パソコン用OSのWindowsをはじめ、ゲーム機のXboxシリーズなどマイクロソフト社が開発するデバイスに広く利用される。
3DCG描画を行うDirect3D、2DCG描画を行うDirect2D、オーディオ出力を担当するXAudio、テキスト表示を担当するDirectWriteなどのコンポーネントから構成されるが、単にDirectXと言うときは暗にDirect3Dを指していることが多い。
DirectX(Direct3D)と互換性を持つビデオカードを利用することで高品質の3DCGを快適に描画できる。
DirectXランタイム
DirectXを利用するゲームソフトをインストールして起動しようとした際に「xxx.dllが見つからなかったため、このアプリケーションを開始できませんでした。」というエラーが出ることがある。このエラーに対処するにはDirectXランタイムを出来る限り最新の物に更新する必要がある。しかし使用するOSが古いものだと最新のランタイムをインストールしてもソフトを実行できない場合がある。(一例としてWindowsXPはDirectX9までしかサポートしていないため、DirectX10以降でしか作動しないソフトはランタイムを更新してもXPマシンにインストールしてもHDDの肥やしになるだけである。)
なおDirectXランタイムの更新はWindowsUpdateで自動で行われるものではなく、ユーザー自らがマイクロソフトの配布サイトよりダウンロードして手動でインストールするか、DirectXを使用するソフトがインストール段階で最新のランタイムに更新するようにソフトデベロッパーがプログラムを組むようにするかのいずれかで更新する。