室星ロン
むろぼしろん
概要
CV:杉田智和
恋愛テーマ:執着
サングラスで表情を隠した怪しげな風貌の持ち主。
誰にでも気さくに接するが、人の名前をいっこうに覚えないのでよく人を苛立たせる。
しかし船に乗るメンバーの中の酒飲み仲間である一月、正宗の名前だけは「覚えないと酒は飲ませない」と言われたため覚えている。酒を好んで飲むが、呑んでも特に変わらない。
出身も生い立ちも何一つ話そうとせず、誰も彼のことを知らない。
プロフィール
年齢 | 25歳 |
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身長 | 188センチ |
星座 | ふたご座 |
血液型 | ? |
好きなこと | 休むこと |
嫌いなこと | 特になし |
以下ネタバレ
ネタバレを含むため閲覧注意
物語のキーポイントとなる
「少年少女達は船を狙う外部犯の仲間である正体不明の内通者を見つけるため、二人一組でペアを組んでお互いを見張ることになった――。」の内通者その人である。外部犯である吾妻夏彦とは雇用関係にあり、彼から与えられた依頼は能力者の抹殺。そのため能力者ではない。しかしルートによっては取引や力づくで他人の能力を奪う。実は能力の適性がこはるの次に高く、能力を受け取ってもあまり体の負担にならない。人の名前を覚えないのはどうせ殺すから覚える必要がないと思っているためで、必要と判断すれば一応覚える。
右目は夏彦が作った義眼で、義眼が元の目の色(黒)と異なり紫色であるため後天性のオッドアイ。サングラスは左目の色彩異常と視力の補正、そして人相の悪さを隠すために夏彦が与えたものであるがかえって怪しくなっていることは乗船者の反応からもうかがえる。能力者の殺傷手段と自己の保身として、この世界ではオーバーテクノロジーとなる銃を保持している。
精神感応力を持つ乙丸平士がロンを内部犯だと見抜けなかったのは文字通り「悪意」がないため。元は孤児であり、ロンを拾ったのが闇社会の人間であったため、10代の頃から暗殺を命じられるがままに繰り返してきておりその過程で罪悪感も捨てることとなった。ロンという名前は麻雀の「ロン」というあがり方(最後のあがり牌を相手の捨てる牌で補充すること)から拾い主に名づけられた名前。
不知火七海に興味を抱いたのは彼女から「近づいたらあなたの大切なものを奪う」と言われたため。当初は彼女の持つ能力が「記憶を消す能力」だと知らず、さらに自分の大切なものがよく判らなかったため、そんなものが自分にあるなら奪ってみせてほしいと七海に近づくようになった。
初めのうちは七海の能力で自分の中にある『渇き』(人を殺すことで満たされるもの)が本質的なものであるかどうかを確かめたいと思っていたが、七海に惹かれていく過程で、このままだと『渇き』を潤すために七海を殺してしまうだろうなという思い、そして七海が宿吏暁人に抱く罪悪感よりも強い罪悪感を自分に抱き、自分を一番に考えるようにしたいというもはや支配欲に近い理由から七海に記憶を消すことを要求するようになった。
一月の夢の中での姿は童話『赤ずきん』の猟師役。夢の中でも拳銃を持っていて登場人物を躊躇いなく殺そうとする、赤ずきんを襲う等、一月が配役ミスだと感じるほど無茶苦茶な振る舞いをする。
軟派な一月と比べても発言がかなり自由であり、特に女性関係の発言はセクハラを通り越してクズとしか呼びようがないレベルである(名前を覚えなくてもやることはやれる、下着は中身がよければ何でもいい等)。
余談だが乗船メンバーである加賀見一月とは船に乗る前に色町で出会っていて、脅して夕飯を奢ってもらった挙句男娼だと思い込んでいた。