死神(BLEACH)
ぶりーちのしにがみ
概要
少年漫画『BLEACH』に登場する勢力、及び戦闘員の呼び名。
通常時は作中世界の天国に当たる『尸魂界(ソウルソサエティ)』に存在しており、その中でも靜霊廷と呼ばれる街を守る事を主な業務としている。
死神と聞いて思いつく一般的なイメージである『黒いローブを着込み、大鎌を持った骸骨』という姿とは大きく違い、『人間と変わらない姿に時代劇の様な黒い袴と着物を着込み、腰に刀を差している』という独特のものであり、一見するとマニア受けしかしない様な姿でありながら、後出の数々の要素が日本のみならず世界的にも受け、後の漫画家やクリエイターに大きな影響を与えている。
特徴
死覇衣(しはくしょう)と呼ばれる黒の着物と袴に斬魄刀と呼ばれる刀を差している。
護廷十三隊
死神が結成している組織。
現世での業務として、現世に存在している整と呼ばれる善なる霊を天国である尸魂界に送る事と、虚と呼ばれる悪なる霊を殺す事を目的としている。
尸魂界では、主に靜霊廷を虚を始めとする数々の脅威から守る事を業務としている。
主な戦闘方法
大きく分けて『走・拳・斬・鬼』と呼ばれる四つの戦闘方法が存在しており、其々の正式名称を、歩法、白打、斬術、鬼道という。
白打とは体術全般の事であり、斬術とは斬魄刀を使った戦術の事を言うが、斬魄刀を使った戦術は必ずしも剣術と言う事では無い。理由は後述。
鬼道は所謂魔法に当たり、歩法は作中では霊子を使った移動方法に当たる。
斬魄刀
BLEACHと言う作品最大の人気要素。
刀の形をしているが、使い手によって様々な能力を有しており、個々の刀には自我が存在している。
いわばマジックアイテムであり、同時にBLEACH作品における特殊能力のイメージそのもの。
単なる武器やアイテムとしての枠を超えた人気を獲得しており、斬魄刀票なる人気投票が開催されたほど。
最大の特徴として始解と卍解と言う特殊能力を持っており、其々の詳しい解説については各当該項目を参照。
始解をした段階で斬魄刀の形は『日本刀』の形から大きく変わってしまい、刃の形や大きさが変化するのはまだ変化の小さい方で、殆どの場合が槍や暗器と言った別種の武器に変化する。
鬼道系と呼ばれる物の中には、この状態で炎を操る。氷を操ると言った能力を発動させる事も多い。
卍解に至ると、完全に日本刀の姿形を消滅させてしまい、最早、刀とは名ばかりの破壊兵器となる。
鬼道
いわゆる魔法。此方もまた、BLEACHと言う作品の中で強く人気となっている要素。
大きく分けて、遠距離攻撃を操る『破道』と、捕縛や防御などの戦闘支援を行う『縛道』に分かれており、更に傷の治療や霊圧の回復を行う『回道』が存在している。
最大の特徴として、技を発動させる際の呪文の詠唱があり、同系統の鬼道には呪文に使われる言葉が重複している。
その呪文に使用される独特の詩は、後続するバトル系のラノベやマンガに強い影響を与えており、高度の鬼道であれば、それらの呪文を唱えずに発動する事の出来る詠唱破棄と言う事が出来る。
この作品以降、魔法系の戦闘に置いて詠唱破棄と言う言葉が創作作品の中で使われる様になった。
白打
体術全般の事。
歩法
霊子を使った移動方法の事。
いくつかの種類があり、その中でも『瞬歩』と呼ばれる技術は作中でもよく使用される。