白瀬芙喜子とは、ニンテンドーDS用ゲーム「パワプロクンポケット8」で初登場した彼女候補である。
概要
本項では裏サクセスに出演した場合の彼女についても触れる。
表サクセス
パワプロクンポケット8
主人公(8)が所属する警察組織「サイボーグ対策室(略称CCR)」の同僚として登場。違法サイボーグ摘発の為にプロ野球界に潜入した主人公(8)のサポート・バックアップを担当。その流れで「心理カウンセリング」と称して度々遊びに行くようになる。
サポート担当とはいえその腕は前線任務を担当する主人公(8)とも遜色なく、訓練校でも主人公(8)がいなければ首席になる成績であった。
性格は基本的に少しひねくれた部分があり、物語を観る時にビターエンドを好んだり、周りと多少違う視点で見ていることが多い。
また、多少悲観的に物事を見る傾向があり、本人に余り自覚はないが極度のロマンチストでもある。「職務上いつ死ぬかわからない仕事な分死ぬときは好きな人の傍で死ぬ」という夢を持っている辺りにもそれが現れている。
また、組織に忠誠を誓っているように見えて実は組織への忠誠心はそう高くなく、度々独自の行動を取っている。そもそも最初に「心理カウンセリング」と称して連絡をとっていたのも独断であった。
また、彼女の任務には「CCRの真相(政府機関ではなく、一企業「オオガミ」がサイボーグ技術の実戦試験をするための私兵部隊)を知った者の抹殺」が含まれていたのだが、彼女のグッドエンドルートの場合この任務を放棄、真相を知った主人公(8)と共にCCRから離反している。
さらに、森友子goodルートにおいては、CCRの任務上絶対に捕らえなければならない友子を、わざと見逃して主人公(8)と再会させるという行動をとっている。
これは、自分以外の何物にも縛られずただ「自分自身に忠誠を誓う」傾向があるためと言える。
パワプロクンポケット9
神田奈津姫(ポケ9彼女候補の一人)の経営するカレー屋の客として一回だけゲスト出演。普通に来店して食事をして帰っていく。
おそらく、広川武美(ポケ9彼女候補の一人、神田奈津姫の親友)ルートの初期構想では彼女も登場する予定だった名残と思われる。
この初期構想では、彼女自身もサイボーグの一人であるということに触れられる予定だったと言われている。
なお、何故か裏サクセスの服装で登場するため存在が浮いている。
パワプロクンポケット12
CCRを離反してから戦い続けており、オオガミが変化した企業「ツナミ」に対しても反抗している。
ツナミに対して反抗する渦木(12の登場人物、警官)と主人公(12)の作戦に対する協力者として登場。
この時自らの改良型である「上守甲斐」(ツナミ上層部の一人、サイボーグ)と対決し、勝利。勝利の決め手が主人公(8)から忠告された射撃時の悪癖(必ず射撃時に4発撃つ)を直していたという「経験の差」を見せ付け、まだまだ戦えることを示していた。
未だに「好きな人の前で死ぬ」夢を持っているらしいが、他人にはバラしておらず「自分は雨の降る夜のビル街で死ぬ」という嘘のイメージを話している。
ここでサイボーグとしての固有能力が明らかになり、爆弾を設置した後に任意のタイミングで起爆させることができるという能力を持っていることが判明した。
裏サクセス
パワポケの「裏サクセス」はスターシステムを採用しており、表の世界とは全く異なる人物として登場するようになっている。その中で、彼女はパワポケ8,9,11で出演している。
ビッシィ(パワポケ8裏)
オールスター編でのみ登場。一応役柄はソヴィエト連邦のスパイということになっており、名前はコードネームと思われる。
・・・ただしオールスター編そのものが壮大な楽屋ネタコーナーであるため、平気でメタ発言をして表のことに言及したり、表では絶対言わない変な発言をしたりする。また、服装も表のものそのままである。
シルバー&ゴールド(パワポケ9裏)
あらゆる生命体に変化できる人工生命体である「ゴールド」と、ゴールドの中に寄生している寄生生物「シルバー」として登場。二人で一つの身体を使っている。
元々何にでも変化できる人工生命体を生み出そうとしていたのだが、それがことごとく暴走を起こし失敗。実験を繰り返すうちに、できあがった瞬間から常に身体中を激痛が襲うことが発覚し、それに精神が耐え切れなかった結果発狂して暴走していたということが判明。
そこで、精神を持つ寄生生物を用いることで未熟な精神をカバーしようとした。その結果がシルバー&ゴールドというコンビである。
普段表に出ている性格はシルバーの精神だが、たまにゴールドの精神が出てくる場合がある。
シルバーは表の白瀬に近い性格をしており、ゴールドはシルバーに比べて物腰が大分柔らかくなる。
ブラックと仲が良いが、これは万一ゴールドが暴走した際に、ブラックのみが唯一止められるという意味があった。
また、シルバー自身もヒトとは比べ物にならない長寿命の個体であり、同じ超長寿命のブラックなら二人で行動できるという意味合いがあったため、暴走時の処分役ということを抜きにしても仲が良い。
白瀬芙喜子(パワポケ11裏)
中学の同級生「白瀬芙喜子」として登場。一部クラスメイトからの愛称は「フッキー」。今回はサイボーグではなく普通の人間である。
一人で行動することを好む性格から、周りには「おっかない奴」という印象を与えているのだが、その本質は案外面倒見の良い気質で、押しに弱い。この部分を見抜いているユイと恵理(初出はパワポケ5の彼女候補「白木恵理」)には懐かれている。リコも一方的に押しかけてくるが本人は苦手としている。ただし「性格が正反対過ぎて逆に相性良く見える」とは周囲の弁。
ハタ人間騒動でも当初一人で行動していたのだが、友人達(ユイ・恵理・委員長・堤)の説得によって共闘することになった。
エンディングでは高校に進学せず、バイクを使って世界中を一人旅していることが語られている。