阪急5100系
はんきゅうごせんひゃくけい
阪急電鉄・能勢電鉄の電車。
概要
冷房付き試作車だった5200系の量産型として開発された車両で1971年に登場。冷房車の均等な配置のため神戸線・宝塚線だけでなく京都線でも運行が可能なようになっている。このため、京都線ではすでに相互直通している大阪市営地下鉄堺筋線の60系が存在していたことから管理上の理由で6000系にはならなかった。京都線に投入されていた編成はのちに京都線専用の5300系が登場したため神戸線・宝塚線に転属、現在は西宮車庫所属の1編成を除いて平井車庫に集約され宝塚線系統で運用されている。
2・3・4両編成で製造され、これを組み合わせて6~8両として運用され、のちに3両編成は2両と4両に組成変更されている。現在宝塚本線で運行している8両編成は4+2+2か4+4という組成。
2014年以降、能勢電鉄に残っている旧2000系列(能勢電鉄1500系・1700系)の置き換えのため、一部の編成が阪神尼崎工場で転用工事を施行の上、能勢電鉄へと転属している。車号や車体カラーは阪急時代と変更はないが、運転台がワンマン化され、一部編成で行き先表示がLED化されている。
現況
宝塚線
平井車庫に8両編成×5本が配置されている。
神戸線
西宮車庫に今津北線用の6両編成×1本が配置されている。この編成は伊丹線の予備車をかねている。
能勢電鉄
平野車庫に4両編成×5本と、区間運転用の2両編成×2本が配置されている。