ダイソン球
だいそんきゅう
ダイソン球とは、恒星を包み込むほど巨大な仮説上の人工建造物。
概要
ダイソン球とは、恒星を丸ごと覆えるほど巨大な人工建造物である。
恒星のエネルギー全てを利用できるスペースコロニーの究極の姿とも言える。
宇宙物理学者のフリーマン・ダイソンによって1960年代に考案された。
誤解によって生まれたイメージ
ダイソン球は恒星を全て覆うものとして認知されているが、考案者のダイソンはそのような想定で書いてはいなかった。初出の論文では「an artificial biosphere which completely surrounds its parent star(その親星を完全に囲んだ人工生物圏)」と書いており、「sphere(球)」ではなく、「biosphere(生物圏)」のことだった。
後に行われたダイソンへのインタビューによれば「自身は生物圏(biosphere)と書いたが、SF作家達がそれを球殻(sphere)と捉えたのだろう」と答えている。
別名・表記ゆれ
ダイソンスフィア ダイソン球殻 ダイソンシェル ダイソンスウォーム