雉も鳴かずば撃たれまい
きじもなかずばうたれまい
ことわざの一つ。言わなければ避けれた災難なのに……
意味
黙って隠れていればキジが猟師に撃たれることもなかったという表現から転じ、別に言わなくても良いことを言ったばかりに災難を被るという意のことわざ。
英語圏ではQuietness is best, as the fox said when he bit the cook's head off.と表現する。
意味としては静かにしているのが一番良いと雄鶏の頭を噛み切ったキツネが言ったというもの。
類義語
- 蛙は口から呑まれる・蛙は口ゆえ蛇に呑まるる
- 口は善悪の門
- 口は災いの元
- 三寸の舌に五尺の身を亡ぼす
- 舌は禍の根
- 物言えば唇寒し秋の風
- 病は口より入り災いは口より出ず
用例
- 例の炎上騒ぎ、最初は誰もが炎上させられた人に原因があると思ってたんだけど、本当はその人に非が無く、別の人が「彼奴を貶めるために炎上ネタを捏ち上げた」と酔った勢いで喋っちゃったんだよね。それで炎上ネタをでっち上げた奴は会社をクビになって居場所を失ったって。雉も鳴かずば撃たれまいと言うのに。全く馬鹿な話だよ。