ワルサーキル
わるさーきる
概要
ワルサーキルとは、「スーパーロボットマッハバロン」21話「南南西へ進路をとれ」に登場した、ロボット帝国の侵略ロボットである。
右手はナイフ状の刃で、左腕は大型マニピュレーター。両肩に砲、両腰からは目標を固める白い液体を噴出する。
マッハバロンのビッカーワンを受け、爆発した。
ワルサーキルα号は、同作21話・22話「追跡!フェニックスの謎」に登場した、ワルサーキルの強化タイプとも言える侵略ロボットである(メイン画像はワルサーキルα号)。
当初はワルサーキルと同じ外観だったが、突如頭部が回転し、顔が変形した。
ワルサーキルと同じ武装を持つ他、頭部にマッハバロンを構成する超合金・バロニウムに穴を開けられるαレーザー光線を装備している。マッハバロンの武器回路を破壊し、右腕を切断した。
劇中での活躍
KSSのメンバーは、村野博士の恩師・南博士の、α・β各レーザー光線の実験フィルムに衝撃を受ける。
αレーザー光線はバロニウムを破壊、そしてαレーザー光線とβレーザー光線を化合すれば、バロニウムを消滅させられるのだ。
この情報がロボット帝国の手に渡る事を恐れた村野博士は、南博士の住む宮崎へ。しかしその後を付けたゲラーは、実験フィルムを奪って各レーザーの威力を知る。
村野博士は南博士を守るべく、マッハバロンとキスバードを宮崎に向かわせる。が、ワルサーキルがその行く手を阻んだ。
マッハバロンはワルサーキルと交戦。ビッカーワンを発射して破壊した。
その隙に、ゲラーはαレーザー光線装置を奪取。しかしβレーザーは見つからず、ゲラーは南博士を殺害。南博士は駆けつけた村野博士の腕の中で息絶える。
ゲラーは、南博士の娘・ななえがβレーザーの隠し場所を知っているとみて、彼女を誘拐。マッハバロンが駆けつけると、αレーザー光線を装備したワルサーキルα号が出現。
αレーザーにより、マッハバロンは武器回路を破壊され、右腕を切断される。
操縦席の陽も負傷し、マッハバロンは下半身を埋められてピンチに陥ってしまった(21話)。
ゲラーはななえを拷問し、βレーザー光線装置のありかを吐かせようとするが、電気ショックを浴びせすぎて記憶喪失にさせてしまう。
KSSメンバーになら隠し場所を喋るかもしれないと考えたスーカンにより、ななえはKSS本部へと解された。
村野博士はななえの記憶を戻すため、日ごろ接している野生馬のもとへ連れて行く。
そして紫外線を浴びたななえの左手の甲に絵が浮かび上がり、そこからβレーザー光線装置のありかが判明する。
下半身を埋められたマッハバロンは、ロボット帝国兵士により地雷を仕掛けられ、左腕も吹き飛ばされてしまった。しかし、爆発により地中から脱出に成功。
村野博士からβレーザー光線装置をを受け取った陽は、それを操縦席にはんだ付けした後、ワルサーキルα号と対決する。
両腕を失い、武器回路も破壊されているために、マッハバロンはろくに戦えない。が、ワルサーキルα号がαレーザーを発射した瞬間、βレーザーを発射。「β光線カウンターアタック」にて、ワルサーキルα号を消滅させた。
そのまま、ゲラーに対してもβレーザーを発射し、彼も消滅させるのだった(22話)。
余談
ワルサーキルは、21話でマッハバロンに一度破壊されている。
ワルサーキルα号は、この破壊されたワルサーキルを修復した同一機体なのか、あるいは別の機体なのかは、劇中には説明がないために不明。