原田巧
はらだたくみ
「関係ないこと全部すてて、おれの球だけを見ろよ」
「何が欲しくて、ミットを構えてんだよ」
概要
アニメ版 CV:内山昂輝
ラジオドラマ版 CV:宮野真守
物語の主人公。新田東中学校1年2組。野球部でピッチャー。
細身だが背が高く、一年時点で167cm以上と歳の割に長身。
東京出身。6月生まれ。父の転勤に伴い博多、大阪、千葉、岡山と転校を繰り返していた。
家族以外で「巧」と名前で呼ぶのは豪のみ。瑞垣からは当初は「姫さん」と呼称されていた。
切れ長のきつい目は母親譲り。
ポジションはピッチャー。野球に関しては天才的な能力をもっている。
ストレートは球速140km以上出ているとのこと。
対峙する打者が強ければ強いほど、球の威力も増す天性のピッチャーである。
中学一年生ということもあり、怪我を防ぐため変化球は習得していない。現在は直球しか投げられないが、その実力は元甲子園出場選手を打ち取るほど。いずれはシンカー・カーブ・フォーク全てマスターするつもりらしい。
毎日朝食前に五、六キロの距離を欠かさず走っている。入学当時に陸上部からお声がかかるほど走ることにも才能があるらしく、市の陸上記録会5千メートルに記録を持っている。
小学時代は少年野球チーム「ホワイトタイガース」に所属。
ホワイトタイガース時代は中本修という後輩とバッテリーを組んでいた。
新田に引っ越してきた直後、自らの球を獲ることができるキャッチャー豪と、バッテリーを組むことになる。
豪の能力を信頼しているが故に、彼が出したサインに対して首を横に振らない。
人物像
誰もが認める圧倒的な天才であり、それがゆえ孤独でもある。
自らの才能を過不足無く知り プライドが高く、過剰なまでの自信を全く隠そうとしないため、周囲と衝突することが多い。
世辞や嘘を言わず、自分を取り繕ったり妥協したりしない性格で、何でも、誰からでも、真剣に発されたものなら正面から受け止める。
やたらと他人に挑戦的にされたり、感動されたりする天性の何かを持っている。
他者に身体を触られることを嫌い、特に肩や右腕に触れられると極度の嫌悪を示す(相手が青波の場合はできるだけ我慢している)。
新田に引っ越してきた当初は、頑なで笑顔を見せることもやたらと喋ることもなかった。しかし豪や野球部一年生に対しては時折笑顔を覗かせたりもする。
意外と冗談も言うが、相手に通じなかったり、糖尿病と偽ったり笑えない内容のことも多い。天然ボケな一面もある。
自覚はないものの、かなりの弟想いであり、病弱な青波の想いや実力を誰よりも認めている。
大阪に住んでいたこともあり、吉貞に対して関西弁でツッコミをしたこともある。ただし岡山弁はまともに話せない。
紅茶党で、ミルクティーを愛飲している。甘いものは苦手だが生クリームケーキは好物。
必要に迫られた場合や気が向いた時にしか作らないが、料理も得意。