『鋼鉄の咆哮』シリーズ関係の絵に付けられるタグ。
pixivでは、『鋼鉄の咆哮』シリーズに限らず、オリジナル軍艦絵等に於いて架空艦やその他軍艦タグと付けられていることが多い。
鋼鉄の咆哮とは、コーエーから発売された戦艦バトルアクションゲームのシリーズ総称である。
概要
オリジナルの軍艦を建造して敵と戦うゲームとなる。
このシリーズには二系統あり、ウォーシップコマンダーでは自艦を中心とした俯瞰視点、ウォーシップガンナーシリーズでは後方視点となり、後者では3Dシューティング的要素が強い。
艦船の設計にはHLGと言われるシステムを採用しており、プレイヤーはあたかもパズルを組み立てるかのように自由に設計を行える。
もちろん、重量制限やパーツ制限、家庭用ゲーム機向け作品ではパーツ数制限などがあるため、それらを考えながら設計する必要がある。
世界観は始めのうちは第二次世界大戦に近いのだが、ボスに相当する『超兵器』など、ゲームが進むにつれて近代化、更にはSFじみたものになっていく。
ほとんどの作品では、一定条件を満たすと『特殊任務』と題したおまけステージをプレイすることが出来る。
本編とは異なる遊び心豊富なステージとなっており、登場キャラクターや世界観が崩壊し、時にはメタ発言まで飛び出す。
シリーズ
鋼鉄の咆哮 ウォーシップコマンダー
PC版、PS2版及びPSP版が出ている。システムやステージ構成は殆ど同じものだがストーリーが全く違う。
PC版
1938年、世界の緊張は極限に達していた。
そこへ提唱された『超兵器』構想。列強はこぞって超兵器の開発を開始したが、超兵器の完成は世界のパワーバランスを崩し、大きな災いをもたらすのは自明の理だった。
プレイヤーは憂国の士が集い結成された『第零遊撃部隊』の一員となり、超兵器の完成・配備を阻止するために世界各地を転戦する。
PS2版
世界は巨大軍事組織『テュランヌス』に支配されていた。
プレイヤーは、テュランヌスに対抗するレジスタンスの一員となり戦っていく。
鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー
PC版
第二次大戦が激化する中、プレイヤーは奇襲作戦のため軍艦に乗務し、目標海域へ向かう途中、突如出現した光に包まれ平行世界へ飛ばされてしまう。
そこで謎の軍艦の襲撃を受け危機に陥るが、『第零遊撃部隊』を名乗る者達に助けられる。
彼らによると、光の向こうの世界では『超兵器』と呼ばれる兵器が出現しており、プレイヤーたちが平行世界へ飛ばされた原因もそれにあるという。
プレイヤーたちは元の世界への帰還するため、また超兵器による元の世界への干渉を防ぐために超兵器から発生するノイズを追って世界を転戦する。
この作品では「エクストラキット」といういわゆるパワーアップキットが発売されている。
制限が多いものの、エクストラキット単体でもプレイすることが出来る。
PS2版
タイトルこそ同じであるがオリジナルの作品である。
しかし、システムには一部共通点がある。
鋼鉄の咆哮2 ウォーシップガンナー
ストーリーは『鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー』と似ているが、一部違う点がある。
この作品はPS2でのみの発売となっている。
ウォーシップガンナー2 鋼鉄の咆哮
PS2版
1939年3月、シベリア東部の小国『ウィルキア王国』で行われていた国防軍と近衛軍による演習中に突如クーデターが勃発、反乱軍は『ウィルキア帝国』を名乗って世界侵略を宣言する。
国王と共に脱出したウィルキア海軍士官シュルツらは、帝国の野望の阻止と祖国奪還の為に世界各地を転戦する。
PSP版
『ウォーシップガンナー2 鋼鉄の咆哮』のPSP移植版。
タイトルが『ウォーシップガンナー2 ポータブル』となっている。
また、いくつかの新要素が追加されている。
鋼鉄の咆哮3
1931年、南極に大陸の新独立国家により「レアメタル」と呼ばれる新合金が発見され、それを利用した新エネルギー発生装置が開発された。
列強諸国はこれを用い『超兵器』をこぞって建造、更には連合軍・枢軸軍に分かれて覇権を争うようになった。
この状況を危惧した新独立国家により、レアメタルは禁輸となり、列強諸国は新独立国家に宣戦布告した。
プレイヤーは新独立国家の部隊を率いて祖国を守るため、列強諸国と戦う。
この作品はPCのみでの発売となっている。
これら一つのシリーズではあるものの、基本的に作品同士のつながりは無い。