日雇礼子
ひやといれいこ
概要
2018年3月から活動を開始したバーチャルYouTuber。
日雇い労働者が集まるドヤ街として日本一の規模を誇る大阪府西成区の北部、通称「あいりん地区」を拠点に、ドヤ街の街並みやグルメの紹介を行うという異色のVtuberである。
容姿はブラウン系のロングヘアにバイオレットの瞳の端整なルックスだが、初回登場時は着ているものは白の、ノースリーブというより、肉体労働者が着るようなタンクトップというのがふさわしい、彼女の境遇をうかがわせる強烈なファッションで視聴者の前に現れた。
この一張羅ではカフェや梅田に繰り出すには流石に厳しいと思ったのか、最近では新しい服装として白ワイシャツに赤のネクタイとベレー帽で揃えたスタイルでも配信するようになっている。
これらの外観にはVTuber向けツール「Hitogata」を使用しているようだ。
ボイスは当初、いわゆるゆっくりボイスを使用していて、その諦念めいた語り口や、寂れた雰囲気のBGMとあいまって、独特の雰囲気を形作っていたが、コラボ生配信では味わいのあるボイチェンでの語り(本人はTwitterで「ヤカラなおばはんみたいな訛りで めっちゃ辛いわね…」と恥ずかしそうに振り返っているが)を披露したり、(Voiceloid)でお姉さん的雰囲気を演出したりと服装同様、変化していっている。
最近では、礼子の雇い主「夜問真肖(やとい ましょう)」も登場。
バーチャルダンボールで眠っていた礼子を拾い日雇い仕事を与えている、住吉の帝塚山在住のバーチャル手配師。主に礼子の相手役(聞き手)として立ち回り、漫才のような掛け合いを織り交ぜながらドヤ街についての疑問に話を振る役目を担っている。
YouTubeとニコニコにあがっている動画は、いずれもドヤ街をはじめとした街並みのナマをとらえると同時に、絶妙な生活感も醸し出しており一見の価値あり。あなたもドヤ街、梅田ンジョン探訪へといざなわれるかもしれない。
なお、現在のあいりん地区は決して世紀末な無法地帯ではない・・・。が
それでも特殊なエリアであることは変わりなく、日雇礼子が動画やTwitterでも再三触れているように、あいりん探訪の際は、スマホをガン見しながら歩いたり、安全を確認できないような所でカメラを向ける、といった”自分を危険にさらす行為”はどんな事があっても絶対に行わないようにすること。