ASIMO
あしも
本田技研工業(ホンダ)が開発していた二足歩行ロボット。
概要
ASIMOの名はAdvanced Step in Innovative Mobility(新しい時代へ進化した革新的モビリティ)の頭文字。ニューヨーク証券取引所の始業ベルを鳴らした初のロボである。市販化はされていないが、イベントや催し物などに呼ぶことはできる 。
開発史
(1986)E0→(1987)E1→(1989)E2→(1991)E3、E4→(1992)E5→(1993)E6
E0では一歩進むだけで15秒要したが、E3で静歩行から動歩行になり、E4で足首と足裏に緩衝材が入った。E5でフラついても自力で立て直すことが可能に。E6で階段昇降。平衡を保ち、障害物も乗り越えられるようになった
(1993)P1→(1996)P2→(1997)P3→(2000)P4
ここから上半身も付くようになった。P1は外部電源、P2でニッケル電池に。P3とP4で小型軽量化に成功。そして同年、アシモへ繋がることになる(2004年版よりリチウムイオン電池採用)
(2017/9)E2-DR:カナダ・バンクーバー「IROS 2017」産業展覧会で披露された災害用ロボ。稼働時間90分、雨天は20分、梯子昇降可。防塵で瓦礫は匍匐前進で乗り越え。頭部・両手にもセンサー・カメラを備え、通信は光。耐用温度は-10~40℃
関連項目
Big Dog:こちらは四足歩行動物の動的歩行のパターンを再現した四脚ロボ。ボストンダイナミクス製