路上ライブ
ろじょうらいぶ
街中で演奏などを行うこと
路上ライブとは、屋外パフォーマンスの一種である。
概説
主に、まだあまり売れていない音楽家やアイドル志望の子などの、個人でイベントを行えない人が行う。
1980年代辺りから、資金や人脈的な問題でライブハウスを利用できない駆け出しのアーティストが、駅前や高架下など、大きな音を出しても目立たず人目に付きやすい場所で、自分たちの音楽を披露する武者修業的な意味で広がっていき、1990年代にはゆずを筆頭にフォークソングアーティストによる一大ムーヴメントとして市民権を得ていった。
一方で騒音問題との兼ね合いや、無秩序な路上パフォーマンスの取り締まりのために使用許可が必要になるなど、時代とともに各自治体による規制が入るようにもなった。
YouTube普及後はネット配信によるパフォーマーが増えたことで鳴りを潜めてはいるが、路上ライブをネット配信したり、敢えて路上にこだわるアーティストがいるなど、完全には立ち消えていない。