概要
レベルファイブのメディアミックス作品『ダンボール戦機』に登場するコアパーツのひとつであり、キタジマ模型店の店長である北島小次郎がアングラビシダスに挑む山野バンの為に用意した、タイニーオービット社製の最新の産業廃棄物である。
早速装着するんだ!
アニメでの扱い
アングラビシダス前に、キタジマ店長からバンに手渡される。
これでアキレスは無敵だ!
ゲームでの扱い
アニメと同じ時期にキタジマ店長より渡され、コアパーツのひとつに加わる。
セオリー通りバンのLBXに装備しても良いが、特に制約は無いので、他のキャラクターのLBXに組み込んでも、そもそも組み込まなくても良い。
装備しなくても、その直後の対戦ではシグマDX9のおかげで勝ったことにされる。
シグマDX9の性能のおかげだな!
ゲームでの性能
移動BP消費が180、チャンスゲージ出力が40と入手時点では最高出力のモーターだが、同時にスロットを10マスも使う非常に大きなモーター。
コアパーツをセットするコアボックスはレベルによってSからM、Lに拡張されるが、SはおろかMサイズですら入れるのに苦労する。
さらにバンにはこの時点では大型のコアメモリが搭載されており、別に他のコアメモリに変える事も出来るが、設定(と心情)上他のメモリに換えづらく、それがより搭載を難しくさせる。
乗らないなら他のパーツを取っ払って乗せるんだ!
問題点
出力40は入手時点では確かに大きいのだが、消費BPもぶっちぎって高い。
この時点で入手できるモーターは、4スロットと5スロットのみ。ここに急に9スロットのモーターだからさぞ強力なのだろう。しかしここに罠がある。
出力は足し算なので、普通に計算すれば低出力のモーターでも二つ載せたほうが出力が高く、
さらにスロットが1マス浮く(ちなみに消費はパーセントの掛け算)。
つまり店売り最安価のモーター二つで出力22+24=46、消費110%×110%=121%で9スロット。
完全に負けている。
モーターは最大3種類(同種のパーツは乗せられない)なので、そのぶんの枠が空くという利点もあるかもしれないが、ボックスが狭い状態ではさほど利点にはならない。
物語が進み、ボックスが広くなり、パーツの選択肢が増え、パーツの装備数限界が見えてくると更に問題点が浮上する。
- 消費あたりの出力の係数がかなり低い。
- スロットあたりの出力もかなり低い。
- パーツが持つ状態異常耐性も最低。
- そもそも出力40がさほど大きくない。
さらに、エンディング後には、シグマDX9と全く同じ形で、2位に10もの差を付ける全モーター中最大出力の70、最大係数を持つ超高性能モーター「イプシロンEX99」が販売される。
他にも出力係数が悪いモーターはあるものの、耐性が優秀だったり小型だったりと、何かしら利点が存在している。
しかし、シグマDX9に関しては利点として挙げる物が一つも無い。
ちなみに、バンの初期装備である「ハニカムB600」は、その真逆とも言える高性能モーターだったりする。
しかしそんなのは理論の話だ!シグマDX9ならその程度なんとかなる!
結論
即装備するべきだ!
姉妹品
「Wフェザー24R」も、似たレベルで産業廃棄物である。
- 店売り最安値のモーター(出力22)よりも更に出力が低い出力20
- 耐性もシグマDX9とあまり変わらず悪い。
- そのくせスロットは8も使う。
- 絶妙に使いにくい凹型。
- それなのに異様なまでの値段の高さ。
唯一の利点はBT消費が100%と言う事位か。
エンディング後に買えるようになるが、数字がへっぽこすぎるので被害は少ないと思われる。
だからシグマDX9を装備しよう!
意外な事実
ゲーム中で入手できるのは上記のイベントの一個のみ。エンディングを迎えても、ランキングバトル・裏ランキングバトルを攻略したとしても、決して店頭に並ぶ事は無い。
いらないが。
劇レアパーツだぞ!即装備だ!