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概要

アステカ神話における主要な神テスカポリトカを殺害したカンピオーネである。

カンピオーネとして活動する際には仮面男であるが、実際は27歳のアメリカ人女性アニー・チャールトンである。

北アメリカを根城とし、草薙護堂と同様複数の能力を使い分ける権能を所有している。

意図的な二重人格のように人格を切り替えて振舞う魔王である。

アニーとしての人格は、生真面目で冷静沈着な美人秘書然としているが、酒やコスプレで性格が変わる。

スミスとしては非常に芝居がかった性格で、ヒーロー然とした山場で颯爽と登場して解決するといったスタイルである。

権能

超変身(メタモルフォセス)

魔神テスカトリポカから簒奪した最初の権能。特定の物を『贄』として五つの姿へと変身する力。一度『贄』を得ればしばらくの間なら幾度でも変身体を交換することが可能だが、制限時間を超えると以降7日間は同じ変身体を使用できなくなる

大いなる魔術師

第1の変身体。《超変身》最強の形態。人が土から作った巨大な建造物を『贄』とする。頭に羽根飾りを付けたシャーマンのような姿をした全高15mの巨人で、全身が黒く右足が黒曜石で出来た「神秘の巨人」となる。全身から迸る雷を武器とするほか、穂先から紅蓮の焰と衝撃波を放つ槍を背中の木筒に納めている。この形態でのみ権能などを打ち破る「神力無効(Spell Canceller)」の呪法を使うことができる。

第2の変身体。照明などの人工の光を『贄』とする。その名の通り、エメラルド色の瞳を持つ豹に姿を変える。ほんの数十秒で数百マイルを走破し、影から影へ移動する能力を持つ。

殲滅の焔

第3の変身体。雨と自分自身を『贄』とする(その一帯にはしばらく雨が降らなくなり、強靭な肉体に変身することで自分が焼け死ぬことを防いでいる。)。「太陽」の具現である蒼黒い焔の塊に顕身し、我が身諸共滅ぼす最期の化身。一時的に実体を失うのを利用して緊急回避にも使える。通常の姿にはすぐ復活でき、他の形態への変身も出来る。

黒き魔鳥

第4の変身体。大地を『贄』とする(周囲に地震を発生させることで大地を傷つける。)。猛禽の姿をした翼長10m程の黒い怪鳥に変身する。「滅びの風」を司り、シロナガスクジラでも一瞬で融解させられる魔性の毒霧を口から吐き、翼からは相手を毒で冒し麻痺させる呪力を持つ灰色の煙を出すことが出来る。

蛇使い

第5の変身体。自分以外の何物かが殺した生き物の屍を『贄』とする。「煙を吐く者」を司るとされる。

魔弾の射手

月と獣の女神アルテミスから簒奪した権能。「アルテミスの矢」の通称で呼ばれる蒼白い光の矢を放つ。操作性能に関しては非常に柔軟で、北米からヨーロッパへの狙撃、爆発や散弾にしたり光による目潰しなども出来る。また、放った後も軌道をコントロールでき、標的が神速になると矢も神速となり追跡する。さらに、同時に2発放つと威力は倍以上になり、一度に全弾放つとカリフォルニアを七日間決して消えない焔で焼き尽くして荒野にする程の威力をもつとのこと。豹や魔鳥形態の時にはその口から、人間形態の時にはアストラル界に住まう闇エルフの鍛冶術師が作ったエオル鋼製の魔銃から放たれる。自身が近くで権能を使うか先に許可を出していれば、他者が魔銃を手にしていても矢を発射することが可能。ただし、一ヶ月に6発しか撃てず、残弾が尽きれば新月の日のチャージを待たなければならないという弱点がある。

妖精王の帝冠

妖精王の一人オーベロンから簒奪した「妖精王の支配力」を得る権能。神以外のアストラル界の住人に対して支配力を発揮し、アストラル生物が適応できる場所にいるときならばあちらの住人を一時的に地上へと呼びよせたりできる。精神集中するだけでアストラル界へ移動できる。権能と同時に『オベーロンの森』を初めとするオーベロンが所有していたアストラル界の支配領域も引き継いでおり、王として民の要請を引き受ける責務も持っている。

形なきもの

72の魔神の1柱で伯爵位の大悪魔ビフロンスから簒奪した、物体の形を「あいまい」にして、素通りできるようにする権能。主に不法侵入に用いるが、都市一つをまるまる対象にすると蜃気楼の街に変えることも可能になる。ただし、同じ物体に使用するには15分ほど時間を空ける必要がある。

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