概要
1996年に公開された平成モスラシリーズの第1作である。
このシリーズは1961年に公開された映画『モスラ』と異なり、いわゆる怪獣映画的な都市破壊、人類と怪獣との攻防、SF考証などの要素を極力排除したジュブナイル映画、ファンタジー要素の強いファミリー映画として製作された。
あらすじ
北海道の紋別で豊国商事は森林の伐採をしていた。その現場監督の後藤裕一は森の中にあった古代遺跡を発見した、だが、その遺跡は妖精のエリアス族の遺跡であり、そこには6千5百万年前に宇宙から来訪して恐竜絶滅の原因を作った宇宙怪獣デスギドラをメダル = 「エリアスの盾」で封印していたのだ。
そうとは知らない裕一はそれを都内の自宅に持ちかえって娘・若葉にペンダントとして与え、再び伐採現場へ戻る。そこへ黒い妖精ベルベラがエリアスの盾を狙って飛来し、彼女と対立するエリアス姉妹と戦い盾を奪っていった。エリアス姉妹に「エリアスの盾と封印の意味」を知らされた後藤一家はエリアス姉妹を伴い、紋別へ向かう。紋別では巨大な岩隗からデスギドラが復活してしまう、デスギドラを倒す為にエリアスはモスラを召喚した・・・。
キャスト
モル:小林恵
シリーズの主人公。エリアス3姉妹の次女。美しい容姿を持つが内面には勇気と決断力を併せ持つ。人間の年齢で18歳。
ロラ:山口紗弥加
エリアス姉妹の三女。モルより精神的に幼く、甘えん坊な部分がある。人間の年齢で16歳。
ベルベラ:羽野晶紀
エリアス3姉妹の長女。いかにしてモル・ロラと対立に至ったかは不明だが、人間を憎んでいる。人間の年齢で21歳。
後藤大樹:二見一樹
本作での人間側の主人公。小学校5年生。
後藤若葉:藤沢麻弥
大樹の妹で、本作でのもう一人の人間側の主人公。小学校2年生。
後藤裕一:梨本謙次郎
現場監督。