概要
CV:杉山紀彰
恋愛テーマ:罪と罰の取引
怒りっぽく、いつも不機嫌な顔をしている気難しい青年。
敵愾心が強く、からかわれたり、馬鹿にされることを嫌う。しかし根は純粋で優しいところもある。
料理が得意で、彼が作るご飯からは母の味がすると好評。じつは鳥が苦手。夜は9時に寝てしまうが朝は早起き。
また、駆と朔也とは仲が良い。
とある理由から七海のことを嫌っている。
プロフィール
年齢 | 18歳 |
---|---|
身長 | 178センチ |
星座 | みずがめ座 |
血液型 | O型 |
好きなこと | 料理 値切り |
嫌いなこと | 鳥全般 |
関連イラスト
関連タグ
カップリング
以下ネタバレ
ネタバレを含むため閲覧注意
本名は市ノ瀬暁人。船に乗る能力者、市ノ瀬千里の実兄である。
能力は水。しかしながら、身体の弱い千里の負担を減らすためにもともと水の能力を持っていた千里からほんの一部を引き取ったものであり、実用性、攻撃力には欠ける。村に住んでいた頃より兄弟を気遣い、暁人に手助けをしていたアイオンとは知り合いであったが、彼(正確には彼女)の正体は知らずにいた。9時に寝てしまうのは暁人には能力の適性がほとんどなく、身体にかかる負担が大きいため。
市ノ瀬兄弟の住んでいた村は水不足に悩まされており、水を確保するために水を操る能力を持つ千里が利用されていた。しかしながら千里は体が弱く能力を使うことで疲弊し体調を崩しがちであった。その一方で、日に日に重くなっていく住人たちの要求。それを見かねた暁人が能力を使わせようとする大人たちから千里を守るため、村の人間から水の要求をされるたびに二人で逃げまわっていた。
大人たちはそんな暁人を煩わしく思い、千里から暁人の存在を消すことで千里の能力を存分に利用できるのではないかと考え、記憶を消すことを生業としていた不知火家へ千里の記憶の抹消を依頼し、不知火七海は千里が持つ暁人との記憶を全て消すこととなる。
暁人は七海が記憶を消したことを責め、自分の能力は人を喜ばせることができると考えていた七海はその言葉に傷つき困惑するものの「完全に兄の存在を消そう」と目論む村の大人たちに命を狙われていた暁人に馬を渡し逃亡の手助けをした。
暁人が七海を嫌っている理由は、生きる支えが欲しかったという理由から。
そもそも暁人は、自分の命を助けてくれた七海の優しさに気づいていた。
しかし、
村には子育てさえもままならないほどに水に飢えた人がいたことを知りながら、弟を守りたいというエゴを貫いた自分勝手さ。
それなのに弟を守れずに記憶を奪われ、さらには村を追われ逃げだした弱い自分。
そんな自分を正当化するために、兄というプライドにすがり、七海に「頼まれればなんの躊躇いもなく記憶を消せる冷徹な女」というレッテルを貼って彼女を憎むことで自分自身を奮い立たせてきたのであった。
千里と容姿はあまり似ていないが、心霊的なものが苦手、落ち込んだり緊張したりすると布団にくるまって出てこないなど行動に似通ったところが垣間見える。
鳥嫌いは幼少期にクジャクのオスに求婚されたことによるもの。
一月が見せた夢の中での姿は有名な童話『赤ずきん』のオオカミさん。童話の中では恐ろしい役であるが、暁人の場合本編では七海に耳をもふられた後、恥ずかしさのあまり死ぬことを決意したり、ドラマCDではロンに殺されそうになったりと散々な目にあっている。七海組の中の唯一のツッコミ役であり常識人。