清瀬灰二
きよせはいじ
小説『風が強く吹いている』の登場人物。
概要
CV:豊永利行
寛政大学の男子学生たちが暮らす竹青荘で、彼らの朝・夕食を賄う島根出身の青年。さっぱりとした面差しと飄々とした佇まい、ランナーにとって理想的な太らない体質の持ち主。アニメ版では身長170センチで、基本的にジャージ姿で過ごしている設定。
文学部4年を迎える春の夜、流星のごとく自分の前に現れた蔵原走を10人目の住人として竹青荘に招き、胸のうちで温めていた箱根駅伝への計画を実行に移す。
人当たりの良さとは裏腹に、極めて押しが強い上に執念深く、目的のためなら他人を欺くことさえ厭わない。一方、指導者としては走者の脚を遠慮なく触る癖があるものの、それぞれの個性を見極め、各選手にとって最適な対応をする。高校時代に右脚の故障を経験しつつも、コーチと選手を兼任している。
凝り性ゆえに何事も飲み込みが早く、合理的にそつなくこなせるタイプで、異性関係も決して地味ではないことが示唆されている。