MG3
ましーねんげゔぇーあどらい
MG3とは大戦中のMG42を、戦後の運用状況にあわせて再設計した汎用機関銃
概要
ドイツ連邦軍が使用しているマシンガン。ラインメタル社でMG42機関銃の使用弾薬をNATO標準の7.62x51弾に変更し、給弾ベルトもNATO標準のものが使用できる等の改良がされただけで、基本構造はMG42のままである。
今でもMG3はドイツ以外にもスウェーデン、ノルウェー、デンマーク、イタリア、ギリシャ、オーストリアなど20カ国で使用されつづけているベストセラー機関銃の一つとなっている。
派生型としてドイツ本国で7.62mmNATO弾仕様で新規製造された原型型であるMG1(MG42/59、NATO標準のメタルリンクは使用できない)、戦時中製造のMG42を7.62mmNATO弾仕様に改修したMG2がある(MG1と同仕様)。
新型のドラムマガジンも採用されており、MG42と同様に50連となっている。
現在もレールが搭載されるなど、さまざまな改良が行われているが、残念ながら銃身交換の際に耐熱手袋を必要とする、マズルブラストが激しいといった点は改良されていない。
ドイツ以外では、ユーゴスラビアが戦後賠償によりMG42の生産設備を得ており、使用弾薬はそのままでM53として現在も使用されている。(対空マウントベースは除去されており、見分ける際の最大の特徴となっている)
他にもフランス・シャテルローのAAM52、スイスのSIGではMG710、スペインのセトメ(CETME)ではアメリ(AMELI)と、NATO各国では独自の改良を加えたモデルが存在する。