ第1弾の『姑獲鳥の夏』は、京極夏彦のデビュー作品であり、メフィスト賞創設のきっかけとなった。講談社ノベルスから刊行されたのち、講談社文庫から通常文庫版と分冊文庫版が刊行され、順にハードカバー化もなされている。通常文庫版は1000ページ以上に及ぶことがあり、分厚いことで有名。


基本的には推理小説としてカテゴリーされている。もっとも事件の謎解きである「憑き物落とし」はいわゆる犯行トリックの解明や犯人当てよりも、事件そのものの全容と因果関係・関係者達の妄念の究明に注力されていることが多い。

作品内にはタイトルとなった妖怪に関するあらゆるキーワードが作中に散りばめられており、民俗学、論理学など広範にわたる様々な視点から、妖怪の成り立ちが説かれているのも特徴の一つ。


主な登場人物

中禅寺秋彦 - 古本屋「京極堂」の主。宮司で拝み屋。

関口巽 - 小説家。代表的な語り部の一人。

榎木津礼二郎 - 「薔薇十字探偵社」の私立探偵。

木場修太郎 - 刑事。

青木文蔵 - 刑事。

鳥口守彦 - 編集記者兼カメラマン。

益田龍一 - 元刑事の探偵見習い(助手)。

中禅寺敦子 - 科学雑誌記者。

安和寅吉 - 薔薇十字探偵社の探偵秘書。

今川雅澄 - 骨董屋「待古庵」の店主。

伊佐間一成 - 釣り堀「いさま屋」の親父。

中禅寺千鶴子 - 中禅寺の妻。

関口雪絵 - 関口の妻。

多々良勝五郎 - 妖怪研究家。


既刊

姑獲鳥の夏

魍魎の匣

狂骨の夢

鉄鼠の檻

絡新婦の理

塗仏の宴 宴の支度

塗仏の宴 宴の始末

陰摩羅鬼の瑕

邪魅の雫


百鬼夜行 陰

百鬼夜行 陽

百器徒然袋 雨

百器徒然袋 風

今昔続百鬼 雲


関連タグ

京極夏彦

百鬼夜行シリーズ

京極堂シリーズ

京極キャラ描いてみた

妖怪

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