概要
「あなたの街の身近なカーショップ」をディーラーコンセプトに掲げ、中小規模の整備工場や中古車販売店を中心に販売網を整備したことが特徴の一つである。ブランド戦略ではユーノスやアンフィニと同様にマツダの名を伏せて展開した。設立時のラインナップは軽自動車が中心で、最上級車はクロノスベースのセダンであるクレフ。
また、高級車ラインナップを補う目的でランチアの正規輸入権を取得し、ランチア・テーマ、ランチア・デルタ、アウトビアンキ・Y10といったイタリア・フィアットオートが製造するランチア、アウトビアンキブランドの乗用車も販売されていた。
全国販売網は「株式会社オートザム」および地区卸会社(株式会社オートザム○○)が統括していた。
「マツダオートザム店」への順次移行
1998年、全国オートザム店の店舗規模・売り上げ等に一定の基準が設けられ、基準をクリアした店舗の看板は「マツダオートザム」と掲げられることとなり、取り扱い車種はマツダ店と同一化が図られる。またチャンネル発足時の主力販売車両であった軽自動車は、独自開発車両の開発は止めてスズキからのOEM車となる。基準未達成の店舗は新機種の販売権を与えられないままディーラー権を返上していき、結果2000年前半までに、約900店舗あったオートザム店は350店のマツダオートザム店へと変わった。また、ランチアの正規輸入権も1998年までに返上した。2001年には株式会社オートザムと地区卸会社が合併して「株式会社マツダオートザム」となり、現在は当該会社が全国販売網を統括している。