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オプーナの編集履歴2016/07/07 20:25:02 版
編集者:ZELK
編集内容:発売から年月を経た

オプーナ

おぷーな

オプーナとは、2007年11月1日にコーエー(現:コーエーテクモゲームス)から発売されたTVゲームの名称、または劇中の主人公の名前。プラットフォームはWii。

オプーナとは2007年11月1日に、Wii向けにコーエーから発売されたライフスタイルRPGである。

移植版ドラゴンクエストなどの開発に携わったアルテピアッツァ製作のオリジナルRPGであるが、ネット上では様々な事情が絡み、クソゲーとして扱われている。

内容に関してはよく「古き良きRPG」「隠れた良作」と表現される。

温かみのあるRPGをコンセプトにしており、RPGとして突出した良点はないが目立ったバグもなく、全体的な作りが丁寧であるため、プレイヤーからの評価は高い。

事情によりワゴン常連というのは仕方がないが、クソゲーという評価はもはやネタとして扱われるぐらいである。

内容

「ライフスタイルRPG」というジャンルであり、一般的なRPGがストーリーや戦闘、レベルアップ出の育成がメインなのに対し、こちらはそれら以外の生活部分、本筋以外の寄り道に力を入れている。

オプーナを操作して、イベントなどをクリアするごとにライセンスを入手、出来ること、行ける場所が増えていくのである。

クソゲーなのか?

オプーナ自体は決してクソゲーではない。

ネット上での扱いに反し、既プレイ者、購入者の評価は総じて高い。

オプーナがクソゲーと呼ばれてしまう原因はいくつかあり、デフォルメしすぎたキャラクターデザインが一般受けしなかったことが要因とも言われている。

また、ライフスタイルRPGという、町やフィールドの探索、住人との会話など、地味な作業や寄り道を楽しむというゲームスタイルが話題になりにくく、「かっこいいキャラが登場する」「派手なアクションがある」「爽快感がある」「シナリオが良い」「シリーズの新作」などの分かりやすい売り文句が薄かったのも広まらない理由であった。

また、製作発表会におけるコーエー役員が、発売前に各メディアで「最高のゲームができた」「100万本は売れる」と宣言し、盛り上げすぎたため、やたらとハードルが高くなってしまい、初回の購入を控える(人柱になるのを恐れる)人が多くなってしまった。

決定的なのは、後に"神ゲー"と呼ばれる作品、任天堂のスーパーマリオギャラクシーと発売日が重なったことだろう。ふらっと店に来た客に加え、元々オプーナを買いに店に来た客まで、(品質的にハズレが無いと言われる任天堂の看板シリーズである)マリオの方を買ってしまい、結果的にオプーナは忘れられたかのようにほとんど売れなかった。

その結果、ゲーム販売店は発売から1月立たずに大量にオプーナの在庫を抱えることになり、値引きを余儀なくされ、それでも売れずに、どの店でも、ドえらい数がワゴンセール台に並ぶという前代未聞の末路となった。

内容は良くても、売れなかったのである。

発売前の評判に反して、あまりにも売れなさ過ぎたため、売れない=クソゲーに違いないという、未プレイ者の誤解によるクソゲー認定が後を絶たなかった。

2chゲハ板では過剰なまでにネタ扱いされ、その度に面白いか面白くないかの論争が繰り返され、その勢いで話題がネット外にまで流れ出し、悪いイメージが定着してしまった。

評判だけが一人歩きした事によって、クソゲーではないのにクソゲーとして扱われたのである。

やる夫と合わせられた「やるオプーナ」がKOTYのマスコットになったり、クソゲー代表みたいな認識が定着してしまったりと。散々な目に合っている。

作品の名誉のために2度言うが、オプーナ自体はクソゲーではない。

ワゴンの王

ワゴンセール(別名投げ売りセール)のコーナー、または単純に安売りのゲームばかりを片目て置く台をワゴンと呼ぶ。

ここに並べられるゲームは、基本的にクソゲーであったり、発売から年月が経ちすぎて話題にも上らなくなったゲームであり、中古ゲーム置き場にすら置いてもらえない凡ゲー以下のゲームである。

しかし、オプーナは「在庫があまりにも多すぎる」という置き場が無い的な理由からワゴンセール台に一部が置かれた。これが非常にマズかった。クソゲーではないのにクソゲーと同じ場所に並べられることによって、クソゲーに見えてしまうのである。

オプーナを知る人から見れば、ワゴン(クソゲー置き場)に発売したばかりの良ゲーであるオプーナが置かれていることはとても衝撃的なことであり、ゾンビの群れの中に王様が混じっているような感覚なのだ。

クソゲーではないのにワゴンに並べられ、まだ値崩れもしていないリッチな様を、

ある人はクソゲーの王と呼んだ。

オプーナ購入権利書について

そんなものは存在しない。

「オプーナを買うには購入権利書が必要である」という

初週販売数の少なさから、結果として売上が伸びていないという中傷を含んだネタである。

しかし、オプーナの購入が困難になった時代はあった。

あまりの悪評(風評被害)により、販売初期からほとんど売れない状態が続いたため、日本中のゲーム屋が在庫を抱えたまま減らすことができないという事態に陥った。

こうなると、ゲーム屋は値引きセールで無理してでも客に売るか、販売元であるコーエーに返品するかの2択となり、結果的にかなりの数が返品された。

その結果、販売会社の倉庫には大量の未開封のオプーナが蓄えられてしまう。

註文があっても倉庫にある在庫の方から順に売っていくことになるため、倉庫のオプーナが減るまでは余分な生産が行われなくなる。つまり、この時点で生産が中止されてしまうのである。

生産が中止されたゲームでも、少しづつは売れるため市場には出回るのだが、オプーナで一度痛い目を見たゲーム屋はオプーナを再入荷しようとはしないため、最終的に本社に在庫はあるのに、どのゲーム屋にも売っていないという状況になる。

それから時が経ち、ニコニコ動画などのゲーム実況によりオプーナの評価が見直され、買に走る者も多くいたが、この頃はどのゲーム屋に行っても店頭に置いていないので「オプーナを買うには特別な権利書が必要なのか」という冗談が再燃する。

また別の解釈から「買うのに特別な権利書が必要なくらい面白いゲームだよ」という冗談が生まれ、生産が中断されてからオプーナは、いっそう有名になっていった。

現在はネット通販が各家庭に普及しており、ヤフオクやアマゾンなどで探せば手に入る。

やるオプーナ

やるオプーナはAAの一種。2chのゲームハード・業界板(ゲハ)で確立された。

やる夫と上記で紹介したゲームの主人公を合わせたAAで、よくオプーナを買う権利を与えようとしている。生息地は主にワゴン(安売りのゲームが山積みにされている場所)。

ゲームのデザインが非常に独特であったこと、コーエーからのミリオン発言、それに反して売上が振るわなかったことなど話題に事欠かなかったことから、ネタキャラとしてゲーム関連の話題に出没することが多い。Pixivでも同様に、本家のオプーナよりもこちらのキャラがネタとして描かれる場合が多いようだ。

ちなみに、本家オプーナ自体のAAも存在する。

AA例:

     |┃三        / ̄\

     |┃         |     |

     |┃          \_/

 ガラッ. |┃            |

     |┃  ノ//   ./ ̄ ̄ ̄ \       ちょっと隙間が開いてるが

     |┃三    /  ::\:::/:::: \     私はオプーナだ

     |┃     /  <●>::::::<●>  \   よってオプーナを買う権利を与えよう

     |┃     |    (__人__)     |

     |┃三   \    ` ⌒´    /

     |┃三   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \

それから7年後…

超女神信仰ノワール激神ブラックハートで、オプーナをモデルにしたプーナというキャラクターが登場した。エナジーボンボン(オプーナの頭の上にあるボール)はほぼそのままに、どこかほのぼのとした雰囲気を残しつつ可愛くデフォルメされている。

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