概要
美食神アカシアの中に巣食うグルメ細胞の悪魔。
元はブルーニトロが星を熟成させる過程でストレスを与える為に使役していた益獣と呼ばれる魔獣達の一体であり、『碌に搾取も出来ない使えない魔獣』『チビ』とあざ笑われていた。
ある時、搾取が終わった時に益獣の回収が行われたが、姿が見えないネオをブルーニトロ達は「その内星の獣に逆に食われちまうだろう」と置き去りにしていってしまう。その際、ブルーニトロの一体が「あんな奴元々いたっけ?」と発言しており、ブルーニトロにとってもいつの間にかいた存在であるらしい。
結果、ブルーニトロの監視から逃れ、箍が外れたネオはそのドス黒い食欲を剥き出しにする。益獣としての経験から生物の旨味が最もふき出す瞬間は『死ぬ時』だと知っており、またネオは死の絶望から脳がフル回転で快楽物質を作り出す味が好みだった。
ありとあらゆる方法で獲物に恐怖と絶望を与えてから食すというどこまでもドス黒い食癖を持ったネオは最早害獣以外の何者でもなく、木星並の大きさを持った肥沃な星を僅か一ヶ月で食い尽くし、更に生物が存在する肥沃な星を片っ端から絶滅させていく。
時には優秀な戦闘種族に敗れる、超新星爆発に巻き込まれる等の理由によって死んでいたが、その度に復活を繰り返し、多くの食材を貪っていた。
ネオに食われたグルメ細胞は質量保存の法則を無視して消滅し、本来不死身と言われるグルメ細胞の悪魔でさえ復活できなくなる。
そして時が経ち、アカシアの細胞に宿るネオはまだ見ぬ食材や味の存在を彼に囁き、その食欲を暴走させる……。