ノル・バーコフ
のるばーこふ
ノル・バーコフとは、『装甲騎兵ボトムズ』シリーズの『ペールゼン・ファイルズ』に登場するキャラクターである。
概要
CV:長嶝高士
ある目的のために集められた特殊部隊『バーコフ分隊』の分隊長を務めるギルガメス軍兵士。階級は曹長。年齢は34歳。
気性の荒い性格の持ち主が多いAT乗りにしては珍しく、学者肌の冷静沈着な性格の持ち主であり、また気さくで人当たりがよく、臆病で足を引っ張りがちな分隊の嫌われ者ダレ・コチャックに対しても分け隔てなく接する。
戦況を察知・分析する能力に長けるため指揮官としての能力は高く、またATの操縦技量にも優れるベテランだが、それでいて元学者という経歴から気象学や天文学にも明るいインテリであり、先述の性格もあってか、尋常ではない曲者揃いの分隊を難なく纏め上げている。
しかし、肝心な時には姿を見せないことが度々あるなど、今一つ不審な点が拭えない人物。
ここからネタバレ!
人当たりのいい性格は実はカモフラージュであり、その本性は保身に拘泥し、自分が生き延びるためには部下を平気で見捨てる指揮官にあるまじき『逃げ癖』の持ち主。
かつては士官で中尉の階級にまで登り詰めていたが、その本性故に部下を見捨てる、簡単に撤退するといった行動を日常的に繰り返していたため、ついには敵前逃亡の罪で現在の下士官の地位にまで降格されたという過去を持つ。
彼の優れた戦況分析・察知能力は、皮肉にもこの『逃げ癖』に役立つ危機回避の重要な要素となっており、それ故に並外れた生存能力を備えている。
バーコフ分隊を任せられてからも遺憾なく逃げ癖を発揮しており、ある意味彼が姿を消した時は分隊に危機が訪れていることを示唆する指標にもなっていたほど。