破面篇
あらんかるへん
概要
『BLEACH』第三章。
藍染を倒す物語。
第一部の完結篇でもある。
単行本では21巻~48巻(アニメでは110話~310話)の内容にあたる。
アニオリだけで全83話もある(詳しくは後述)。
この話から引き伸ばしやアニオリが多くなった。
この破面篇以外はアニオリが少ないため、BLEACHのアニオリが多いと言われるようになった元凶とも言える篇ともいえる。
本来は全84話(うち過去篇4話)だが、引き延ばしの影響で40話も膨らみ全120話(うち過去篇7話)になった。
つまり本来は尸魂界篇の話数と合わせ、64話~147話(尸魂界篇以前のアニオリを抜いた場合、62話~145話)となる。
BLEACHで非常に人気の高い虚化や完全虚化、仮面の軍勢、破面、十刃といった面々が登場した話でもある。
この話で一護は一旦、藍染を倒したことと引き換えに死神の力を全て失う。
内容は死神代行篇終盤のルキアが連行される話~尸魂界篇の展開と酷似している。
アニメの状況について
全83話。
日番谷先遣隊篇
128~137話(全10話)
一護達が修行していた頃に起きた日番谷先遣隊の話。
ほのぼのとした息抜きになる話。
メノスの森篇
147~149話(全3話)
アニオリだが原作でも設定だけ存在している可能性がある。
入りかたはやや強引。
新隊長天貝繍助篇
168~189話(全22話)
グリムジョー戦が終わったタイミングに入れられた完全に尺稼ぎ目的の苦肉の長編アニオリ。原作のキリが悪いせいか入り方が強引。
※当時、単行本は一護とグリムジョーの決着がつき、グリムジョーがノイトラに不意打ちで止めを刺され瀕死になった回である32巻までしか連載されていなかったため、アニメが単行本を追い抜かすわけにもいかず、やむを得ない判断でこの形になったと思われる。
過去篇前後のアニオリ
204~205話(全2話)、213~214話(全2話)
斬魄刀異聞篇
228~255話(全28話)
従属官戦が終わりウルキオラ戦が再開したタイミングに入れられた完全に尺稼ぎ目的の苦肉の長編アニオリ。原作のキリが悪いせいか入り方が強引。
※当時、単行本は従属官戦の決着がつき、一護とウルキオラの戦いに場面が移った39巻までしか連載されていなかったため、アニメが単行本を追い抜かすわけにもいかず、やむを得ない判断でこの形になったと思われる。
刀獣篇
256話~265話(全10話)
斬魄刀異聞篇の後日談。更なる尺稼ぎ目的。
その他
287話(全1話)、298~299話(全2話)、303~305話(全3話)
アニメ化された原作エピソード
原作エピソードは以下の通り。
破面出現篇
110~127話、138~143話(合わせて全24話)
(本来は64話~83話、4話オーバー)
虚圏潜入篇
144話~146話、150~167話、190話~196話(合わせて全28話)
(本来は84話~103話、8話オーバー)
本来はテスラVS一護まで
破面VS死神篇(前半)
197~203話(全7話、後半を含めると全27話)
(本来は104話~109話くらい、1話オーバー)
本来はテスラVS剣八からスタークに織姫が拐われウルキオラのもとに行くところまで
過去篇
206話~212話(全7話)
(本来は124話~127話、3話オーバー)
本来はウルキオラを倒した直後に挿入
(原作は一護がウルキオラのもとに向かう途中で挿入されるが、こっちの構図のほうが分かりやすいと思われるため)
破面VS死神篇(後半)
215~227話、266~272話(全20話、前半を含めると全27話)
(本来は110話くらい~123話、6話オーバー)
本来は空座決戦の従属官戦からウルキオラを倒すところまで
空座決戦篇
273~286話、288~297話、300~302話、306~310話(全32話)
(本来は128話~147話、12話もオーバー)
本来はウルキオラ戦直後から無月一護VS崩玉藍染まで
全118話
※バウント篇64話本編および同じく64話の死神図鑑、護廷十三隊侵軍篇342話にも本篇の内容の一部あり。
これらのエピソードに本篇の内容の一部が紛れ込んでしまっているため、解釈によっては64話~342話が破面篇と言えなくもない。
あらすじ
グランドフィッシャーが現世に襲撃。どうやら虚圏で藍染が暗躍しているようであり、破面を量産していたとのこと。
そして一護の前に平子真子という謎の男が現れ、仮面の軍勢に勧誘し始める。
早速現世に2体の破面・ヤミーとウルキオラが現れ、早速市民を襲い始めるが一護が到着し彼らと戦闘。優位に進めていたものの、ここで内なる虚の妨害が入り始め、戦闘に支障が出始める。
落ち込んでいるところにルキア達死神が現世に再び到着。しかし、彼女達との再会を喜ぶのもつかの間、今度はグリムジョー一味が現れた。グリムジョーの圧倒的な実力に手も足も出せずに敗北した一護。
グリムジョー戦で更に内なる虚の侵食が進んだことで、このままだと虚に人格を飲み込まれると危機感を感じた一護は平子たち仮面の軍勢のアジトに足を踏み入れ、地下室でトレーニングを始める。その頃、チャドと恋次は浦原商店で、織姫とルキアは尸魂界で、それぞれ修行を行う。
そして3度目の破面襲撃を迎える。その連絡で大至急、尸魂界から現世に戻る道中で織姫はウルキオラと遭遇。彼から虚圏に連行する代わりに仲間に別れを告げる猶予期間を与えられた織姫は熟睡中の一護を治療し、何も云わず一護の元を去る。
織姫を助けるために浦原の特訓を受けたチャド、同じく竜弦の特訓を受けた石田と共に、虚圏に向かう。
ウルキオラ戦(初戦)後、グリムジョーにより織姫は救出されるが十刃が襲って来たことにより、救出できそうで出来ない状況が暫く続く。
ノイトラ戦で死にかけるが剣八たち死神が虚圏に到着したことで生還。しかし黒膣を閉じられ(実質、虚圏に幽閉され)、藍染が空座町を襲うのを許してしまう。
その頃隊長達は藍染から空座町を護るため空座町を尸魂界に避難し、代わりに空座町のレプリカを作成しており、虚圏に行っていない隊長がこの空座町(レプリカ)で決戦の準備をしていた。
その頃、一護たちはウルキオラ戦で織姫を正式に救出し、ヤミーと戦った後にマユリが黒膣を解析し開けるようになったことで虚圏から帰還し合流。空座町(レプリカ)で隊長達と一緒に戦うも全員敗北し、尸魂界にある本物の空座町に向かうのを許してしまう。
今度こそ藍染から本物の空座町を護るために最後の月牙天衝の修行を始めたのであった。