路上ライブ
ろじょうらいぶ
街中で行う演奏活動。
概要
屋外パフォーマンスの一種で、街の道端に於いて、通行人を相手に音楽の演奏などを行うこと。
主に、まだあまり売れていない音楽家やアイドルなど、個人でイベントを行えない人が行う。
1980年代辺りから、資金や人脈的な問題でライブハウスを利用できない駆け出しのアーティストが、駅前や高架下など、大きな音を出しても目立たず人目に付きやすい場所で、自分たちの音楽を披露する武者修業的な意味で広がっていき、1990年代にはゆずを筆頭にフォークソングアーティストによる一大ムーヴメントとして市民権を得ていった。
また、この時期には歩行者天国の一角に機材を設置してライヴ活動を行う「ホコ天ライヴ」も行われたが、1996年に原宿(代々木公園)のホコ天が終了すると廃れた。
一方で騒音問題との兼ね合いや、無秩序な路上パフォーマンスの取り締まりのために使用許可が必要になるなど、時代とともに各自治体による規制が入るようにもなった。
YouTube普及後はネット配信によるパフォーマーが増えたことで鳴りを潜めてはいるが、路上ライブをネット配信したり、敢えて路上にこだわるアーティストがいるなど、完全には立ち消えていない。