P226
ぴーにいにいろく
ドイツのザウエル&ソーン・スイスのSIG社が開発したP220の発展型
概要
SIG社がP220をダブルカラム化したものである。これにより弾数が9発から15発に増えている。
作動方式はダブルアクションを採用している。使用弾は9mmルガー弾と.40S&W、.357SIGである。
長時間、水や泥の中に浸けた後でも確実に作動するほど堅牢であり、耐久性は非常に高いが、価格が非常に高く、本体が1000ドル、マガジンは新品で50ドルほどする。(普通の拳銃は大体本体が6、700ドルでマガジンは一本2、30ドル程度である。)
米軍のトライアルでは、価格やマニュアルセイフティを備えないこと等から92Fに負け、採用されなかったがトライアル自体は92Fより優秀な成績を残しており、のちにMK24として米海軍に採用されている。また、後に耐腐食加工などの改良が施されたMk25がNavySEALsによって使用されている。
プレス成型のスライドが使用されていたが、現在のモデルではステンレス切削となっている。
現行モデルでは改良が施されたP226 E2が通常モデルのP226として発売されている。
主なバリエーション
・P226 Xシリーズ - スポーツ向きに開発されたもの。シングルアクションオンリーで全長が通常(銃身長4.4インチ)より長い。
・P226R - (ピカティニーレール規格ではない)20mm幅のアンダーマウントレールをフレームに備えたモデル。
・P226 DAK - ダブルアクションオンリーモデル。デコッキングレバーがない。
・P227 - .45ACP仕様。2019年にカタログ落ちとなった。
・P228 - P226のショートモデル。アメリカ軍にM11として採用されている。
・P229 - P228を強装弾や様々な弾薬に対応できるように改良したモデル。主にシークレットサービスなどが使用している。