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SLばんえつ物語の編集履歴

2015-04-03 01:45:21 バージョン

SLばんえつ物語

えすえるばんえつものがり

SLばんえつ物語とは蒸気機関車が牽引する臨時快速列車である

SLばんえつ物語は、1999年4月29日に新潟駅~会津若松駅間で営業を開始した。


運転

通常4月から11月にかけての週末を中心に1日1往復運転され、12月にはクリスマスシーズンに「SLクリスマストレイン」(2011年までは「SL X'masトレイン」)として運転されることもある。


また期間中は月に1度ほど、磐越西線の郡山駅 - 会津若松駅間延長運転されることがあり、延長部分は、下り郡山発会津若松・七日町行き列車が快速「SL郡山会津路号」、上り会津若松発郡山行き列車が快速「SL磐梯会津路号」という独立した列車となる。また延長運転当日は、「SLばんえつ物語」は片道のみの運転となる。


使用車両

C57 180

C57型蒸気機関車の180号機で、昭和21年に、三菱重工業三原製作所にて製造された。

製造から一貫して新潟県内の機関区に配置され、新津機関区に所属時代にはc57 1D51 498と共に所属していたことがある。

廃車後、新津市の小学校の校庭にら静態保存される事になった当機は新津駅の引き上げ線を延長した仮設線路を校庭に敷設し保存場所まで自力で走行している。

因みに、D51 498やC61 20と違って当機は「SLばんえつ物語」の専用機関車という立場から、関東地区を走行する際に必要とされるATS-P形やデジタル無線を導入していない。

この為、現在関東地区での当機が先頭に立っての本線自走運転は不可能で、2011年の上越線での重連運行は常に次位連結とされた。


ばんえつ物語専用客車

客車は外板塗装を地色がチョコレート色、窓まわりがクリーム色、車内も内装材と床材の木目調アレンジが施された他に便所の洋式化と洗面所のリニューアル等がが施された12系客車5両が使用され、その翌年の12月にはスハフ12 160を改造した側面展望車オハ12 1701を増結して6両となった。

その後、2007年・2013年。2014年に大規模なリニューアル工事を実施しており、外見塗装もクリームと茶色、クリームと青色、スロフ12に準じた塗装と3度塗装変更がなされている。


オコジョルーム&展望車(スハフ12 101)

会津若松方面の緩急車。登場時の外見は塗装変更の他に車掌室部分の小窓化改造のみであったが、2014年の運転開始に際にオコジョルームと展望室を備えたフリースペース車に改造され、側面窓も後述のスロフ12と同様の密閉ガラスとなった。


普通座席車(オハ12 313・314・315)

2〜3号車及び6号車連結されている普通座席車で車内の壁紙の貼り換え、オリジナルでは縦長で左右に複数搭載されていた蛍光灯を円の物デザインをした蛍光灯を車内中央に等間隔で設置されている冷房吹き出し口に隣接する形で複数設置。パイプ状だった荷物棚は透明素材を利用した棚板に交換・座席は座席横に付いていた取っ手を撤去してシートの色を青から赤に変更した。

2007年の第一次リニューアル改造時に座席の背ずりを約30cm高くし、クッションにも厚みを持たせ、従来のボックスシートに比べて居住性を改善したほか、表皮を縦縞模様から赤に変更している。


車内販売スペース&普通座席車(オハ12 316)

2008年からばんえつ物語に4号車として連結されている側面展望車で、スハフ12 160から改造(車体新製)された。

この改造でロゴマークがある側に大展望窓3つ分の展望室、ロゴマーク無し側には通常窓3つ分(ガラスは両者とも固定)のフリースペースと車内販売スペースが設けられていたが後の改造で車内販売設備を5号車に移転してフリースペースを拡大している。

因みに初代と二代目では通常窓部分の上部を黒く塗装して大展望窓との段差を無くしていたが、2014年から採用された3代目カラー(展望グリーン車のカラー)からはこの黒色部分が省略されて大窓と通常窓との段差が見える用になった。


車内販売スペース&普通座席車(オハ12 316)

5号車に連結されている車両で、運行開始当初は2〜3・6号車と同じ座席車で2007年の更新時に普通座席+車内販売スペース車となり、2012年度から普通座席部分「オコジョルーム」化されていたが、2014年に前述の改造工事でオコジョルーム部分が通常の普通座席に戻されて入る。


グリーン座席車(スロフ12 102)

新潟方面の緩急車。登場時は塗装変更と小窓化改造のみで型式もオハフ12 102であったが、2013年時に車体を新潟トランシスで新製して全国の定期SL列車では初めて展望室付きグリーン車に改造された。この改造に際して側面の窓は開閉が出来ないタイプに交換され、座席も1+2の回転リクライニングシートを採用した。また、同時にパノラマ展望室が追加され、往路は沿線の流れる景色を、復路はSLの迫力ある走行シーンをそれぞれ堪能することができる。なお、パノラマ展望室はグリーン指定券を所有している乗客のみ入ることができる。この一連の改造により型式もスロフ12 102となり、車体色も固有の物に塗装変更され、2014年からはこのスロフ12で採用された塗装が3代目カラーとして全車に施工された。


関連タグ

JR東日本

SLやまぐち号 同じC57型蒸気機関車を使用した快速列車

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