タリクシア
たりくしあ
タリクシアとは
タリクシア(Talyxia)とは、ケモノ系絵師であるMick39氏の創作「ビロウス」に登場する種族である。
家電が知的生命体に進化した異星人で、ビロウス世界の舞台である「惑星タル」がまだ原始の星だった時にやってきてサーガルやネウリアなどの他の生物が育つような環境を作り上げた。
よく見られるのは四足のネコ科のような姿をした半機械的な外見の生物だが、その他にも色々な種類があり、
タリクシア族はビロウス世界に登場する種族の中でも突出して摩訶不思議で複雑な設定の塊な存在であるため、一言で説明するのは非常に難しい。
よく見られるタリクシア
「タリクシアン・ストーカー」
タリクシアと聞いて最もよく見られるタイプのタリクシア。
ネコ科の動物ような身体に機械のような外見の頭部を持つ。
タリクシア族の中でも調査兵の役割を持つ。
非常に頑丈で図太い身体の持ち主であるため簡単には死なない。
タリクシア族の仕組み(後述)から基本的にみんな両性具有で産まれてくるが、
思春期の頃にどの性器を残しておくかを選べるため成獣しているものにはペニスは無いものや膣のないもの、両方存在しているものなどで様々。
血の色は灰色であるため、舌や陰部などは灰色をしている。
知能こそ高いが行動はほとんど野生動物そのものであるため文化などはなく、
娯楽と言えば狩り(食事)と交尾と睡眠くらいしかない。
タリクシア族の仕組み
タリクシア族は必ず男女の双子で妊娠し、妊娠初期に男性の個体が女性の個体に取り込まれる。
その結果生まれてきたタリクシアは事実上の両性具有な女性であり、更に女性タリクシアは全てタリクシアン・ストーカーである。
(ただし成長してからオスとして育つか・メスとして育つかは本人の意思で選べる)
ではタリクシア族に男性はいないのかというとそうではなく、
極稀に妊娠初期に取り込みが発生しないことがあり、女性側に取りこまれずに済んだ男性は「タリクシアン・ルーター」と呼ばれる種類で生まれてくる。
この男性タリクシア=タリクシアン・ルーターはタリクシアン・ストーカーとは全く異なる人型の姿をしている。
ただしこのタリクシアン・ルーターに生殖器は無く、また単体で生殖することは出来ないため、(精子のような遺伝子媒体そのものは持っている)
概念的に男性ではあるが実際には性別を超越した存在と言った方が正しい。
こうして奇跡的に生まれてきた純男性タリクシア(ルーター)は個体が少ないため非常に大切にされる。
タリクシアン・ストーカーは普通にタリクシアン・ストーカー同士で生殖して増えることが出来るが、
ルーターは前述したような理屈で産まれてくるため非常に低い確率でしか生まれてこない。
しかしルーターの遺伝子をタリクシアン・ストーカーの仮父に預けて生殖させることで、ほんの数パーセントほどであるがルーターが生まれてくる確率を上げることが出来る。
(通常のストーカー同士の生殖だと3%ほどだがルーターの遺伝子を精子として使った場合だと12%ほどになる)
またタリクシアン・ルーターは基本、常時屋内に引きこもってビロウス世界に関する研究をする研究者である。
権利や位などはルーターのほうが高く、タリクシアン・ストーカー達の数や行動などを管理する役割も持つ。
そのため問題行動を起こしたタリクシアン・ストーカーを粛清したり、増えすぎたタリクシアン・ストーカーには去勢をしたり時には安楽死させるなどして間引くことで惑星タル全体の生態系を保っているらしい。
しかしながらルーターだけでは増えることが出来ないので、生殖のためにストーカーをある程度残しておいている感がある。
その他の詳しい設定や画像などは以下のページ参考
ファンアート(二次創作)において
同じMick39氏個人によるキャラクターでは主に海外のケモナーから高い人気と知名度を持つサーガルが代表的だが、
タリクシア(主にタリクシアン・ストーカー)もサーガル同様に既存の版権作品のキャラクターと同じ感覚で二次創作を行うファンが存在する。
pixivなど国内でのファンアートはまだ少ないが、
FurAffinityなどの海外SNS上においては新設定タリクシアのうち、タリクシアン・ストーカーのファンアートが多い。