概要
『パワプロクンポケット8』で初登場したキャラクターで本作の彼女候補の1人。
サイドテールをした茶髪の女性。
本項では裏サクセスに出演した場合の彼女についても触れる。
表サクセス
主人公の中学時代の同級生として登場。明るく割と素直な性格をしている。
現在は繁華街の深夜営業ビデオ販売店で働いており、主人公とは繁華街の中で偶然に再会する。
その後も度々再会し、二人で遊んでいるうちに惹かれあい付き合うことになる。
だが、付き合っているうちに二人の中学時代の記憶には大きな齟齬があることが段々と発覚。また、彼女と付き合い始めて以降、主人公が所属する治安維持組織「サイボーグ対策室(CCR)」の情報が外へ流出する事件が続発する。
これが、彼女の隠された正体へと繋がっていく。
彼女の正体
彼女は主人公がCCR捜査員として調査しているアンドロイド達によって構成された非合法グループ「サイボーグ同盟」の構成員の一人。実は彼女自身もアンドロイドであった。
サイボーグとして持つ能力は「他人の記憶の操作」。この能力は体内にある装置を使うことで「存在しない記憶を植えつける」ことと「自分の暗示を解除する」が可能。「存在する記憶の上書き」はできない。
この能力を利用してCCRの情報を引き出すために、「中学の同級生」という偽の記憶を植え付け接近。能力を応用して、CCR内部情報を引き出していたのである。
ちなみに、同時期に展開されるパワポケ9の登場人物広川武美が遠前町に残ることになった時もこの能力を使い、「漢方薬店の店主『広川武美』」という記憶を残していった。
彼女の結末
内部情報が漏れていることに気付いたCCRは漏洩先の調査を開始。その結果、主人公からCCRの内部情報が漏れていることが発覚する。
ここで主人公が彼女の正体に気付いているかどうかで物語は分岐する。
- 正体に気付いていなかった場合
情報入手が察知されたことで正体と真相を打ち明け、主人公の記憶から自分を消し、CCRからの逃亡を図る。だがCCRの別の捜査員に既にマークされており、記憶を消した直後に襲撃される。その後は行方不明。
主人公は大部分を失いながらも「隣には大事な人がいた」とおぼろげながら彼女を記憶しており、最後に彼女と会った公園のベンチで彼女を待ち続ける。
- 正体に気付いた場合
彼女を守る為、主人公がCCRから離反することを決意。彼女もサイボーグ同盟を抜け出し、二人で逃避行に移ることを約束する。
だが、運悪く彼女が組織を離脱する前にCCRのサイボーグ同盟への攻撃が開始される。攻防戦の混乱の中脱出を図るが、CCRの捜査員兼主人公の同僚、白瀬芙喜子に見つかってしまう。
記憶操作能力を用いて脱出しようとするが、彼女の存在を既に主人公から聞いていた白瀬には能力が効かず、二人はそのまま交戦。以後行方不明となる。
攻防戦に参加しなかった主人公は、攻防戦終了後に遺留品を確認すると彼女にプレゼントしたブレスレットが発見されたことを知る。
だが、遺体は確認されていなかったことから、主人公は彼女の無事を信じ、約束の場所で彼女が現れるのを待ち続ける。
- 正体に気付いた上で一定条件を満たした場合
約束の場所で待ち続ける所までは「正体に気付いた場合」と同一。
ある日、待ち続けていた主人公の元に突然行方不明だった彼女が現れ、約束の日から遅れて二人は再会することができた。
実は白瀬と遭遇した後、白瀬が彼女の正体に気付いた上で見逃し、匿い続けていた。その後状況が安全になったところで彼女を主人公の元に連れて行き、主人公の前に押し出したのである。
なお、正史においてはこの後の出演が無いため、どの運命を辿ったのかは判明していない。
裏サクセス
パワポケの「裏サクセス」はスターシステムを採用しており、表の世界とは全く異なる人物として登場するようになっている。その中で、彼女はパワポケ12裏で登場している。
トモ・コモリー(12裏)
ベルデンの街にある宿屋の女将「トモ・コモリー」として出演。今回は普通の人間の設定。
年齢は18歳。子供の頃に「剣士になって旅をしたい」という夢を持っていたが、両親を早くに亡くしたため、一人で形見の宿屋を切り盛りしている。だが、宿の業務のうち食事作りだけは未だにうまく行かず、料理の腕は下の下のまま。
宿を持った今でも昔の夢は捨て切れていないのか、剣術は今でも覚えがあり、魔物相手に戦えるだけの腕を有していた。
魔物ハンターである主人公(12裏)が彼女の宿をベルデンの拠点と設定したせいで、主人公たちと魔物の騒動に巻き込まれてしまう。
その結果、魔物の集団が主人公(12裏)を狙い彼女の宿を襲撃。最終的には宿に火をつけられ、全てを失う羽目に陥ってしまう。
彼女は騒動後全てを失った代償として「自分も魔物ハンターとして冒険に連れて行け」と強要。渋る主人公(12裏)を最終的に説き伏せ、同行することを認めさせる。
その後は主人公(12裏)の隠れ家で家事手伝いをしながら魔物ハンターとしての任務に剣士として同行し、魔物ハンターとして経験を積んでいく。
その後も彼女はハンター業を続けており、ベテランである主人公(12裏)と同じ任務を受領できるほどに成長を遂げていた。