講談社の漫画雑誌『モーニング』にて連載中である『鬼灯の冷徹』にでてくるキャラクター。
単行本では４巻の第２６話、「一寸だった法師」にて初登場。
それ以降はあまり出番はなく、ほとんどの読者に出番を忘れ去られている不憫なキャラクターの一人である。
鬼灯の冷徹に登場するキャラクターの中では唯一鬼灯を「鬼灯さん」と呼ぶほか、鬼灯に対してタメ語で話すという数少ない人物。
酷く怒りやすい性格。初登場回では基本怒鳴り散らしている。あと独り言が大きい。
基本クズだがあまりに不憫すぎて憎めないキャラ。
アニメでは第１１話に登場。
声は鈴木達央さんが務めた。
お椀の模様の描かれている羽織、針が描かれた着物を着ており、頭にはカブトムシのメスを連想させられるえぼしを被っている。
本来は、姫を自分の妻にするために屋敷の者たちに嘘をついたという罪で地獄逝きだったのだが、一寸法師の境遇や騙された姫本人が怒っていないことから情状酌量になった。
今は亡者は虫に食われ、木を植えられさらにそれをひっこ抜かれる受苦無有数量処地獄という地獄で働くよう鬼灯から命じられてる。
打ち出の小槌の効果で普通の人間と同じ大きさになっているため周囲からは「元一寸」と呼ばれ、「一寸じゃない」「一寸の方が可愛い」などと言われていたため、誰も自分の苦しみはわからないと思っていたが、自身と似たような境遇の桃太郎と友人になることでそれは解消した。
初登場の時、一度だけ元の一寸の大きさに戻りたいがために鬼灯に打ち出の小槌の在り処を聞いたことがある。
そんな一寸法師に鬼灯が提案したのは、上と下から圧をかける、巨人の国へ行って形だけでも小人になる、だったが案の定一寸法師からの鋭いツッコミが炸裂した。
ちなみに肝心の打ち出の小槌は閻魔大王が尻に敷いて壊してしまった。
