KSK(ドイツ陸軍)
こまんどーすぺつぃあからふて
「KSK」とはドイツ陸軍の旅団級特殊部隊。
概要
1996年にカルフのグラーフ・ツェッペリン兵舎に駐屯する第25空挺旅団を基盤にして2000年に編成された部隊。
陸軍指導部に準属し、軍事作戦だけを行う軍事組織である。
また、NATO同盟国であるアメリカのグリーンベレーやイギリスのSAS、フランスの特殊作戦群等に似せて組織されている。
設立された政治的な理由として、ルワンダ虐殺の際にドイツ国民を非難させるためにベルギーのパラコマンドに頼るしかなく、既に存在していたGSG-9は警察特殊部隊であり、ゲリラ戦などの訓練を受けておらず、派遣することができなかったことが要因とされる。
また、KSKの設立に伴い、先祖ともいえるB1降下猟兵中隊部隊は解隊している。
アフガニスタン紛争ではアルカイダの自爆テロリストのセーフハウスの襲撃成功などいった戦火を挙げている。
特殊部隊では珍しく、若い人員ではなく28歳以上の下士官や30歳以上の将校しか入隊することができない。
不祥事
2020年6月、過激な極右思想やナチズムに傾倒している隊員が非常に多いことが判明する。
元からKSKは武器横領や司令官の一人がユダヤ人に対して差別的な言動をしていたりとたびたび調査を受けていたのだが、ドイツでは法的に禁止されているナチス式敬礼などを行っていることが判明し、特にナチズムが蔓延っている一部の部隊を解隊している。
また、一部のネオナチによればそもそも根本的にドイツ軍には2000人以上のネオナチがいる、と言及されている。