十二大戦
じゅうにたいせん
概要
十二大戦とは、西尾維新原作の小説作品である。
アニメは2017年に放送予定
作品解説
西尾維新原作の短編漫画連作集『大斬―オオギリ―』の中の一話である『どうしても叶えたいたった一つの願いと割とそうでもない99の願い』の前日譚。ともに中村光が作画を担当している。
十二大戦とは十二年に一度、干支を名に冠する十二人の戦士が殺し合うバトルロイヤルのこと。
優勝者にはどんな願いでもひとつだけ叶えられる権利が与えられる。
登場人物
以下、戦士の本名などの若干のネタバレを含みますのでご注意ください。
寝住(ねずみ)
「『子』の戦士――「うじゃうじゃ殺す」寝住」
本名は墨野継義(すみのつぎよし)。戦士にして現役高校生である。
『どうしても叶えたいたった一つの願いと割とそうでもない99の願い』では、主人公として登場。
失井(うしい)
「『丑』の戦士――『ただ殺す』失井」
本名は樫井栄児(かしいえいじ)。
通称『皆殺しの天才』。
牛蒡剣(ごぼうけん)という銘のサーベルを武器とする。
妬良(とら)
「『寅』の戦士――『酔った勢いで殺す』妬良」
本名・姶良香奈江。
酔拳の使い手を自称しており、酒を呑んで酔っぱらった状態が基本の戦闘スタイル。爪を武器にして戦う。
憂城(うさぎ)
「『卯』の戦士――『異常に殺す』憂城」
他の戦士とは異なり、一切の詳細が不明。
『三月兎』と『白兎』という大鉈のような武器を持つ。
断罪兄弟(たつみきょうだい)・兄
「『辰』の戦士――『遊ぶ金欲しさに殺す』断罪兄弟・兄」
本名・積田長幸(つみたながゆき)。
双子の弟と共に戦う戦士であり、氷冷放射器『逝女(ゆきおんな)』を武器としている。
『悪事で稼いだ金を善行で散財する』という『遊び』を退廃的に楽しむ。
断罪兄弟・弟
「『巳』の戦士――『遊ぶ金欲しさに殺す』断罪兄弟・弟」
本名・積田剛保(つみたたけやす)。
双子の兄と共に戦士として戦う。彼の背負う火炎放射器『人影』のネーミングは、『影も残さず人を焼く』の意。